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恋の消失パラドックス  作者: 葉方萌生
第二話 消失
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翌日、布団から身体を起こそうとしたら明らかに熱がある。私はそのまま学校を休んだ。

何もすることがなく、一日中ひたすら眠ることに専念した。しかしさすがにずっと寝ることもできない。本棚から漫画を取り出して読んでみるも、すでに内容を知っている漫画はものの15分程度で一巻読み終わってしまった。

午後五時になり、玄関のチャイムが鳴った。その頃にはかなり熱が引いていて、起き上がって自分で玄関扉を開けた。


「やっほー元気? て、元気だったら休んでないよね」


傘をさしてドアの前に立っていたのは穂花だった。弱っている時に一番会いたいと思う友達が来てくれたことで、いくぶんか気分が和らいだ。


「穂花、来てくれたんだ。上がって」


寝巻き姿だけど、親友になら見られても大丈夫と思い、私は穂花を家に上げた。


「そういえばこれ、学校に忘れてたよね?」


私の部屋に入るやいなや、穂花が「はい」と私にカバンを差し出した。それは紛れもなく昨日私が学校に置き忘れたカバンだった。私は反射的にカバンからスマホを取り出して、充電器に繋ぐ。


「ありがとう。これがなくて困ってたの」


「いえいえ。永遠があたしのところに持ってきたの。日和に届けてほしいって言ってさ。てか、自分で持っていけばいいのにねえ」


「そうなんだ。まあでも神林が来てくれても玄関開けないかも」


「えーそうなの? 案外お似合いだと思うけどなあ」


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