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転生勇者ロボ☆カリバーン  作者: ヤマノナカ
1/1

プロローグ1

思いついたものを形にしたくて、ストックもないまま書き始めてしまいました。

拙い文章ですが、よろしくお願いします。

 キキーっと車のブレーキ音が聞こえる、前方を見れば4tトラックがスポーツカーに乗り上げ横転して自分の方に倒れてきた。

 驚きながらも案外余裕だなと思っていたら、倒れた4tに積んであった鉄骨が崩れ、こちらに向かってダイブしてきたところで暗転。


 しばらくすると、意識がしっかりしはじめて改めて周りを見ればかなり悲惨な光景が

広がってる。

 足元には鉄骨に擦りつぶされた物らしい俺だった物が辺りに広がっている。

 これはしばらくハンバーグとかつみれ、ひき肉系の料理全般が食べたくなくなる光景だなと思う。


「死ぬ時ってゆうのはもっとドラマチックというか、イロイロ考えると思ってたんだがなぁ」

 

 などと独り言を言ってみても、事故の連絡受けて来たのであろう警官も救急隊員も反応するでもなく

と言うか誰も俺に気付くことなく現場の処理に走りまわっている。

よくこんな光景の場所で働けるもんだ、スプラッタ系は案外平気なほうだったけど

リアルの現場なだけあって結構胃にくるものがある。


「お仕事、お疲れ様です」


 まぁ、巻き込まれてる当事者だったりするわけだが・・・


「さて、これからどうすればいいのかねぇ?」


 なんてことを呟きながら辺りを見回したりしてると、

空中に液晶画面のような物が浮いてることに気付く。

そこに書かれているのは、


  ”この世界に転生しますか?”

YES※     NO


 なんじゃこりゃ?と頭をひねりつつ、

人生振り返ってみても、さして劇的なこともなくというより人より運が悪い方というか

金なし夢なし彼女なしという無いない人生だったわけで、

また一からやり直すとかめんどくさいな。

 というわけで、NOを押す。


  ”後悔はありませんか?”

YES※     NO


「YESで」・・・・


  ”初恋の真由美さんに未練はありませんか?”

YES※     NO


「真由美って小学校のころの黒歴史じゃねぇか」


  ”2番目に好きになった美幸さんに未練はありませんか?

YES※     NO


「古傷痛ぶり過ぎだろ・・・」

         ・

         ・

         ・ 

という感じで質問が続き、そろそろ俺のメンタルが限界かってところで


  ”では、この世界での活動を終了します”


という文字が見えたところで再び暗転。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 自分のなかでは短いような長いようなよくわからないぐらいの感じのところで

目が覚める、辺りを見回せば周りは暗く狭いコクピットのような物の中にいるようだ。

 そこで目を引く赤く点滅しているボタンを押すとプシューっという音とともに天井が動き始め、

そのコクピットらしきものが空いていく。

出られるくらいに開いたところ動きを止めたので、改めて周りを見渡せば同じような機械が等間隔に綺麗に並べられてかなりの数稼働してる。


「相変わらず、すごい数だな・・・」


ん?相変わらず?俺ここのこと知ってるのか?

 そんなことを考えてると、奥の方から人が歩いて・・・

 歩いてっというよりはフワッと浮いて歩くスピードくらいで移動して、

こちらに向かってくる。姿は白く発光もとい後光が差して背中には光でできた光輪というか羽のような物が付いてというか浮いている。顔はギリシャ彫刻にでもありそうな美形(イケメン)じゃないか。

