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「苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。」
山本五十六海軍大将
ICTO・・・正式名称、International Counter Terrorism Organization(国際テロ対策機関)・・・は国際連合と連携協定を結んでいる国際対テロ組織だ。
ICTOの設立理由はいくつかあるが、設立のきっかけとなったのは1962年に起きたキューバ危機だ。
この事件は当時冷戦中の米・ソが核戦争一歩手前までいった事件だった。
この事件を受け、当時国連が極秘に立案、成熟させていたところにいくつかの出来事が起こったのである。イスラエルがテルアビブとエンテベで、ドイツがモガディシオで、見事ハイジャック犯を制圧し、人質を救出した。しかし今後さらに多くのテロが発生すると予測し、1980年4月1日に設されたのがICTOだ。
ICTOの主な任務は設立当初より4つに分けられる。
1つ目は米・ソ冷戦の活発化により起こるであろう第三次世界大戦の阻止。
幸い米・ソ冷戦は熱い戦争に発展する前にソ連の崩壊を始めとする様々な出来事によって終結した。しかし現在その任務は対象を近年国防費が増加している中国やロシア、核開発を行ってるイランといった国々に変え、継続されている。
2つ目は世界中で活発化している国際的なテロリズム・・・数ヶ国に跨がっているテロ行為等・・・に対する対応だ。
まだ当時対テロ戦に対応出来る特殊部隊は英SAS、豪ASASR、新1stNSASGp、仏GIGN、独GSG-9、伊GIS、米1stSFOD-D、といった部隊があるが数は現在よりも少なく、装備や設備なども整っていた部隊は少なかった。そのためにICTOが対テロ活動を行うようになった。
3つ目は国連の利益に反する計画や非人道的な実験、行為などの阻止である。
・・・テロリスト養成キャンプや麻薬の精製工場を破壊等・・・
4つ目は各国が特殊部隊を編成する際に支援や助言を行い、教練や演習を行う。編成後も対テロ分野に限り、世界中の特殊部隊の技術向上の為の訓練を行っている。またいくつかの国々が集まって行われる合同訓練及び合同演習の企画、調整、参加も行っている。
組織構成
ICTOの創設理由を説明したところで次は、組織の構成について説明をする。ICTOは国際連合と連携協定を締結している専門機関の1つで、司令官という役職をトップに主に議会、作戦部、情報部、研究部、査察部、行政本部に分かれる。
・議会
議会は各部署の上層部が行う会議の場。議長は最高責任者である司令官が兼任する。
・作戦部
実際に作戦行動を担当する部署。各国軍や治安維持機関、警察、その他機関と繋がりがある。その中でも特に1stSFOD-D、DEVGRU、SAS、SBSとは共同作戦も多いので、交流は頻繁に行っている。
実戦部隊は、司令部戦隊、南大西洋戦隊、インド洋戦隊、太平洋戦隊の4つの戦隊があり、それぞれの担当エリアにある国々に基地が存在する。各戦隊は規模は異なるが戦隊長(中将)をトップに運用グループ、兵站グループ、支援グループ、施設グループに分かれる。
責任者は作戦部長(大将)
・情報部
情報収集・情報分析を行う部署。各国情報機関と関係を持ち、偵察衛星を多数保有している。その対象は個人、組織、国家、すべてだ。世界中から得た情報を元に検討を重ねて、重要案件を作戦部に連絡し、作戦行動を起こすのが、主な任務。情報部は作戦部と同様に、世界各地に施設があり一部の施設はCIA、SIS、NSA、GCHQ、DGSE、モサドと共有している。それぞれ担当事案ごとに核拡散防止センター、対テロセンター、防諜センター、麻薬対策センター、CISセンター、欧州センター、近東・南アジアセンター、東南・東アジアセンター、アフリカ・中南米センター、技術支援センターに分かれ、技術支援センター以外のセンターはヒューミント(HUMINT)を行う部署とジキント(SIGINT)を行う部署、その二つの部署が得た情報の評価、分析、資料の作成に従事し作戦部や各国、国連に報告する部署に分かれる。また、ジキントを行う部署では世界でトップクラスの性能を持つ光学偵察衛星、合成開口レーダー偵察衛星、情報偵察衛星を運用している。
