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幻想奇譚

不変など何一つなく

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

幻想奇譚、自然科学博物館。


本日、有給二日目、私はとある自然科学系の博物館目指して歩みを進めております。

玄関口に先ず素敵な物が。突発的な強風に煽られて、転がり、舞い上がる木の葉達。晴天だからこそ見える、光の粒。歓迎、して下さるのでしょうか。えぇ、そう受け取っておきましょう。歓迎して下さるならば、きっと……。

玄関口を探して別館へ。此処には参りましたのは初めてではありません。最近だって訪れております。けれどもこうして何度も訪れてしまうのは、私の中にとある(しこり)が残って居るからなのです。

一階から順繰りと見て回ると、野生動物達の模型のエリアが。四足歩行の獣達から、水中を泳ぐ魚まで。ずっとずっと彷徨って、あるものを探します。確か……この辺り……、迷路状になっていて、野生動物と同じ視点が感じられるドーム型のアクリル板が……。けれどもどんなに此処を訪れても、探し回っても、その様な物は何一つ発見出来ないのです。

幼少期に体験した、あの感触、童心に返ってもう一度味わいたくて探し回って居るのですが、どうやら別の展示に成り代わってしまった様です。

今のままでも十二分に素敵なのです。故、過去の遺産が、まるで泡沫だったのでは無いかと、不安で堪らなくなるのです。今の姿が完全故、あれは私の都合の良い夢だったのでは無いかと……。いいえ、せっかくの平日に訪れる博物館なのです。気を取り戻さなくては。

階を下って、下って、下って、古生代をテーマにしたエリアで足を止めました。全体的に照明が重く、薄暗い印象を与えます。展示品だけに向けられた明るい照明が、深海を連想させるのです。懐かしさで胸が満ちて、とても落ち着きます。あぁ……此処は以前にも訪れた事がある場所だと。

過去の記憶を呼び起こす為に、私は放浪を続けました。壁沿いではなく、中心付近にポツン、ポツンと置かれた展示台。全面硝子貼のその中に、三葉虫の模型が。私はその場で足を止めて、じっと凝視致します。

ずっと昔、こうして同じ様に模型を見詰めた事。太古故のその姿形がとても恐ろしかった事。それでも今でも大切な記憶として胸に抱えて居ること。

今になったら分かるのです。変わらない物など何一つないと。怖かったこの薄暗さが、今はとても心地よく感じる様に、耐えず変化を齎し続けているのです。

だからこそ、今のうちに多くの経験をしなくては。私がまた成長した際に、また新たな発見が出来るよう。


渡のメモ帳

美術館、博物館 完。 つけ麺。

お散歩をしていたら、老舗の甘味処を発見。

GW中にお邪魔出来るか不安になってきました……。

美術館も行ってますよ。

某フリーのホラーゲーム感ありました。

かなりの穴場スポットで、人が居ないので。


木の葉のキラキラはまた再度挑戦します。

本当に綺麗でした。


あとセピアの街。渡が行こうとしていたパン屋さん。

やっと食べられたアップルパイ。

何食べても本当に優しい。

すみません、パン屋さんはしちゃうかも知れません。

幻想奇譚以外でも。きっと。


という話を延々としたいのですけど、他にも沢山浮かんでるので、何時出すかは未定です。


博物館、他は全てそのまんま。

けれどもあのエリアだけが見つからない。

小動物と同じ視点が得られるっていうのが魅力だった、あの展示品、夢だったのかなって。

少し寂しくなりました。


あの時はこの薄暗さが怖かった。けれども大きくなって、心地よくなった。そんな風に変化していくのでは無いかと。より良いものに、ずっと。

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