その美形が俺に近づき人を魅了する笑顔を見せつつ話しかけてくる。


「お帰りなさい、え~と今世での名前は・・・、狩葉(カリバ)様でよろしかったですか?」


「あ、ハイ」と愛想笑いを浮かべる俺。


「とりあえず、転生お疲れ様でした。魂の方に不調なところなどありませんか?」


  少し頭がボーっとしてるが、身体に痛みや痺れも無いし、いたって健康な気がする。


「大丈夫です、って~魂?」


 身体が透けてるわけでもなかったので、つい聞いてしまう。

 そうすると美形は微笑みながら顔を近づけ聞いたことに答えてくれる。


「あぁ、そうですね、今のあなたの状態は前世の記憶を基にしたアストラル体、即ち霊体になります。

あなたのいた国では魂と言うの分かり易いかと思い魂という表現にしたのですが、分かりにくかったですかね」


 とここで、ちょっと困った顔をする美形。

 美形にそんな顔をされたら罪悪感が半端ない、ほんと美形との会話は苦手だ。

 俺は首を横に振りつつ、


「いやいや、うん理解した大丈夫、大丈夫。ところであんたの・・・いや、あなたは?」


 それを聞いたは美形は再び微笑み。 

「申し遅れました。ワタクシは管理者番号66・・・ルシ・・・とでもお呼びください」


 そういうと優雅にお辞儀をしてくるルシさん。

え~と、そのルシの後ろにファーとかフェルとか付くんじゃとか考えてると

微笑みながら圧が増した気がしたので考えないことにする。


「えっと、ってここは天国?っていうか霊界?」


 その質問を聞いてルシさんは微笑みながら答えてくれる。 


「いえ、ここはまだ天国でも霊界でもありません、言うなればその中間というか中継地点です」


 そんなことを聞いてるうちに、そういえば今世になる時来たような気がしてくる。


「あ~、そう言われてみれば来た記憶あるような気がするわ」


 改めて周りを見渡せば、このサーバーが大量に並んで大型のゲーム筐体のような物がある様は見覚えあるというか思い出してきた。

 そしてそんな会話をしてる間にもチラチラとルシさんのような人に連れられて

この筐体に入っていく人の姿見える。


「この筐体の一つ一つが世界なんだっけか」


「正確には、これを使って世界に繋がっているのですよ」


「そして、それを転生と言うとか言ってた気がする」


そう考えると、変な言い方だが現世に生きるってのは

ライトノベルなんかに出てきたフルダイブ型のMMORPGのようだ。


「そうですね、というよりそのネタは此処の記憶を現世で覚えてた人間が書いたというのが正解かもしれませんけどね」


 と、ニッコリ笑うルシさん。

 シレっと人の考えてることを読まないで欲しいんだが。

そんな感じでちょっとヒヤッとしていると、となりの筐体から赤いパトランプが出てきて光を出しながら回りだし、ジリリと非常ベルがけたたましく鳴りだす。

 何事かと見てると、一人の煌びやかな衣装を纏った女性が飛び出してくる。

蓋が空いて出てくるというよりは、その筐体から転送されたかのように出てきたその女性は開口一番その筐体を蹴り飛ばしながら叫ぶ。


「もう、イヤーーーーーーー!!!!!」


そんな声に驚いていると、ルシさんはその女性に声を掛ける。


「あなたは、管理者ナンバー11897惑星ルオーの主神アシュリーゼではありませんか?どうしたのです??」


 そう声を掛けられたアシュリーゼは泣き叫びながら


「どうしたも、こうしたもないわよー!!やってられないわよ!!!」


そう言いながらガシガシと筐体を殴るアシュリー、それをなんとか止めようとするルシさん。

俺も止めに入ろうとしたが、ルシさんに止められる。


「狩葉さん、今のあなたではパラメーターやリソースを顧みて

飛び込んだ瞬間に消し飛んでしまいます。無理はせずお待ちください」


 その言葉にちょっとショックを受けつつ、消し飛びたくもないのでおとなしく見守ることにする。

これが神々の戦いか~などと眺めていたら、ルシさんはなんとかアシュリーを連れ

筐体などを殴れない位置まで移動する。


「世界をうまく回していた貴方に何があったのです?」


 そこで何があったのか聞かれたアシュリーはポツリポツリと話し始めた。


「今の時期は魔王が復活していて、勇者召喚した勇者がやっと力をつけて魔王と対峙してこれからこれからクライマックスってところだったから、私も付きっ切りでリソースを割きながら調整してたの」


