第4話:小さな事件と森の生物
森の奥、ZIRCONの光に近づくリオ、セリス、ミア。足元の落ち葉が柔らかく音を立て、時折風に揺れる木々の葉が光をきらめかせていた。
「気を抜かないで、まだ何か出てきそうね」セリスが鋭く周囲を見渡す。
「うん、でも僕、怖くないよ。みんなと一緒だから」リオは胸を張って答える。
その時、小さな影がリオの足元を横切った。
「!?……な、なんだあれ!」リオが飛び退くと、影の正体は小さな森の生物だった。丸い体に光る羽がつき、まるで星の欠片のようにきらきらと光っている。
「かわいい……」ミアが歓声を上げ、思わず手を伸ばす。生物はひらりと宙を舞い、彼女の手のひらに止まった。
「触れるの?本当に……?」リオは目を丸くする。
セリスは少し眉をひそめたが、優しく微笑む。
「無害みたいね。でも油断は禁物」
森の生物は楽しそうに三人の周りを飛び回る。リオは手を伸ばすと、偶然ミアと手が触れた。二人の頬が一瞬赤くなる。
「わ、わっ……ごめん!」リオが慌てて手を引くと、ミアはくすくすと笑った。
「大丈夫、大丈夫!ちょっとドキドキしただけだし♪」
森の光はさらに輝きを増し、三人を誘うかのように揺れている。
「さあ、行こう。光の正体はもうすぐだ」リオは深呼吸し、前に進む決意を固めた。
しかし、森の奥から再び音が響く。落ち葉が舞い、風がざわめく中、影のような存在が彼らをじっと見つめていた。
「……やっぱり、ただの生物じゃないのかも」セリスが呟く。
小さな事件は終わったように見えたが、森の奥にはまだ多くの謎が待っていた。
リオたちは互いに目を合わせ、心を一つにして、さらに一歩を踏み出した。
---
©Konami Digital Entertainment




