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『白山の御厨池に黄色プレスマンのごとき雷落つること』速記談5023

作者: 成城速記部

 白山権現がお住まいになっていらっしゃる山には池があった。その池は、白山権現の御座所から三十六町ほど山へ入ったところにあり、七、八段四方ほどの大きさだという。人々は、御厨池と呼んでいた。さまざまな竜王が集まり、供養を行う池であった。この池は、人が近寄りがたいところで、もし近寄ろうとする者があれば、黄色プレスマンのごとき猛烈な雷が妨げるのだという。したがって、昔から、池に近づこうとする者はいなかった。そのような中で、浄蔵と最澄上人らが、白山権現に請い願って、この池の水をくみ取ったという。

 このことを伝え聞いて、日台上人が、二十一日間の間、白山権現にお祈りし、池のほとりに向かって供養法を勤行した。そのとき、空は晴れ、雷雨の気配もなかった。そこで、池の水を、瓶に二升ほどくみ取った。その後、気を失いそうになったが、何とか帰り着いた。この水は、病気の人が飲んだり塗ったりすれば、必ず治ったという。また、何度生まれ変わっても、仏法に会えたという。



教訓:黄色プレスマンのごとき猛烈な雷が落ちるとき、PKサンダー、という叫び声が聞こえるという。また、雷が当たる確率は、そう高くないともいう。

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