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なんかこう・・・某団長を思い出すなぁ

 と、いうわけで。


 森に着きました。って言っても館はまだ見えてるから、そう遠くないとこだけど狭い場所で魔法使うよりかマシだと思った。


 「まずは、危なくなさそうのから試してみよう。火系統は森が焼けるから却下として、土とか風とか一部の雷魔法ぐらいかな」


 そう言いながら少し森の奥に入り、館が見えなくなるぐらいまで来たとこで足を止める。


 「ふぅ。ここまで来れば見られなくてすむよね。確か、魔法を扱う時の基本は魔法陣を書き、正しい詠唱を行い、キーワードに魔力を込めるだったはず」


 なら部屋で行った『火よ』もちゃんとした手順を踏めば、威力が上がったかもしれないなぁ。まぁあんなところで火事を起こす事になったら絶対やばかったけど。


 「最初は土魔法からでいっか。まず魔法陣を地面に書いて」


 慣れた手つきで地面に複雑な文様を描いていく。まさかこんなところで、前世でやっていた魔法陣を書く練習や、記憶力が役に立つとは。無駄じゃなかったことがちょっぴり嬉しい。


 「詠唱は「大地よ我に鉄壁の加護を見せよ」『壁よ』」


 その瞬間、魔法陣が輝き一瞬のうちに5mはある壁が出現する。やっぱり物理法則は完全無視してる。これだけの質量をどうやって一瞬のうちに用意しているんだろう?


 「ま、いっか。細かい事は気にするなって偉い人も言ってたし、今度はこの壁を強化してみよう」


 頭の中に硬度強化と思い浮かべると、先ほどのよりも10倍難しい魔法陣が頭の中で思い浮かぶ。この辺も称号が関係しているんだろうけど、通常ならこれだけの情報量を頭にいきなり叩き込んだらどこか不具合がおきるはずだが、この程度前世で考えていた事に比べればまだましなのでなんともない。


 「「我は今ここに示す。聖なる加護を与え、敵を打ち破る護りとならん」『硬度強化』」


 すると壁に刻んだ魔法陣が一瞬輝く。だが見た目的にはなにも変わっていない。これで本当にこの壁は固くなっているのだろうか?違う魔法をぶつけて試してみよう。


 「いちいち書くのも時間がかかるから、詠唱だけでいいかな。「風刃よ今我の前に敵を切り裂く暴風を見せよ」『鎌鼬カマイタチ』」


 一際ひときわ大きな風が吹いたと思ったら、壁の周りの木々が全て倒れていた。しかも切り口はどんな手口を使ったら、こんな綺麗な切れ方をするのか不思議なくらいな形でだ。


 「けど壁にはカスリ傷一つ付いてないんだね。これは確かに成功かな?じゃあこの倒れた木に今度は、「聖なる息吹よ今傷付き者達を癒せ」『祝福の風』」


 すると、倒れた木の切り口や木全体から新たな大木が生まれた。おお!省エネだな~と見てると切り株や、そこらの地面から一斉に緑が広がる。いきなりのジャングル化にポカンとした顔になったが、これはこれで悪いことではないのでよしとする。これからの課題としたら、もう少し範囲を限定できるようにするか、他の工夫をしなければならないと思いながら他のも試してみる。


 「他の魔法なら・・・やっぱり召喚もやってみたいよね!くぅ~念願の夢が叶うな~!地球で悪魔召喚の儀とかやっても何もなかったから、正直がっかりしてたけどここでなら存分にそういったことができるしね!」


 「ええっと確か召喚の時は、魔法陣を書き、契約の詠唱をして、使い魔がそれを承認すればいいんだっけ?よし!やるぞ~!」


 そう言いながら地面に鼻歌まじりで魔法陣を書きあげていく。そして完成した後その上に乗り


 「「我アーセル・ウレイスト・ホーエルラの名を聞け。天より生まれし者達よ、魔に変わりし者達よ、我が使い魔たる者をここに今呼び寄せ契約を交わそう」」


 一瞬魔法陣が光ったと同時に地面に書き上げた魔法陣と共に壁が崩れ去る。あれ?なんか間違えた!?と思っているとーーー


 ガガガガガガガ!!とゆう音と共に巨大な門が前後左右に現れる。けどそれらは一つ一つ違う装飾が入った門だった。


 目の前の門は、天使が左右で門から現れる者にたいして頭を下げているアーチが。


 右側の門は、二頭の昇り龍が描かれた門が。


 左側の門は、鳥居と狛犬にしては少々でかい物があったり。


 後ろの門は、鬼と悪魔が門を支えている絵が。


 そして眩い光と同時に門が開く。そこにはーーー


 青年(天使の翼付き)とチャイナ服を来た美女(角と尻尾有り)と真っ白な犬(狼?)に乗った巫女服幼女(狐耳生えてる)と執事姿の青年(ねじれた角付き)が現れた。


 すると一斉に膝をつき。


 「「「「「我が主に忠誠を。あなたの身が尽きるまで」」」」」


 ええっと・・・どうゆうこと?

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