第6話:ライバルとの本格対決
森の奥、ZIRCONの光がより強く揺れる場所に到達したリオたち。倒木や小さな生物との試練を乗り越え、仲間の絆は少しずつ深まっていた。
しかし、光の正体を目にする前に、再び背後から冷たい視線が迫る。
「ここで止まるのか?」
黒いマントの影が風を切って現れた。ライバル、レオン・ヴァルターだ。前回よりも鋭さを増した視線が三人を射抜く。
「君たち、森の奥まで来るとはな」レオンの声に威圧感が漂う。
「僕たちは……光の正体を確かめに来たんだ!」リオは力強く言い切った。
「ふん、では試してやろう。君たちの実力を」レオンは両手を広げ、小さな魔力の波動を放つ。
「うわっ!」リオは慌てて後ろに飛び退く。ミアはリオの腕を掴んで支え、セリスは冷静に避け方を指示する。
「リオ、右に回って!ミアは後ろを抑えて!」セリスの声が緊張の中でも落ち着きを与える。
三人の動きは自然と連携していた。リオは恐怖を感じながらも、仲間と一緒ならできるという確信が胸にあった。
「これなら……いける!」
小さな攻撃を避けつつ、リオは倒木の陰からレオンに向かって一歩前に出る。
「僕たちは諦めない!」
その瞬間、レオンの表情が少し変わった。驚きと興味が混ざった鋭い瞳。
「……やるな、君たち」
三人の協力で小さな勝利を収めるが、勝敗はまだ決まっていない。光の奥で、未知の力が静かに揺れている。
リオたちは息を整え、仲間の顔を見つめ合う。小さな勇気が、確かな絆に変わっていた。
「これからだ……僕たち、もっと強くなるんだ」リオの声に、セリスもミアも頷いた。
森の奥で揺れる光は、まるで彼らを歓迎するかのように、さらに輝きを増していた。
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