↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
15/15

後日談 後編

?「あの光、で、この力・・・アデルか?アデルだ!


  あいつ、出られたのか!?ってことは・・・」


暗闇の中、おっさん=ミノタウラスという位置関係で斜め上から見ているような映像が


おっさんがミノタウラスの巨体を真っ二つにしたシーンを最後に暗転するように消えた。


何も見えない。何かの形も輪郭も音すらない空間。


映像とともに聞こえた声以降、ただの暗闇だけがそこにある。


ガチャ


少し重めのドアのあく音、たいして響いてこない。それだけで広さを把握できる音だったが


それでも何も見えない、が、足音が聞こえる。やわらかい床を歩いているような音。


5歩くらいで歩いた足音は止まる。また音が止まる。すると


??「ハイドさん、だね?」(カチャリ)


ハイドと呼ばれた何か「ん?」


鉄製の何かが擦れ合いハマる音は声に紛れていた。


そしてその声にこたえた声は??の直前から聞こえた。その瞬間


パアン!


パンパンパンパンパンカチカチ・・・


小さいが強く何かが光りその光が破裂音とともに連続する。その光が消え


音が変わった時、足音が聞こえだす。来た道を戻るように。


ハイド「待て」


声がした。足音も止まる。


ドタタ


直後足音のした方から何かが落ちる音。おそらく膝から倒れかけて手をついた音。


??「な!なんで」


扉を開け歩いて気配のある位置で止まりそこで撃ち尽くしそのまま振り返り出る。


それが男の予想した展開だった。振り返り来たままをそのまま戻り


扉があるだろう位置に手をかけて出る。


その予定だったが、予定外だったのがそこに扉がなかった事。


ハイド「久しぶりの客人、何ももてなさない訳にもいかない。


もう少しゆっくりしていってくれないか? 手荒いあいさつの理由も聞きたいし・・・」


棒読みに近い声だけが聞こえる。何かが動いている気配もない。


はやくなる呼吸。四つん這いの状態のその人物はとにかく前へ進もうとした。扉があるはずだ。と。


暗闇の世界。やわらかい床を歩く手足の音だけがする。


男の進んだ距離は入って歩んだ5歩をとうに過ぎていた。進む音が止まる。


??「くそ!噂通りだった!」ドンとやわらかい床を叩く音。


ハイド「誰にやとわれたの?リョーマの関係?」


??「!!  ああそうだ秘書のタイパンってやつかr」


バリュッ!グムグムグム、バクン グムグムグム


ああそうだ のあたりから??の声は妙にこもっていた。そして何かを言いきらないうちに


??の声とその気配はその暗闇からなくなった。


ハイド「ふう、妙にうまかったな。いいエサが最近増えた気がする・・・これって」


暗闇の世界に再び先ほどのおっさんとギガントとの映像が出る。


映像からの光にも何も照らされてはいない。


ハイド「やっぱりこいつのおかげなのか・・・な?アデルが出れたんだもんな・・・」


映像は何も触れてもないのにスワイプするようにうるさく動く。


横にいったりズームしたり、おっさんのアップで止まる。


正確にはおっさんの手に握られているヌンチャク。安物の手作り感ありありながら


うすぼんやりと映像でも光っていることがわかる、それに映像はアップしていた。


ハイド「アデルが出た・・・つまりそういうことなんだ!だからエサが良くなった!あは!」


暗闇がうごめき始める。まるで見えない.


何も見えない黒一色なのに暗闇がまるで踊っている様に蠢いている。


ハイド「出れる。出れる出れる出れる!もうすぐ出れる!!早く!早く来い!リョーマ!


最後のエサ!お前が来たら俺は出れる!出てアデルを・・・やっと食えるんだあああ!」


闇が一層激しく、まるで吠えるように叫び声とともにその空間の中だけで爆発した。でも黒一色。


その叫び声がきこえた距離。おそらくその叫び声の暗闇のある扉の前に男はいた。


???「ふ、もうじき出してやる・・・撃鉄は起こされた。アデルが出たんだ。


   ハイド、お前という引き金ももうじきだ。全部、全部飲み込んでもらうぞ・・・」


扉から踵を返し歩き去る男。何かを企てるその胎動は静かに始まっていた。

おそくなりました。

モチベ上がりませんがなんとか続けていこうと思います。><

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。