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スキル物真似師で最強目指せる?  作者: 厨二に目覚めた中年
第2章 新たな旅立ち
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第35話 大剣使いソフィア

グリーンワームを動けなくなるまで堪能した後、僕たちは下の階層への道を進み始めた。


「いや〜グリーンワーム最高だったね〜あんな見た目なのにあんなに美味しいなんて反則だよ!」

「そうよ!美味しいと言ってもグリーンワームとは戦いたくないわ・・・」


サニーとマイルは満足したものの戦いたくは無い様だった。

と、言ってもあと5階層はグリーンワームなんだけどね?あ、早速・・・。


「キュェェェエーーー」


「・・・出ちゃったよ・・・。ええーい!こうなったら肉になってもらうよーー!!エアスラッシューー!!」

「出ちゃったからにはしょうがないわね!ファイアランス!!!」


風の刃と炎の矢がグリーンワームに向かって飛んでいく。グリーンワームはその鈍重さから避ける事叶わず切り裂かれ燃やされていき、肉の塊を落とした。


「コビー!ちゃんと回収しておいて!!次行くよ!!」


あ、あれ?あんなに嫌がってたのに嬉々として倒していく?美味しいものパワーは凄まじいね・・・。


そんなこんなでグリーワームの肉を大量に回収しながら途中休憩を入れつつも89階層までやってきてディメンションホーム内で休憩を取っている。


「これでグリーワームの階層は終わりだね。次からはまた新しい魔物になるはずだよ。次は確か昆虫類?だったかな?ソードマンティス?って書いてある。」


「ソードマンティスは剣の様な手を持っている魔物だね。大きさは2mくらいでエアスラッシュに似たかまいたちってスキルを使ってくるよ。本にはそのくらいしか書いてなかったかな?」


さすがは研究者トニー。魔物図鑑も読み込んでいた様だ。


「二刀流って訳ね!是非戦ってみたいわね!」


マイルは相変わらずの戦闘種族ぶりだ!


この階層までまだ4日程度しか経っていない。

通常ならばフォースの街まで片道で1週間と言われている。

多分僕たちの場合ディメンションホームでちゃんとした休息を取る事が出来、ご飯に関してもディメンションホーム内で火を使い、暖かい食べ物を食べられるし、何よりディメンションボックスで買ったままの物も食べられる為、ストレスも特に感じず、ご飯も栄養のある物をきちんとした量食べられる事から体力ギリギリまで進む事が出来るのが原因だと思う。


普通は寝る時に神経を研ぎ澄ませて見張りを立て、ご飯も荷物にならない干し肉などの軽いものを齧る程度、水は魔法で出せる人がいるとしても、火を使った料理は魔物を呼び寄せるので原則として使えない。そうなるとストレスがどんどん溜まっていき、体力もそこまで回復することは無い。そうなると休息の回数も増えて日数がかかる。という事だと思う。

今更に思うけど時空魔法はこのダンジョンの中でかなり反則技だと思う。知られれば面倒な事になるのは間違いない。気をつけよう。



充分に休憩した後、90階層へと足を踏み入れる。

階段を降り5分ほど歩いた所でソードマンティスと遭遇した。


「出たね!じゃあ剣で勝負と行こうか!」


と、マイルが叫び走り出す。


「シャーーーー!!」


ソードマンティスはマイルに右の剣?で斬りかかる。マイルはそれを正面から剣で受け止める。


「おぉ!なかなかの強撃!じゃあこんどはこっちから〜〜!!」


マイルは下から斬りあげるがソードマンティスはそれを右剣で上に弾く様に受け流す。が、マイルは流れる様に上段から斬り下ろす。しかしソードマンティスは左剣で受け止める。


「やるなぁ!じゃあどんどん行くよ〜〜!「ファイアランス!!!」へ?」


そんなマイルの後ろから容赦なくファイアランスが放たれる。もちろんサニーだ。


「ちょっとサニー!!これからだったのに!」

「だって長引きそうだったからさ?とっとと倒して進もうよ?今日中にフォースの街着きたいじゃない?」

「ぶぅ〜・・・」


マイルはソードマンティスの力を試す為にかなり手を抜いていた。それを見ていたサニーはボーッとしてるのも嫌だし、なぜに手抜きの斬り合いを見てなきゃいけないのか、だったらコビーとマイルの模擬戦の方がよっぽど楽しいなどと思い、我慢ならずにファイアランスを全力で放ったらしい。気持ちはわからなくないが、声くらいかけてあげてもと思ってしまった。


「さぁ!次行くわよ次!」


サニーはズンズン進んでいく。まぁ良いけどね。



95階層までソードマンティスを倒しながら順調に進んでいった。96層に入って少し進むと金属で打ち合う音が聞こえてきた。


「ん?誰か戦ってる?ソードマンティスかなぁ?」

マイルは戦いの音のする方へとニヤニヤしながら進んでいく。その後を呆れた顔しながらサニーがついて行き、僕はトニーと顔を合わせてお互い苦笑しながらも後を追う。



「はぁっっ!!!でぇぇぇやぁ!!」


150cm程の小柄な少女が自分の身長と同じくらいの大きな剣を持ちソードマンティスと戦っていた。


少女はソードマンティスに向かい飛び上がり頭上から全力で大剣を振り下ろした。だがソードマンティスは左右の手剣でクロスして受け止める。


「やるな!?じゃあこっちも全力で行っちゃうよ!アタックブースト!!あーんど!エアブースト!!!からの〜ダーッシュ!!」


少女はソードマンティスに一気に詰め寄る。


「受けてみな!ウェポンブレイク!!!」


少女が先ほどと同じ様にジャンプして頭上から全力で斬り下ろすと、ソードマンティスも同じ様にクロスして防御する。が、少女の放ったスキルは魔力を纏い相手の武器を破壊するウェポンブレイク。その為先程とは同じ様にはならずソードマンティスの両手剣は刃の部分が粉々になってしまう。


少女は着地後、剣の勢いを殺さずに円を描く様に横へと振り、ソードマンティスの真横から手と首を両断した。


「一丁上がり!!ん?だれ?」


大剣を肩に担ぎながら少女はこちらに振り向き問いかけた。


「ん?もしかしてソニアじゃない?あたしあたし!行商人の娘のマイル!!」


「え?!うそ!マイル!?あの元気すぎて手に負えないって理由で剣術を教え込まれて、冒険者の人達に取っ替え引っ替え相手をさせた挙句負けると大泣きしてたマイル?!」


どういう覚え方されてるんだよ・・・。

まぁなんとなく想像はつくけど・・・。


「ソフィア・・・久しぶりに会った友達の闇の部分を暴露しないでよ・・・。まぁ間違ってないけど・・・。」


「ごめんごめん!それだけ印象が強かったからさ!今日も冒険者についてきたの?・・・って感じでもないか?」


ソフィアは僕たちを見回してそう呟いた。


「そうなんだよ!あたしついに冒険者になってチームを作ったんだ!この子達はあたしのチームメイト!」


「初めまして、僕はリーダーをやっているコビーって言います。こっちの男の子がアントニオで女の子がサニーです。パーティ名はクロノブレイバーです。よろしく。」


僕は自己紹介をして握手をすべく手を差し出す。


「え?あ、丁寧にどうも・・・こちらこそよろしく。あ、あたしはソフィアって言いますぅ。」


そう言いながら少し顔を朱色に染め、手を握ってくれた。小さい手だ。



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