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出会い

もう何もかも嫌になる日ってあると思うの。


噂では、商店街を抜けた人通りの少ない路地に怪しげな本屋があるらしい。


でもね、見た人もいれば見ない人もいる。


それを私は見つけた。


怪しげな本屋。


中に入ると一冊の本を手に取る。


すると今まで本屋だった場所が空地になって、私の手には本が握られていた。


読めないはずのおかしな表記の文字をつぶやくと、胸の部分がチクリと痛んだ。


星形のような、羽のようなやっぱりおかしなマークが私の胸に刻まれていた。



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