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診療所の四姉妹 ~春夏秋冬~みんな集合~  作者: 水風地火
Season4 (特訓編)その1
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[チナツ]の特訓(中編)試験その8

零れ落ちた涙で文字が見えるようになった[チナツ]。

零れ落ちた涙で文字が見えるようになった[チナツ]は

問題用紙を湖の水に浸した。


※湖の水を排出する方法


孤島にあるポストの正面に日の光を当てること。

正面とは投入口である。

排出はすぐ終わる。


解決策が見えた[チナツ]はすぐさま行動に移る。


「・・・うん、しょ・・・うん、しょ・・・」

力を籠めて、ポストを回してゆく[チナツ]。

少しずつだが、確実に回っていた。

日の光をポストに当てると、地面が震えだした。


「う、わ・・・」慌ててバランスを崩しそうになる。

解答用紙が飛ばされないように抱え込んだ。


・・・しばらくして、水が排出された後には

ポストが見えた。


『これで、ここも突破・・・』

ぬかるみに足を取られないように慎重に歩んでいく[チナツ]。


ポストを回したせいであろうか? 雲行きが怪しくなってきた。

黒い雲があたりを覆っていく。風も出てきて、徐々に強くなっていった。

雨も降りだしそうである。


『早く投函しないと・・・』

そして、ポストの前についたが、投函はできなかった。

雨はまだ降っていなかった。


だが・・・解答用紙が破れてしまっていたのだ。


※解答用紙は、濡らさないようにすること※


そう、解答用紙は濡れて溶けてしまったのだ。

力を籠め、ポストを回し、大事に抱え込んだことが仇となった。


汗で解答用紙は濡れてしまったのだ。


「そんな・・・」

茫然とする[チナツ]。

だが、どうやっても、解答用紙は元には戻らなかった。


『破片だけでも投函しておこう・・・』

半分ヤケになっていた。

だが、できることをしておこうと思ったのだ。


試験終了で部屋の外へ出た[チナツ]は大きな悲鳴を聞いた。

[チナツ]には、すぐわかった。

大切な精霊ゆうじんの[らん]のものであったのだから・・・。


聞こえた[らん]の悲鳴。

いったい何が?

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