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スキル物真似師で最強目指せる?  作者: 厨二に目覚めた中年
第2章 新たな旅立ち
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第37話 建築士と結合スキル

「わぁ・・・ここが100階層か・・・なんというか・・・森だね?」


階段を上りきると一面に木々が広がっていて遠くが見通せない。まさに森だ。


「うん!100階層は殆どが森なんだ。その森を進んで行くと大きく開けたところがあってそこに街があるんだ。街の中心にはそれは大きな神樹と呼ばれてる大木が一本あるから見たらすぐわかるよ。」


「そうそう!子供の頃は良くソフィーと神樹の周りで遊んだよ!いつかこの神樹に登ってこの100階層を見下ろしてやるんだ!ってね。」


腰に両手を当ててガハハと笑うマイルが想像できた。


「そうなんだ?楽しみだね。じゃあとりあえず街に案内してもらって良いかな?」


「うん!じゃあ行こう!この辺りはソードマンティスの下位のフォレストマンティスってのが出て来るけど、剣を持たないソードマンティスだと思って?あとはフォレストウルフってのも出るけど火と土に弱い。けど氷にはなぜか強いらしい。気をつけなきゃいけないのはたまにウッドホッパーっていうのが出て来るんだけど、こいつは2mくらいの大きさで、ものすごいジャンプ力があってその後ろ足で蹴られようものなら何本も気をなぎ倒して吹っ飛ばされるからね。まぁ滅多に出ないけど。」


歩きながらソフィーはこの辺りの魔物について教えてくれた。ウッドホッパー以外は特に気にする必要もなさそうだ。そうこう話していると木の陰からマンティスが出てきた。


「お!早速出てきたわね!あたしに任せて!」

マイルはそういうとフォレストマンティスに突っ込んでいった。


「パワースラッシュ!!」


ジャンプして一気にフォレストマンティスに向かって剣を振り下ろす。もちろんスキルは忘れない。


「!!!」


声を上げる事なく真っ二つに切り分けられたフォレストマンティスは黒い霧となって消えていき足元には薄い羽が残されていた。


「これはマンティスの羽ね。薬の調合とかに使われるわ。けど街にも大量にあるから高くはないわね。」


コビーは袋に入れる振りをしてディメンションボックスへとしまい込んだ。


しばらく歩くと今度はフォレストウルフが3匹姿を現した。


「グルゥゥゥゥ・・・」


低く唸りながらゆったりとした足取りで現れたフォレストウルフ。こちらの出方を伺っているようだ。


「じゃあ今度は私の番ね?3匹だから3本で十分ね。ファイアランス!!」


サニーが唱えるとサニーの前に3本の長い火の槍が現れそれぞれのウルフへと 突き刺さり燃え上がった。しかしファイアランスを放った直後サニーの横からフォレストウルフが飛びかかる。


「ガイアランス!!」


それに気付いたトニーが数十に分かれた小さなガイアランスを放つとフォレストウルフの横に無数の穴が空き黒い霧となっていった。


「トニーくんありがとう!」

「う、うん。でもサニーも気付いてたでしょ?余裕だったし。」

「あ、バレた?」


クスクスと笑うサニー。その後ろではソフィアが目を見開いていた。


「な、なに今の?サニーの炎の槍もなんか高威力だったし、トニーくんのあの小さな無数の土の槍は何?みんな強すぎじゃない?マイルだってフォレストマンティス真っ二つって何よ?!いつそんなに強くなったのよ!」


「どぉどぉ。落ち着いてソフィー。まぁあたし達も色々あったのよ。まぁコビーはもっとすごいからね?」


グリンッ!!と効果音が付きそうなくらい首を回してソフィーがこっちを見る。怖いよ。


「ま、まぁまぁとりあえず街に行こうね。」

僕はそう言いながらソフィーの背中を押して先を促した。


その後もソフィーが何かブツブツ言っていたがスルーしながらも僕たちは街の外壁に辿り着いた。



「すっごいね!この外壁って全部木だよね?なんでこんなに高くてこんなに分厚い木が出来るの?普通に木を削るだけじゃ出来ないよね?!」


僕はソフィーに尋ねた。


「ふっふっふ〜それはねぇ〜この街が建築士が多いからなのだよ!しかも!ただの建築士だけじゃなくて稀に【結合】っていうスキルを持っている人がいるんだ。結合スキルを使うと素材が1つにまとまるんだよ。だからこ〜んなおっきい壁でも作れちゃうってわけ!凄いよね〜〜。ちなみに門も木で出来てるからね。」


「ふへ〜なんかよくわかんないけどすっごいね〜」

マイルはよくわからなかったようだ。


「そうなんだね。【結合】のスキルかぁ。すごいね。木だけじゃなくて他にも使えそうだよね。金属とか薬草とか?そしたらいろんな可能性が広がるね!」


「そうなんだけど、【結合】スキルって建築士しか持ってる人見た事ないから難しいんじゃないかな?たしかに1つにするだけは出来るだろうけど、知識は無いから薬草とか結合しても比率とかの加減がわからないから出来ないだろうし。金属も結合する比率あるだろうし、研究しようにも建築士は職人肌の人が多いから無理じゃないかな?」


「そっかぁ。なかなか難しいんだね。でも建築で結合使ったら凄く頑丈な家とか出来そうだね!」


「そうなの!建築物もこのフォースの目玉だから是非楽しんで!さぁ門に行こう!」


ソフィーに案内されて門へと進んでいく。


『マスターなら結合のスキルもいろんな用途に使えそうですね。実際に見せてもらって使える様にしましょう』


シスの呟きに頷きながらソフィーの後に続き門番の元へと歩いていく。


門は特に並んでいる様子もなく。すぐに門番の所へと進む事が出来た。


「おっちゃん!ただいま〜!」


「おぉ!ソフィアじゃねえか!今日は早いな?ん?その子達は?」


「うん!この子達はフィフスの街から来た冒険者であたしの友達だよ!」


「「「「こんにちわ〜!!」」」」


「はじめまして。僕たちはフィフスの街から来たクロノブレイバーというパーティで、僕はリーダーのコビーと言います。よろしくお願いします。」


「そうかそうか!丁寧な挨拶ありがとう。フォースの街へようこそ。じゃあみんな冒険者カード見せてくれるか?一応仕事なんでな。」


門番のおじさんにギルドカードを見せて中へ入る許可をもらったのでみんなで門の中へと入っていく。ちなみに大きな門の横に人が一人通れる小さな門があり、そこから入っていく。


門をくぐるとそこにはフィフスとは全く違う街並みが広がっていた。

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