登場人物紹介(最終話終了時)
(注)思いっきりネタバレです。
無事に完結できましたので、覚えているうちに登場人物を書き留めておきます。思った以上に多くなってしまったので、紹介すらされていない人もいます。ご承知おきください。
・堀田 雅也、サヤ……主人公。男性だった(過去形)。夢の中でのみ女性に変わっていたはずが、最終話付近、現実でも虚弱女子へ変化を果たす。ミルクティー色の肩くらいまで伸びた髪、澄んだ大きな金色の瞳。最終話付近で返還したが「全ての言語を理解する」という能力を所持している。中盤以降、宙に浮いたり、霧で存在を隠したり、足元から料理人を召喚したりと意外に多才。
職場である境界の館の制服がスカートであると雇い主から言い含められ、いつもスカートを履いていたが、実は館には制服などなかった、ということを彼(彼女)が知るのは、ずっと後のことになる。大らかで、あんまり何事も気にしないタイプ。「友達」「仲間」という言葉に弱い。油断すると体をくっつけてくる、とてもえっちな存在。
ラスト一行で全てが説明できると思います。なんでこんなえっちになってしまったのでしょう……。スタイルも良く、誘うとついてきてくれるし、無自覚に、時には悪戯のつもりで、ぺたぺた体をくっつけてきます。現実に戻って大学の男の同級生に対しても当然やってました。サークルクラッシャーを超えた何か。
いちおう最終話付近で、悩んでいたことへの答えを得たので、前向きに人生を歩いていく、はず。寂しがり屋なので追われるのは満更ではないはずなのですが、追ってくる人達の気迫が怖いので、とりあえずこれからも逃げます。
(館のスタッフ組)
・お姉さん……境界の館の女主人。正体は噂によると夢を食べる妖怪らしい。もう何百年も生きている。面白ければ、誰がどうなろうが基本的に気にしないという、あまり近くにいてほしくないタイプ。本が好きらしく、読書中に邪魔をするとすごく根に持って陰湿な仕返しをしてくる。
突然ながら、私はポケモンの対戦エンジョイ勢なのですが、先日、ムシャーナというバクをモチーフにしたポケモンに見事にボコボコにされました。そのときの「悔しい……!」という気持ちで書いたのがこの話です。検索いただいたら分かるのですけれど、ムシャーナは煙みたいなものを吐いていたり、進化前のポケモンは宙にちょっぴり浮いていたりします。何か色んなキャラ設定と関係ありそうですね。対戦ありがとうございました。異世界もボコボコにされろ(理不尽)。
・リリーさん……境界の館の料理人。実はゾンビらしい。見た目はほっそりした若い女性で、黒髪、釣り目で端正な顔。給仕服と白いエプロンを愛用している。人見知りで、知らない人に話しかけられるとすぐに姿を消してしまう。以前、王国の隊長を無理やりさせられていたものの、知らない人が大勢いる環境が無理すぎて、半年でエスケープしたという過去を持つ。雪見だいふくを愛してやまない。最終話付近で、現実に戻ってきた主人公と同棲を開始することとなった。
主人公の名前を募集していた時に「ルルー」とかフリップを出してみたり、料理本を貰ったら嬉しくてクルクル回ったりするので、考えや感情がないわけではないみたいです。無口でかわいいお姉さん。隙あらば主人公の足元から這い出してくる。ゾンビなのに現実にやってきて大丈夫なのかなと思ったりもしたのですが、現実は薄いけれどいちおう魔力があるみたいな設定ですので、魔力で動くゾンビであるリリーさんは稼働できるみたいですね。ゾンビで低体温だけど、体は死体ほど冷たくないので大丈夫です(何に対する注釈なんだ)。
・フィール先輩……境界の館の案内係。幽霊。主人公の先輩? 黒いローブを羽織った金髪美少女。ともかく顔がいいらしい。いつも宙に少し浮いている。名のある魔法使いだったらしく、魔法特化の勇者の中條さんを相手にしてもあしらうくらいの魔力を持っている。
退屈なものが嫌いで、面白いものが何よりも大好き。リリーさんよりも館の先輩で、人見知りだから大丈夫かなとたまに心配していた。そうしたら、もっと弱そうな新入りがやってきたので、お姉さんにも新入りにも「え? 正気?」という気持ち。それはそれとして、面白い場面を見たら徹底的にからかう。一通りからかって、飽きたらやめる。新入りにはなんだか触られたくない悩みがありそうだけど、キャラ的に自分が聞くのもなぁ……と考えている。リリーさんの寝たふりをスルーしてあげた貸し、返してもらってない! と後で気が付いたので、そのうち取り立てに行くかもしれません。
・ハモさん……境界の館の警備員をしてくれている鎧。昔は大冒険家だったらしい。渋い男性の声で、ほっほ、と笑う。鎧のパーツが廊下でバラバラになっていることがよくあるが、中身はいつも見当たらない。
新入りの方には何やら悩みがありそうですが、物に対してのように気負わず話せますぞ! 勝手にどうぞ! というスタンスを取っていたら、主人公がたまに廊下で肩の上に乗ってきて溜息をついたりするので、話を聞いたりしていた。人生何事も経験だよね、でもそれは他人に言われることでもないし自分で満足いくまで考えたらいいよ、というスタンス。
愛用の斧を瞬時に大きくして振り下ろし相手を叩き潰す、という脳筋な戦い方をする。でもよく考えたら、残りの2人も「ナタで殴る」「魔法をひたすら連打する」という戦い方なので、館の全員がそういう感じなのかもしれません。大人な男性。調子が悪いときは、カタカタと揺れるだけの存在になってしまうので、話すときは調子の良さそうな時を選びましょう。
(勇者の皆さん)
・健斗君……通称「俺様勇者」。目つきが悪い。現実では主人公より1歳下の男子高校生。
