戦う風(後編)
飛び込んでいった[ハルカ]。さて、決着は?
悪い視界の中、なんとか[フウヤ]は
「行くよっ!! シップ・・・」と聞き取れた。
『【疾風陣】か、肉弾戦で勝てるわけないだろう』と
カウンターで迎え撃つことにした[フウヤ]
視界が、はれると見たことが無い容姿の少女がいた。
そこで異変に気付く。
その瞬間、赤き炎に[フウヤ]は襲われた。
「ば・かな・・・【風止陣】が消滅した・だと・・」
炎に覆われ、意識を手放した[フウヤ]。
見た事の無い容姿の少女は[ハルカ]であった。
「・・・何とかなったけど・・・私も、もう・・・」
ハルカも意識を手放したのであった。
・・・少々時間逆行
「行くよ!! 【失風塵】」
[ハルカ]の放った異能。 風属性の力を焼失させる塵。
範囲は大きくないが、風の力は全く使えなくなる。 もちろん術者も。
ただし、【失風塵】を[ハルカ]が放つと
[春風]が火属性の[春火]に替わる。
そして、その[春火]が、
「[ハルカ]の「はるか」は「貼火」の[ハルカ]・・・纏え【炎の衣】」
風の盾が完全消滅する直前に炎で覆ったのであった。
【失風塵】は[フウヤ]のほうへ、止まらず進む。
【風止陣】を消滅させ、[フウヤ]に当たり、力を奪った。
【風止陣】が消滅し、無の空間に【貼火】が流れ込んだのだ。
決着が終わったころ、吹き飛ばされていた[るー]が戻ってきた。
「マスター」意識を失っている[ハルカ]に[るー]は言葉をかける。
が・・・返事はない。
「非常に危険な状態」
「待っててね。 すぐに、[すー]姉のところへ連れて行ってあげるから・・・」
人の大きさに大きくなり、春火[ハルカ]を背負う。
風属性の[るー]が長時間、火属性の春火[ハルカ]に接触していては消滅する。
だが、全く気にしないで春火[ハルカ]を背負い歩み始める。
大きくなり、力の消費が増し、苦手属性の相手を背負う。
近い距離ではあるが、かなり危険を増す。
診療所の扉へ何とか到達する[るー]。
ドアをノックするときには、もうほとんど消えかけていた。
「後は頼みます。[すー]姉、[とー]姉・・・」
膝から崩れ落ち、小さな姿へ戻り・・・
そして[るー]は意識を手放した。
・・・Side[???]
「まず、ひとつ・・・」
傷ついた[ハルカ]は? そして、[るー]はいったいどうなったのか?