責任者は情報部長(大将)
・研究部
新技術や新兵器、新装備の研究開発。各種戦略・戦術の立案や検討を行う部署。ここで開発された物のダウングレード版が各国軍やその他の機関で運用されている物もある。
責任者は研究部長(大将)
・査察部
ICTO内の監査が主な任務。他の国連機関や政府機関の監査も行い、独自の実動部隊も保有している。
責任者は査察部長(大将)
・国際宇宙局
国連の宇宙に関する政策を担当したり、各国の宇宙機関の連携、情報の伝達ルートの役割を果たす。
ICTOが保有する通信衛星、気象衛星、航法衛星、光学偵察衛星、合成開口レーダー偵察衛星、情報偵察衛星、早期警戒衛星、核実験監視衛星などの保守、管理や打ち上げなども行う。
責任者は局長(文官)
※この部署はICTOの所属でなく、国連の傘下にある。
・行政本部
ICTOの総務、人事、訓練、警備等を担当する部署
総務部、人事部、訓練部、警備部、会計部、法務部、秘書部、会計監査部等がある。
※訓練部は各部署の人員の研修、訓練の他に、希望する個人や団体等に対して訓練を行い、各国軍や治安維持機関、警察、特殊部隊の訓練は作戦部の方が行う。
責任者は行政本部長(大将)
以上1つの議会と5の部署で運用されているのが、ICTOである。
ICTOの中でもこの小説の主人公達が所属している太平洋戦隊について以下にまとめておく。
・太平洋戦隊
この戦隊の担当範囲は北は北極、南は南極、西はロシアはエニセイ川を南下し中国とカザフスタンの国境を南下し、ネパールとバングラデシュの国境を通り、ペンガル湾まで、東は北米と中南米の太平洋側である。これは4つの戦隊の中で一番広い活動範囲なのである。そんな戦隊の編成は以下の通りである。
┌司令部
│ 戦隊長
│ │└副戦隊長
│ │
│ └戦隊幕僚
│ ├司令センター
│ ├会計監査
│ ├運用監査
│ ├人材管理
│ └法務
├運用グループ
│ ├水中ユニット
│ │ ├攻撃潜水隊
│ │ └潜水支援隊
│ ├水上ユニット
│ │ ├特殊舟艇隊
│ │ ├遠征打撃群
│ │ └空母打撃群
│ ├陸上ユニット
│ │ │ └特別対応班
│ │ │
│ │ └第2特殊作戦グループ
│ │ ├航空隊
│ │ ├車両隊
│ │ ├山岳隊
│ │ ├舟艇隊
│ │ ├潜水隊
│ │ ├情報隊
│ │ └電子隊
│ └航空ユニット
│ ├第201空母航空団
│ ├第202空母航空団
│ ├第203空母航空団
│ ├第204戦闘航空団
│ ├第211戦闘航空団
│ ├第221哨戒航空団
│ ├第241支援航空団
│ └第602ヘリ団
│
├兵站ユニット
│ ├兵站支援中隊
│ ├第21整備中隊
│ ├第22整備中隊
│ ├第23整備中隊
│ ├燃料弾薬中隊
│ └輸送供給中隊
├支援ユニット
│ ├通信小隊
│ ├任務支援小隊
│ ├業務小隊
│ ├医療隊
│ ├警務中隊
│ └保安中隊
└施設ユニット
├第2工兵中隊
├第6工兵中隊
└第20工兵中隊
ICTOが保有する銃器、兵器、車両、航空機、艦船を表にしたいと思います。
※マークスマンライフルはスナイパーライフルまたはバトルライフルの欄に入れます。
※無反動砲、対戦車摘弾器は対戦車ロケットに分類します。
※実際には存在しない物もあります。
※独自の改良を加え使っている物もあります。
・拳銃
SIG P220-1、P226、P227、228、229、P232、P250、SP2022、GSR、Mk25、M1911A1、MEU、キンバーMARSOC、デトニクスコンバットマスター、ストライクガン、ローバー R9 、システマ・コルトM1927、スタームルガー MkⅢ、S&W M&P9、M&P9C、M&P45、M&P45C、レミントン デリンジャー、FN ハイパワーMkⅢ、Five-seveNタクティカル、ベレッタ M92FS、M92A1、90Two、M9A1、Px4、Px4SD、グロック17、19、18C、21、26、H&K USP、USPコンパクト、USPタクティカル、HK45、HK45C、HK45T、P46、P11、IMIジェリコ941、デザートイーグル、MP444バギーラ、USSR マカロフPMM12、マカロフPB、トカレフ、PSS、ワルサー P99、ミネベア 9ミリ機関拳銃、CAA タクティカルロニ、CSH コーナーショットCSM、コーナーショットCS40、コーナーショットCSAPR
