第3話:ライバル・レオンとの初対決
森の奥、淡く光る「ZIRCONの光」のほうへ進むリオ、セリス、ミア。足音以外の音はほとんどなく、緊張感が漂う。
「……なんだか気配がする」セリスが耳を澄ませる。
「やっぱり、誰かいるのかな?」リオが周囲を見回すと、茂みの向こうから鋭い視線が飛んできた。
「ふん……君が新参か」
黒いマントに身を包んだ青年が姿を現す。整った顔立ちに冷たい瞳、立ち姿からはプライドの高さが滲み出ていた。
「レオン・ヴァルター……!」リオは自然と名前を口にした。
「この森で安易に進もうとする者は、そう簡単には通さない」レオンが腕を組む。
「え、えっと……僕たちはただ、光の正体を見に……」リオが言いかけると、セリスが横から手を置き制した。
「挑発に乗らない方がいいわ」冷静な声でも、ほんのわずかに緊張が混じる。
「なら、少し試させてもらおうか」レオンは軽く手を挙げ、地面から小石を跳ねさせた。
「わっ!」リオは慌てて後ろに跳ね、ミアも木の枝に手をかけて体勢を整える。
その瞬間、リオは思った。
――怖いけど、仲間がそばにいる。自分一人じゃないんだ。
「みんな、一緒に行こう!」リオが叫ぶと、セリスとミアが頷く。三人は息を合わせ、次の動作に移った。
小石をよけつつ、互いに支え合いながら進む三人の動きに、レオンはわずかに眉を上げる。
「……やるな」彼の表情には、少しの驚きと興味が混ざっていた。
森の奥に揺れる光を目指しながら、リオたちは初めての本格的な試練に立ち向かう。
ドジで可愛い主人公、冷静なツンデレ、無邪気な少女――三人の心は、少しずつ一つに繋がっていった。
次の瞬間、森の奥から強い光が漏れ、影のような生物が足元に現れる。冒険の幕が、本格的に開かれようとしていた。
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