魔法は本当にあるのか
断っておくが、私はUFOや宇宙人などはてんから信じていないし、幽霊も全く見たことがないので、これも信じていない。それは非科学的だから現象か何かであろうという理由とは少し違って、なんというか、まず直感で宇宙人なんていないであろうと決め付けているのである。第二に、もしいるのであれば、きっと地球に降り立っている時期であって、もはやテレビで紹介されているだろうと考えるのだ。とにかく、一つ目の「まずはいない」という決め付けが、宇宙人の存在に関する私の答えであり、これで十分であろうと思うのである。
本題に入るが、そんな私がなぜ、摩訶不思議なものに対して、疑問というか、皆に聞いてもらおうと思ったのか。まあ、まずこんな話をしだそう。私の友人のナガミヤが何年か前に言っていたことなのだが、彼が高校に入って少したって、クラスメイトからこんなことを言われたらしいのだ。「お前の中学、おかしい」と。こんな不思議なことがあるだろうか。どの中学もおかしな奴は何人かいるし、そいつらがおかしな発言をすることぐらいはあるだろう。しかし、それは「中学自体がおかしい」という結論には至らない。私たちの中学だけ何やらおかしい。その話をナガミヤから聞いた時、私はこれは何かの「パワー」がそうさせたのではないか、と思ったのだった。
もう一つ、不思議な力(魔法?)を感じずにはいられない事件があった。あれだけ中学の時に悪だ、悪だと言って騒ぎ立てていた連中が、今頃によって善だ、正義だと言っていることである。そして、その連中は「自分らは昔からずっと正義だった」と主張しているのである。こんなおかしいことがあるか。その連中がバカであるか否かというよりも、その連中は私と共に学生生活を歩んだ仲間である。私はこの一件も「魔法」によって、誰かが、あるいは誰かの作った機械(?)によって、為された仕業であると踏んでいる。あらかじめ断っておいたけれども、私はUFOなども、宇宙人なども信じない。信じることは現実のプロではない。
ところが、私は魔法というものは案外、理解できるものとして在ると思っている。その証拠に、どうしても現実ではありえないできごとの事例を二つ挙げただろう。しかし、それはいったい誰がどのようにして作ったか、あるいは使っているかということである。よく映画とかであるのはNASAの秘密事項で一般市民には内緒にするとか。でも、私の今回の魔法の件はそんな規模ではない。これはちょっと未来の地球人の陰謀ではないか、とか。例えば、ドラえもんの世界では未来の人が「現在」に直接、タイムマシーンを使って来ることは禁じられている。それは「未来パトロール」という時間を取り締まる人たちがそういうきまりを作ってやっている。では、私が主張している魔法とは未来の違反者たちの仕業ということになるのだろうか。それとも、ただの魔法使いの魔法だろうか。それは分からない。ただ、一つ気がかりなのはこのパワー(魔法)が個々それぞれの学生時代にだけ存在するということだ。そして、学生時代が終わると、パワー(魔法)によって記憶が消され、皆そんなものなかったかのように振る舞うのである。そして、それは私の場合だけ記憶が残されている。この話ができるのはそのためだ。だから、この話をこのなろうで喋っても、ほとんどのユーザーは興味を示さないのだ。しかし、私の記憶は残っている。だから、私は皆が何らかの興味を示すように書かねばならないのだ。ところが、なぜ私の記憶にだけ残っているのだろうかということの論証は、もはや私の考える範囲内をとうに越えてしまっているのだった。