・ショットガン
ベネリ M4スーパー90、M870MCS、M870P、モスバーグ M500、M590、M590A1、M9200A1、MPS AA-12、US M26MASS、イジェマッシ サイガ12K、サイガ410K、サイガ 410K-01、サーブスーパーショーティ、フランキ スパス12、スパス15
・サブマシンガン
H&K MP5A4、MP5A5、MP5SD5、MP5SD6、MP5SD-N、MP5PDW、MP5KA4、MP5N、MP5F、MP5J、UMP45、UMP9、MAC M10、M11、IMI ウージー、ウージープロ、ミニウージー、IMIMTAR21(SMG)、OC-14グローザ4、KBPPP2000、イジェマシ PP-19、PP91ケダール、ステアー MP9、AUGSMG、TDI クリス・スーパーVベクター
・PDW
H&K MP7A1、FN P90
・アサルトライフル
US M16A2、M16A3、M16A4、M4A1、M4MWS、M933、Mk-18Mod0、Mk-18Mod1、コルト CM901、バレット M468、ナイツ SR16、マグプル MASADA、FN SCAR-L、FNC、F2000、H&K G36A2、G36K、G36C、HK33A2、HK33A5、HK33KA2、HK33KA3、HK53A2、HK33A3、HK416、M8、M8BC、M8CC、M8AR、IMI ガリルARM、ガリルSAR、ガリルMAR、TAR21、CTAR21、MTAR21、KBPA91、USSR AK47Ⅲ、AKS47、AKM、AKMS、AK74、AKS74、AK74M、AKS74u、APS、ASVal、デジニトクマッシ SR-3、イジェマッシ AK101、AK102、AK103、AK104、AK105、シグSG550、SG551、SG552、ベレッタ AR70/90、SC70/90、SCS70/90、ARX160、ロビンソン XCR-Lスタンダード、XCR-Lマイクロ、豊和工業 89式小銃、シグアームズSIG556SWAT、ステアーAUGA1、AUGA2、AUGA3
・バトルライフル
H&K G3A3、G3KA4、、HK417、FN SCAR-H、FAL、US M14木製ストック、M14、DSA SA58スタンダード、SA58パラ、SA58カービン、SA58OSW、豊和工業 64式小銃
・軽機関銃
FN M249、M249Para、M249SPW、Mk46Mod1、Mk48Mod0、M240G、M240L、サコー M60、M60E3、M60E4、Mk43Mod1、CIS ウルティマックス100、IMI ネゲヴ、H&K HK21E、HK23E、HK11E、HK13E、MG36、MG3、MG4、RSAF エンフィールドL86A2、USSR PKM、PKP、RPD、RPK、RPK74
・スナイパーライフル
レミントン MSR、M24SWS、M40A3、M40A5、RSASS、ナイツ M110SASS、SPR Mk-12Mod0、Mk-12Mod1、M14DMR、Mk14Mod0EBR、H&K G3SG/1、MGS-90A1、PSG-1、G28、SL-8、イジェマッシ SV-98、KBPSVU、SVU-AS、USSR VSSヴィントレス、FN SCAR-SSR、ワルサー WA-2000、AMP DSR-1、GIAT FR-F2、アキュラシーインターナショナル AW、AWP、AWM300、ASM338
・対物ライフル
アキュラシーインターナショナル AS50、AW50、AW50F、AX50、マクミラン M87R、M89、バレット M82A1、M107、M95、M99、PGM ヘカートⅡ、ダネル NTW、MON ゲパードM4、ゲパードM5、ゲパードM6、チェイ・タック M200
・グレネードランチャー
コルト M79、M203A1、US Mk-19、M25、M307、Mk-47、H&K HK-69、AG36、M320、RSAF アーウェン37Tactical、アームスコー MGL-140、USSR GP-30、
