第七話「リグレット部の目的」
そうして明日になりリグレット部に来ていたが、
「今から僕達はレイとサクを励まして、次のアークとの時のために万全の状態にする必要がある。」
とトワとレイを除いた4人が話している。
ん?四人?何でユイナもいるだ?
と気になりドアから覗いていた。
能力でトウマにバレたのか、手を振られている。
「はい!お兄ちゃんはパソコンを壊した方が早いと思います。」
おい俺の命より大切なパソコンを
引き合いに持ってくるんじゃない!!
「それはサク死ぬんじゃない?大切なパソコン壊されたら。」
とトウマがフォローしてくれた。
今度アイスを奢ってやろう。
「あ、あのーレイさんはどうするんでしょうか?私、昨日家行った時、眠れてなかったのか、クマが凄かったし。」
「あーそれは大丈夫」とトウマが言った。
「それはうちのリーダーが何とかしてくれるからさ。」
と意地悪な顔をしながら言った。それを聞いていたキョウは、飲んでいたお茶を吹き出した。
「バカ言うな、俺もツムグ程ではないが、人と話すのが苦手って知っているだろ、それも傷心中の相手にいい言葉をかけれる訳ないだろ。」
「そ☆れ☆をやるのがリーダーの勤めってやつでしょ頼みますよー」
と煽るようにトウマが言った。
「私には無理だったけどリーダー任せた。」
「じゃあお兄ちゃんの話もお願いします。」
と流れるように押しつけた。不意に後ろから声がした、
「あんた何やってるの?」
と少し疲れているが決意を固めた目をしていた。その隣にトワがいた。
「こんにちは助けていただいてありがとうございます。」
と記憶を失ったせいかめちゃくちゃ敬語になっていた。
「全然敬語じゃなくていいよ。それより中に入ろうか。」
とようやくその扉を開けた時、
「いーやーだ!!僕は行きたくない!」
と能力を使い逃げようとするが、すぐにユイナの集める能力で戻され、
「ツムグ挟み撃ちをするぞ。」
「わかった.....絶対にレイのところに行かせる!」
と謎の乱闘が起きていた。コイツらは何をやっているんだか、
*
それから少し経って皆が落ち着きを取り戻した時、
「はあはあ.....死ぬかと思った。」と満身創痍のキョウがいた。
それを見てゲラゲラとトウマが笑っている。
「てかトウマ!!皆来てるなら教えてよ!!」
とリーダーとは思えない声をしていた。
「ああごめん、うちのリーダーの威厳(笑)を新人に見せるために黙っていたのさ。」
とニヤニヤしていた。
突然申し訳なさそうにレイが言った。
「みんなありがとう....トワを救ってくれて、そしてごめん私のこと不安にさせちゃって.....」
僕もトワを救えなかった身、言葉が見つからずに困っていた時キョウが言った。
「いや僕らは大丈夫さこんなバカなことしてるんだし、三人が何ともなく来てくれてるのが嬉しいよ。」
とニコッと笑った。
「よっ!俺らのリーダー世界一!」とはやしたてるトウマを横目に、
「もう大丈夫なの三人とも?」
「私はもう大丈夫、私はトワやみんなから守られて、
ばっかりだった。だから今度はみんなを私が守りたい。」
「僕もまだなにがなんだかわからないけど、僕のことを救ってくれた人達に恩返しがしたい。」
とレイとトワは言った。少しトワはレイの方を見て照れているのを見てトウマはオモチャを見つけた顔をしていた。
.....この流れは僕も今後の抱負を言わなければいけないやつなのだろうか?正直現状を見るにリグレット部に入ることは確定しているだろう。
しかし抱負と言ってもなにを言う?今度は二人を守れるように頑張ります。(キリッ)ダメだなんだか恥ずかしすぎて死ねる。
クソ!変な流れ作りやがってと僕が悩んでいる時、
「サクはトワを直せなくて気負っているかも知れないが、僕のことは気にしなくて良いし生きているだけで、ありがたいと思っている。」
とトワは言った。その瞳は真っ直ぐで初めて会った時とは思えないぐらい、僕を見ていた。
【それじゃあみんな揃ったことだしこれからのリグレット部の活動について話をしよう】