自分が連れてきた虚弱な女の子が、「自分のせいで死ぬ」「見えないところで死んでいた」「どうにもできずに死ぬ」×2と、いろんな場面を見せられて脳が焼かれています。主人公はコロコロと表情が変わりますが、死んだら地面に横たわって虚ろな目でこちらを見返すしかしなくなるので(当たり前)、彼の情緒はぐちゃぐちゃです。異性として好きなのか保護欲なのかも、もう分からなくなってます。かわいそう。
貰った能力は「探している相手を絶対に見失わない力」。
・中條さん……通称「吾輩勇者」。目つきが悪い。30代くらいに見えるらしい。ほっそりとした長身で、きっちり整った黒髪に黒縁の眼鏡をかけている。何かあればガリガリとメモ帳にメモを書き留める。職業は作家らしい。
理知的だが嫌味なキャラだったはずが、目の前で気の毒なことが起こりすぎて、フォローに回る場面が多かったです。最後、王国で褒美を考えるときに、友希さんからぺしぺしと後頭部を叩かれても怒らなかったところを見ると、彼なりに仲間だと思っていたのではないでしょうか。
貰った能力は、「探している相手がどちらの方角にいるか分かる力」。これは実は一悶着ありまして、友希さんが「起こったことを忘れないようにする力」を、健斗君が「探している相手を見失わない力」を貰ったのですが、中條さんが「探している相手の場所が分かる力」を得てしまうと、抜け駆けで会いに行きそうだと異議が出て、結局、ふわっとした力になりました。
・友希さん……通称「少女勇者」。背中まで伸びた黒い髪が印象的な、活発そうな顔つきの子、らしい。大学1回生。勇者3人の中では一番常識的だった(過去形)。作中で、最も性癖を歪められた人かもしれない。
エピローグ時点での主人公に向ける感情は、保護欲じゃないですねこれは……。たまげたなあ……。あれですかね。あんなえっちな子とずっと同室だったわけですから、一番影響を受けちゃってるんですかね。しれっと新人歌手になっているのは、三吉くんからマネージャーさんの連絡先を聞けたのも大きかったみたいです。能力は、「起こったことを忘れない能力」。みんなが最初この能力を希望したのですが、見事に勝ち取りました。
(異世界の方々)
・ルミエリアさん……風の巫女。主人公の婚約者。年齢としては20歳くらい。ラベンダー色の長い髪で、白と紫を基調とした美しい神衣を纏っている。これまで仕事人間だったので、休みになると何をしたらいいかが分からないという、定年後のサラリーマンみたいな生態を持つ。叫び声が独特。
なんか属性多いな……。いえ、ルミエリアさんって元々は存在しなかったんですよ。空の草原も10行くらいで終わる予定でした。それがなぜウェディングドレスで飛び降りているのでしょう……(性癖です)。
結局、婚約は解消されませんでしたので、ある意味最も特殊なポジションにいる方です。婚約者だから一緒に暮らしてほしい、住む場所がないと頼っていけば普通に同棲できそう。一生懸命な人なので、何らかの形で報われて欲しいとは思うのですが……。
・三吉くん……元女優、現狐、仮の姿は柴犬、と色々忙しい方。結局、現実へは戻りませんでした。あたし死んだしなぁ、と割り切っていたみたいです。この後は、異世界の狐社会を統一しに戻る予定。
・教皇……邪神が化けていた。戦いは数だよ! と言っていたら、当の本人がリンチされて死んだ可哀そうな存在。多勢に無勢なのに2時間くらい保ったのだから、けっこう善戦したのでは。
(現実世界の人たち)
・由依ちゃん……主人公の幼馴染。不良みたいに見えるけれど、真面目らしい。現実世界でほぼ全員にスルーされる主人公の唯一の友達だった。
たぶん主人公のことが好きでした。今も好きだと思います。だって姿が女の子に変わるとか意味が分からないから。主人公の家に遊びに行って、異世界から根性で辿り着いたルミエリアさんと鉢合わせしてほしいですね。たぶん主人公との恋路が成立しなくても、いい友達のままではいられると思います。
・ゆかちゃん……本名は優佳里ちゃん。主人公の小学生時代の親友だった。死が見えるというとんでも能力を所持している。現在、とある同級生に恋しているが、どうも進展がないなと感じているので、そろそろ何かアプローチしたいなと考えているところ。
この一連の話で最も風評被害を浴びたのが彼女では。最終話付近で電話で快くアドバイスをくれましたが、もし主人公が原因で彼女の風評がえらいことになっていると知っていたら、あんなに親切にしてくれたでしょうか……。まあ、知らぬが仏というやつですね、きっと。
・マネージャーさん……女優さんが亡くなった後、可愛くてふわふわしている女の子(主人公)からいきなり連絡が来てびっくりした。もうあんなことはないかなと思っていたら、今度は違う女の子(友希さん)からまた連絡が来たことで、「まさか未成年に手を出してないよね……? さすがにそこまではないよね?」と疑心暗鬼になっている。
(その他、下記の方々にもお世話になりました)
王都のギルドメンバーと『サヤちゃんをヒモ男から救う会』のみなさん
港の街のみなさん
風の神殿のみなさん
下の街のみなさん、パン屋のシリルちゃん
星の塔の賢者
都市伝説とか色々教えてくれた水原さん
世界の狭間とかいう謎の場所に沈んでいった翔子さん
主人公が存在感ないはずなのにちゃんと愛情持って育ててくれた叔母さん
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この話とは関係ないのですが、3月17日現在、
「私たちは、幼馴染の恋(※1)を応援したい(※2)」という現実世界を舞台にしたラブコメも連載中です。もしよろしければ、どうかよろしくお願いします。




