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意図せず出発前夜

遅くなりました。

いろんな漫画のネタをパロっていきます!

全てが好きなネタです。敬意をもって使わせてもらいます!

その漫画の主人公は魔法使いの女の子と旅をして勇者として成長し


旅の終わりに大魔王を打ち倒す。王道の冒険物語。


その勇者は4つの世界の王から認められそれぞれの性質の剣を持てるようになるという。



ロック「へ~面白いこと考えるな~」


ナー「この娘かわいい」


ラグ「・・・ぶふっ!はははは」


3つの光はおっさんの部屋でその漫画を一人一冊読んでいる。


まるでコミック本が宙に浮いてるかのような光景だ。


おっさんは窓際の机で何やらやっていたが、


おっさん「・・・そろそろか」


席を立ったおっさんは隣の部屋、というかキッチンに行って沸いているヤカンの火をとめる。


席にはノートパソコンのような状態にしたタブレット。画面には


自分の動画が映っている。動画サイトのようで閲覧数は2桁前半しかない。


少ししてトレイにカップラーメンを二つ載せておっさんが部屋に戻ってきた。


ナー「あ!いい匂い!」


ロック「ギューロンとは違うけどなんでかお腹が減るな~」


おっさん「おまえらに減る腹があるとは思えないんだけどな」


ラグ「これだけ会話できててまだ見えてないのか?」


おっさん「あの日から3日経ってるけどまだお前ら光にしか見えてないんだよな」


ラグ「俺たちがこっちの世界の存在じゃないから。と思うけど


  あいつぶっ殺して多少はあの世界と関わったんだからなんか影響あってもいいんだけどな」


おっさん「う・・・思い出させんなよ・・・アレの部分だけ思い出さんようにしてたのに・・・」


ナー「うあっちゃあ!熱い!これ熱すぎ!なに?いじわる?こんなの(ペロ)!あ、」


ロック「熱いけど風送って覚ませばいいんだよ。すごいよこれ!甘いような辛いような!


  このミルワームの一本一本がすごいおいしい!」


おっさん「ミルワーム?麺の事か?」


おっさんは席に戻ってブラウザを変えて検索ワードにミルワームと打ち込む。


出てきた画像は麺とはまるで違う芋虫のようなものだった。


おっさん「なんだ?麺とは全然違うじゃないか!・・・ん?うお!」


おっさんの調べごとの最中にラグが頭に乗ってきてイメージを見せる。


ラグ「俺らの世界でのミルワームってのがこんなんなんだよ。こっちのと一緒に考えるなって」


ロック「これは、なんだっけ?」


ナー「魔学博物館で見たわね。名前出てこないけど・・・」


ラグ「まあそんなことより、おっさん、あんた」


おっさん「ん~~どうしたもんかな・・・」


話が戻ってまた頭を抱えるおっさん。


ラグ「事情は説明したろ。おっさん連れてかないとやばいんだって!」


ナー「あのジャイアントを一発で倒しちゃうんだもん!おっさん強いんだから自信もってよ!」


おっさん「そ、そうかな?でも初めて・・・人(?)を殺しちゃったんだよな・・・あれ」


ロック「気に病むことはないと思うよ。あいつはおっさん以上に殺して食ってるし」


おっさん「前に言ってたあれか。まさか人の形してるのが同じ人型で意思疎通できてる種族を


    食べるって・・・考えらんねーよ・・・」


ナー「おっさんを通してこの世界を見てみたけど私たちとしちゃぁ目から鱗ってやつだよ。


   なければ作る。そしてよりよいものを。って。そのために人種を超えて助け合おうとか」


ロック「あるものなら作り、ないものは取る。それが普通だったもんね」


ラグ「そういや今の俺らの世界の産物はかつての異世界人の創造物だって言ってたもんな」


おっさん「で、その世界で今大変だから異世界人を連れてこようとして・・・俺か」


ラグ「最初はしょーがなくだったけどまぐれであのジャイアント無傷で一発だったもんな!


  掃き溜めに鶴ってやつだ!」


おっさん「ひどい言われようだ・・・でもお前らなんか諺に詳しいな」


ロック「慣用句でしょ。イメージから読み取ってるのは何もおっさんからだけじゃないんだよ。


   隣の部屋とか上の階のやつとか別のやつとか・・・」


おっさん「お前それって・・・」


ナー「何も取るわけじゃないしこっちのルールに抵触するようなことはしないわよ。


   気づかれなきゃいいわけだし」


そういうもんなのか?おっさんは首をかしげながらカップラーメンに手をすすめる。


ラグ「異世界、か、まぁ間違っちゃいないけど異次元、ってのが一番合ってるだろうな」


おっさん「異次元か?俺にはどっちもよくわかってないけど・・・」


ナー「そうね、世界そのものが違うのもあるけど世界の質そのものが違うから


  『次元が違う』というのが合ってるわね」


ロック「おっさんが俺たちを見られないようにね」


おっさん「ああそれならわかる。でもどうやっていくんだ?」


ナー「あの漫画の瞬間移動ってやつと同じよ。攫ったやつを包み込んで


  向こうの知ってる人物のエネルギーを感じ取って同調したら引っ張ってもらうの」


おっさん「攫ったらって・・・俺攫われんのか」


ラグ「で?おっさんは行ってもらっていいの?」


おっさんは頭を掻きながらカラになったカップラーメンの容器を二つ、


重ねて潰してゴミ袋に放り込んだ。


おっさん「帰ってこれないんだろ?」


ロック「方法がないわけじゃないけど、時間の流れや場所とかいろいろ条件が違ったりするから・・・」


ナー「でも、そういえばあのジャイアント妙な事言ってたわね」


ラグ「ナーも覚えてたか?俺らが見つかった時だな」


ロック「え?なんか言ってたの?」


ラグ「「さすがリョーマ様だ・・・正確になんとか」って・・・」


ナー「おろしてくれたって言ってた。リョーマってシナニクト王国のあれんあんかな?」


おっさんがその会話の何かに引っかかった。


おっさん「リョーマ?って?」


ラグ「ん?ああ、俺らもよくは知らないけど俺らと違う国の王国の預言者とか言われてる有名人だよ」


ナー「本名じゃないんだっけ?」


ロック「ふ~ん」


おっさん「・・・ふーん」


ラグ「確か転生者ってなんかに書いてたな」


おっさん「!?」


おっさんの漫画好きが反応する。転生物はいろんな世界の歴史から転生されているものが多い。


歴史上の人物が異世界に転生してブイブイいわせるものもある。


おっさんはだいの幕末好きだった。だいぶ知識は色あせたが


それでも憧れの偉人には今でも憧れが残っている。


もしかすると・・・?おっさんの気持ちが傾きかけた時。



・・・     ヤットミツカッタ



遠くの方から小さいがはっきり聞こえる声がした。抑揚のない事務的な声だった。


ラグ、ナー、ロック「「「!!!な、なんだ!???」」」


驚いているおっさんにも聞こえた声だが3つの光達もこの声に驚いている。


おっさんは気づいていなかった。


異世界物のほとんどは・・・拒否権などない事に。

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