とキョウは椅子に座わりリーダー感を出して言った。
「その前に二人とも、リグレット部に入部してくれるってことで大丈夫?ちなみにユイナは三人が来ていないタイミングで入部したからさ。」
ユイナに対して、何勝手なことしているんだと思いつつ。
「ここまで来たらもう確定みたいなもんでしょ。」
と諦め混じりの声で僕はそう返した。
「はい!僕は大丈夫です。それに行くとこなんてないですし、レイの家にも止めさせて貰ってますし。」
その時ニヤニヤしながらトウマは言った。
「ヒュー、お熱いねお二人さんいやーバカップルぶりが見ていてこっちが熱くなるよ。」
とトウマは言いながら、手で覆い隠した時、
レイが腹に一撃お見舞いした。
「ガハッ」と腹を抑えて悶えている。
トウマを横目に早く話を進めろと目配せしてきた。
それに少しキョウはビビりながらも話出した。
「それじゃ話そうと思うリグレット部の3つの目標とある組織について。」
「まずトワ、能力とはどのように発現するかわかるか?」
僕は心の中でわかる訳ないだろ、
記憶失っているんだからと思っていたが、
「はい!能力は人間としての第六感を引き出してる。
例えば超人的な勘で未来を当てる。っていうのが能力であると推測されていますよね。」
.....こりゃ驚いたどうやら僕よりも能力について知っているらしい。
「私が少し話しといたわ。」
「へぇーそれは家でラブラブしてる時に?」
とトウマが腹を抑えながら言ったが今度顔面に拳が飛んできた。.....全く懲りない奴だ意地悪をしないと死ぬ病気にかかっているのだろうか?と言おうとしたが昨日妹に顔面パンチを喰らわされたのを思い出し、黙った。
「はあーそう能力の成り立ちは大体合っているが、使いすぎると代償がある。君の代償は死だったが、
ツムグとサクによって記憶に変わったって言えばわかりやすいかな?」
隣で殴られてるトウマに呆れつつトワに説明した。
ツムグはえっへんと可愛らしいポーズを取っている。
「リグレット部の目標を言おうと思う、それは.....」
ゴクリ.....僕とトワ、ユイナは息を呑んでいる。
【能力を消すことだ。】
それを話した瞬間、さっきまで騒いでいた空気が一気に静まり返った。
「ちょっと待ってよ能力を消すことなんて出来るの!?」
とユイナが驚いたように聞いた。
「それを探すのがリグレット部って訳!」
と裏を返せばなにも進んでないだけじゃないかと思いながら、
「そしてその方法を探すために能力者を集めている。」
「なんで能力を消す必要があるの?」とユイナが言った。
僕も思った能力を消してしまえば、それこそトワの直し方なんて一生みつかるわけがない。
「それはとある組織が関係しててね、まあ単純に僕らが過去能力のせいで少しだけトラウマがあるから
消したいのもあるんだけど。」
ヘラヘラしながらトウマは言った。まだ顔に殴られた跡がある。正直クソダサい。
「今からその組織について話そうか、
まあそれにはツムグの過去も交えながら話す事になるから少し組織の説明をするね。」
「その組織はアーク通称神域機関って呼ばれてるよ。」
アーク....昨日パソコンで見たまんまだ。
「その組織は能力を集めて.....」
【神の再興を目指している。】
「一人の人が持ってはいけない力、それと.....」
【神の信者化.....全人類能力化をしようとしている。】
「そんなことしたら!」
「ただでは済まないだろうね。少なくても今の政府は瓦解して
能力を使う戦争だって起きてもおかしくない。」
「だから僕らは根本である能力を消す。」ことにしたのさ。
「それじゃあ襲撃して来た奴等はアークの奴等なんですか?」
とトワは聞いた。
「その可能性が高いだろうね。ツムグ話せるかい過去のこと。」
優しくキョウは言った。
「はい、話せます。」ツムグは大きく深呼吸をした。
「今から私が話すのは断片的でそれで....」
【アークのところで実験台にされていた話です。】




