[チナツ]の特訓(後編)試験その1
順調に進む[チナツ]に最後の試練が・・・。
[チナツ]の試験は順調に進んだ。
5つ目、6つ目と無事攻略できたようだ。
そして、7つ目最後の扉に手をかけた。
『ここで最後。 もうすぐだよ、[らん]』
心の中で覚悟を決め、扉を開けた。
『え・・・』
[チナツ]は驚愕した。 目の前にありえない人物がいた。
「久しぶりだね。 元気だった?」
忘れもしない、忘れられるはずがない人。
[ダイチ]が目の前にいたのだ。
『[ダイチ]なの?』困惑している[チナツ]。
「あれ? ボクのこと忘れちゃった?
一緒に帰ろう。 そこから出られるよ」
目の前に、扉が現れた。
その姿、声、しぐさは間違いなく[ダイチ]のものだった。
『最後の試験でさいごだから、待ってて』
そう言いかけたのだが、[ミチル]の言葉を思い出した。
「・・・この試験の情報、他の人に漏らしても失格だからね」
唇をかみしめてこらえる[チナツ]。
『ひどい・・・ひどすぎる・・・。こんなのってないよ』
「グズグズしてたら、扉が消えちゃうよ。
ほら、もう消えかかってる」
扉を指さし、[チナツ]に教える[ダイチ]。
『[ダイチ]と[らん]を天秤に・・・
両方を追えば失敗する。
[ダイチ]の方は確証がない・・・』
砂時計へ向かう[チナツ]。ペンを手に取る。
すると、目の前に机、いす、問題用紙、解答用紙が現れた。
[チナツ]のとる行動は?
そして、試験の意図は?




