[チナツ]の特訓(中編)試験その10
失敗して[らん]の悲鳴が聞こえたが、
まだ試験から逃れられない。
[らん]は気がかりだが[チナツ]は試験を続けるのだった。
『同じ失敗は繰り返さない。
[らん]のためにも・・・』
[チナツ]は4つ目の扉を開けた。
「・・・いらっしゃい。 試験問題はアレ。
解答用紙はコレ。 キジュツシキ。完成したらボクに提出。
受け取ったから、試験開始」
大きな昆虫に手渡される。カブトムシだろうか?
「うん。ペンはどこ?」ペンが見当たらないので聞く。
「森の中」。探すのも試験。ヒントここまで」
そう言い残して、カブトムシは森の中へ・・・。
『探す&問題解決&答える。
問題解決が前問の解答用紙と関係有。
森の中へ入る前に問題用紙、解答用紙の確認を・・・。
後、カブトムシ・・・。アレも探さないといけない』
思考をフル回転させる[チナツ]。
『今までの試験、全部ヒントがあった。気づかなかったけど・・・』
[チナツ]は前問の失敗を思い返して気づいたことがあった。
どれも、過去に聞いたり、調べたりしたことのあるものだった。
冷静になって、判断したら、無事解決していたはずだった。
・・・[ミチル]Side・・・
「理解したようね。 間に合ったかもよ?」
[らん]に一言かける[ミチル]。
「信じていますから・・・」立っているのもつらそうな[らん]。
「伊達に、現主人やってないか・・・」
笑顔を浮かべる[ミチル]だった。
・・・[チナツ]Side・・・
「多分、あの物語の通り。 森の中にある。
ペンは購入するはず。 物々交換」
『前のパターンと同じなら、解答用紙を汚さないことのはず・・・』
おそらく、木樹[液]摘[出]。
・・・[チナツ]の予想は的中していた。
問題は※ペンを入手、キジュツシキで担当に提出すること※だった。
解答用紙を汚さないこと。 きっちり明記されていた。
本当の解答は木樹のミツを渡すことと判断したのだ。
・・・試験は[チナツ]の予想的中であった。
樹液を手渡し、ペンを受け取る。そしてそのままペンを
砂時計に返却し、終了を示した。
終了後、部屋を出る。 そして、次の部屋へ向かうのであった。
二の轍は踏まずでした。