・対戦車ロケット
RPG-7、RPG-7V2、RPG-7D3、RPG-16、RPG-22、RPG-27、RPG-29、RPG-30、RPG-32、パンツァーファースト3、AT-4、M3カールグスタフ、M72E8、M72E9、M72E10、SMAW、MATADOR
・対戦車/対空ミサイル
01式対戦車誘導弾、FGM-148、スパイクMR、スパイクLR、FIM-92ブロックⅡ、個人携帯地対空誘導弾改、SA-18
・迫撃砲
M244、L16、MO120RT、EFSSDragonFirell
・車両
ピックアップトラック、TOYOTA LANDCRUISER200、CADILLAC ESCALADE、CHEVROLET SUBURBAN、LEXUS LS600h、NISSAN CARAVAN、Toyota Hiace、Audi S6、Audi A8L W12、Mercedes Benz V 350 AMBIENTE long、NISSAN FUGA、Nisssan CIMA、LEXUS GS350、FAV、MAV-L、M1114、M1121、M1145、M1151、M1152、軽装甲機動車、MRAP-MRUV、MRAP-JERRV、LAV-25、LAV-AT、LAV-EFSS、LAV-AD、LAV-R、LAV-C2、LAV-LOG、LAV-MEWSS、M1126、M1127、M1128、M1130、M1131、M1132、M1133、M1134、M1135、M1136、M1161ITV-LSV、NBC偵察車、機動戦闘車、近接戦闘車、中距離多目的誘導弾システム、THAAD、ペトリオットPAC-4、03式中距離地対空誘導弾改、11式短距離地対空誘導弾、93式近距離地対空誘導弾、12式地対艦誘導弾、M1070、73式小型トラック(新)、73式大型トラック(新)、74式特大型トラック、1トントレーラ、1トン水タンクトレーラ、2.5トントレーラ、10式雪上車、スノーモービル、オートバイ、73式特大型セミトレーラ、施設作業車、坑道掘削装置、道路障害作業車、小型ドーザ、中型ドーザ、大型ドーザ、グレーダ、パワーショベル、バケットローダ、トラッククレーン、タイヤローラ、07式機動支援橋、92式浮橋、パネル橋MGB、JMRCーC4、野外炊具1号22改、野外入浴セット2型、野外洗濯セット2型、浄水セット、野外手術システム、3トン半燃料タンク車、3トン半航空燃料タンク車、3トン半水タンク車、除染車、液体散布車、粉末散布車、発煙機3型、消防車、救難消防車
・艦艇
ペガサスMkⅤ型、RHIB、SOC-R、CRRC、タイコンデロガ級、あたご級、あきづき級、ズムウォルト級、インディペンデンス級、フリーダム級、ジェラルド・R・フォード級、アメリカ級、サプライ級、シーウルフ級、ヴァージニア級、改オハイオ級、グラム級
・航空機
MH-6M、AH-6M、MH-60M、MH-60Stealth、HH-60M、MH-47G、MH-53N、CV-22S、MH-60R、MH-60S、AH-64E、RAH-66、Mi-26、VH-71、F-22、FB-22、F-35A、F-35B、F-35C、F/A-18E/F、EA-18G、F-2E/F、AC-130J、M-117、EP-3EAriesⅡ、OP-3C、E-6、E-2D、E-10Spiral1、E-10Spiral2、E-10Spiral3、RQ-1、MQ-1C、RQ-4、RQ-7、MQ-8B、MQ-9、RQ-11、RQ-14、RQ-170、P-8、P-1、C-2A、C-5M、C-17B、C-2、MC-130J、MC-130W、An-124、C-27J、KC-46A、U-25、U-4
この小説を以前から読んで頂いていた方々へ
先日はご迷惑をおかけしました。この場をお借りして謝罪いたします。申し訳ありませんでした。
運営の方からは改稿が行われていれば再投稿して構わないと連絡をいただきました。とりあえず、改稿し、問題がないと判断した話を投稿していきたいと思います。以後の話は時間が出来次第、改稿して以前の状態まで進行させたいと考えています。
こんな自分と小説ですがこれからもよろしくお願いします。