 調整?なんの調整なんだろう、それにそもそも魔王が復活するような世界なのが問題なんじゃ・・・


「それはですね、増えすぎた人類、いや人類に限らずバランスがくずれた種族が出てくればバランスを取らねばならないのですよ、そうしないとその世界のリソースがおかしなことになるので、

で、そのバランスとるのにアシュリーゼの世界では魔王を使うわけです。

狩葉さんのいた世界だと人間同士が戦争したり、それで足りなければウイルスによるパンデミックが起こったようにね」


 うわ~、また心読まれてる・・・そしてアシュリーゼさんが凄い目でこちらを見ているので頭を下げておく。


「そこで、クライマックスってところであのアホの前勇者がやらかしたのよ!!」


やらかした?何を?前勇者?流れが良く分からない単語が出てきてるが

話の流れを切るのを許してくれそうにないので判ったような顔でその話に耳を傾ける。


「前勇者というとエステバンとかいう青年でしたね」とルシさん。


「エステバンなんて名前がもったいないないわ!あんな奴はエステバカでいいのよ!!」


 いや、エステバカだとなんか違う意味になる気がするんだが・・・

ツッコもうかと思ったけどアシュリーゼの迫力が怖すぎるので聞き流すことにする。

 こういう時、一般人(霊)はツライ。


「何があったのです?」


 ルシさん、なんとなく予想が付いてる感じだけど俺でも分かり易くするためか聞いてくれている。


「浮気したのよ!4人も奥さんいるのに!!」


 え~なんだって!(棒)って言葉が出そうになるのをかろうじて止める。

でも4人も奥さんいるんなら、さらに1人増えたくらいじゃ問題にならないんじゃないのか?


「浮気相手は隣に住むゴリマッチョの男だったの・・・」


 は?え?は?いや、ちょっと情報量が渋滞起こしてるんだが。

今のご時世LGBTは自由だと思うのだけど、ファンタジーの世界もそうなんだろうか?

いや、恋愛は自由でいいんです、自由で!

 まぁ俺は女性が好きなんだが・・・

 今の問題としては不倫がいけないってことだよな、うんそうだな。


「そもそも、なんで異世界に行きたがる奴はハーレムが好きなのよ?

大抵の場合何かしら拗らせてて傍から見れば面倒な人間で

1人としっかり付き合うこともしたことがないような人間がうまくいけると思っているのよ!

どんだけコッチがパラメータいじって、バランスとって嘘にならないようにして

細心の注意を払って芸術的な感じで進行させてるっていうのに!!」


 うわ~、聞いてはいけないメタ的なことがドンドン耳に入ってくる~~。


「挙句の果てには鈍感系?普通はそういう態度とられても好意持ち続けるなんてのは、その人間自体どこかおかしいに決まっているじゃない!!

それじゃなくてもパラメーターの管理にバランスとるのも大変なのに!!!」


 パラメーター?


「彼女の運行していた世界は能力が数値化されていて、ステータスなどで確認ができたのですよ」


 心を読んだルシさんが適切に解説してくれる。

そうかパラメーターが見える世界はいいな、努力したのが数値で見えるってことは

努力し甲斐がありそう。


「ただ、見える分昨今はいろいろクレーム入れてくる人も多いのですよ、

やれレベルが上がるのが遅いんじゃないか?とかこれだけ数値が変わったのに威力が出てない感じがするとか・・・」


 なんだろう、オンラインMMORPGの運営かな?


「そうやってバランスとった果てに、なんでおっさんにいくわけーーー?!」


 聞いてて頭痛くなってきた。

長くなってしまったので分割!

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