第5話:友情の芽生えと小さな試練
森の奥深く、ZIRCONの光はますます輝きを増していた。リオ、セリス、ミアは慎重に足を進める。
「ここまで来ると、少し怖くなるね……」リオが小さな声でつぶやくと、ミアが手を握ってくれた。
「大丈夫だよ、リオ!一緒に行こう!」
セリスは少し距離を置いて二人を見守る。冷静な瞳にわずかに柔らかさが混ざる。
「……頼りにしてるわよ」
その時、森の小道に倒木が道をふさいでいた。普通なら簡単に飛び越えられるが、落ち葉で滑りやすく、慎重に進む必要があった。
「ここは僕が先に行くよ」リオは手を伸ばすが、うっかり枝につまずきそうになる。
「リオ、気をつけて!」ミアが駆け寄る。リオは支えられ、なんとか倒れずに踏みとどまった。
「ありがとう……」リオは息を切らせながら笑う。
「……こういう時は協力するのが一番」セリスが自ら先に倒木を確認し、安全な道を指示する。
「なるほど、これなら安心だね」リオは仲間の指示に従い、一歩ずつ慎重に進む。
倒木を越えた先、森の光は一層強く輝き、まるで彼らを褒めるかのようだった。
「みんな……ありがとう」リオは深く息をつきながら言う。胸の奥に、小さな達成感と仲間への信頼が芽生えていた。
ミアが手を叩きながら笑う。
「ねえ、リオ。こうして一緒に冒険すると、すごく楽しいね!」
セリスは少し顔を赤らめて目を逸らす。
「……う、うん……楽しい……かも」
リオは二人を見て微笑む。小さな試練を乗り越えたことで、三人の間には友情の芽が確かに生まれていた。
しかし森の奥では、まだ未知の存在が光の奥に潜んでいる。リオたちは互いに目を合わせ、胸を高鳴らせながらさらに一歩を踏み出した。
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