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詞集  作者: りらいず
15/16

重ねてゆく日々

たくさんの出会いと

ありったけの想いで

私は生まれた


暖かい香とか

深い陽とかは

まだ見られていないけど


時計の針は残酷で

まるで痛めつけるが如く

深刻そうな顔をして

刻んでいく、恐ろしい凶器



重ねて行く日々

限りをつけてゆこう

もう戻れない事など

さいしょから しっていたはず


吐息とため息の違いは

安らぎの有無によります

束ねた髪と札も

空に舞った。



帰らない時間と

身にしみる想いで

私はつくられた


人の関係とか

笑い合う夢は

とっくの昔に消えた


思いを馳せるうちに

私は何処かへ逃げたくなる

涙さえ浮かべられずに

そのまま何処へゆくというのか



重ねて行く日々

もう忘れていきたい

大切なモノなど無いと

さいしょから わかっていたんだ


おもいとおもいの違いは

こころかからだかということ

好いていた鳥は

遠出をした。



たくさん・えいえん・ずっと・みらい

ずっと偽善で終わっていく

人はいつまで嘘をはきつづける

もう、終わりにしよう



重ねて行く日々

今はもう無いから

描いている筆を置き

さいしょから はじめていこうか


始まりと終わりの違いは

進む向きによります

歩き始めたのは

もう昔のこと。

社会風刺的な

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