表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル物真似師で最強目指せる?  作者: 厨二に目覚めた中年
第2章 新たな旅立ち
34/38

第34話 グリーンワームの肉

頑張れ自分!

毎日投稿!!

「やっと虫ゾーンを抜けられたよ・・・虫はもういい・・・」


「わたしも・・・ウルフたちが恋しいよ・・・」


2人は心身ともにボロボロの様だった。


「じゃあ下に降りる前に一度休憩しよう。その後で気分をスッキリしてから下の階層に進むって事で良いかな?」


「「さんせー・・・」」

「そうだね?試しにあの肉食べてみようよ?」


トニーの爆弾発言に2人は顔を青くして睨みつけた。


「トニー(くん)?正気?あたし(わたし)はぜーーーーったいに食べないからね?!!」


2人はトニーにズカズカと迫りながら息ピッタリに叫んだ。


「わ わかったよ・・・コビーと一緒に食べるから・・・落ち着いて・・・」


え?僕食べるの決定なの?

そんなこんなで何故かトニーのグリーンワーム肉試食に付き合わされる事になった。

まぁ食べてみようと思ってたから良いけどね・・・。


僕はディメンションルームの入り口を作りながらみんなに声をかける。


「じゃあそれぞれ休憩をして4時間後に出発で良いかな?トニーと僕は先に例の試食をするつもりだけど2人はどうする?」


「コビー・・・?本当に食べるの・・・?だって・・・虫だよ?!」


サニーは心の底から嫌そうに言ってくる。


「まぁシスも美味しいって言ってたし、冒険者としてやって行くからにはこの位は経験しておかなきゃね?」


僕の言葉に2人はハッと息を呑み後ろを向いて2人でヒソヒソと話していた。


『ど、どうする?確かにコビーの言う通りではあると思うんだ。けど、あの姿を見てると・・・ううぅ・・・』

『そうなんだよね。だって虫だもん・・・。たとえ冒険者だと言っても、窮地に陥った時にそれしか食べ物なくても・・・。食べたくないものは食べたくないよ・・・。』

『だ、だよね・・・い、一応2人が食べるのを見てみようか?もしかしたら本当に美味しいのかもしれないし・・・。見た目だけなら肉っぽいし・・・』

『そ、そうだね。』


2人は振り向き上目遣いで瞳をウルウルさせながら『見てていい?』と言ってきた。そんなに嫌なら無理しなくていいのに。


「あ、いや、無理しなくてもたかだか肉を食べるってだけなのに・・・。」


「いいの!冒険者にはそのくらいの勇気が必要な時があると思うから!」


いや、どんな勇気だよ?


「まぁ良いけどね・・・。2人はお腹すいてないの?他の肉もあるから一緒に調理しようか?」


「「キングで!!」」


2人ともキングの肉は大好きな様だ。



土魔法で囲いを作り、フィフスの街周辺の森で取って来た薪を準備して魔力を極限まで抑えたファイアボールを使い火をつける。生活魔法もあるのだが面倒なのでこうしている。

火がついたら囲いの上に買っておいた鉄板を置きその上に肉を乗せ塩コショウをかけ、焼き色の加減を見ながら時々ひっくり返しながら焼いていく。


その間に街で買ってきた野菜がたくさん入ったスープを人数分取り分け、飲み物をそれぞれのコップに注いでいく。


そうこうしているうちに肉がいい感じに焼けてきた。キングは焼きすぎると美味しく無い為、軽く火が通るくらいで切り分け、サニーとマインの皿に乗せていく。


グリーンワームの肉はシス曰く少し中がトロッとした頃が食べ頃らしい。

そしてカットせずにトニーと僕の皿に乗せる。


「みんな〜出来たよ〜」

「美味しそうな匂い。コビー!?私達の方に虫肉入れてないでしょうね!?」


虫肉って・・・。

「入れてないよ。グリーンワームの肉は切り分けない方がいいみたいだからね。」

「そうなんだ?どんな味なのか楽しみだよ!」

トニーはゲテモノ好きなのかな?


「「「「いただきまぁす!」」」」


トニーが早速肉を食べようとナイフを入れる。その様子をサニーとマイルが少し嫌そうにガン見している。いや、嫌なら見なければいいのに・・・。


トニーが軽くナイフを入れるとスーっとナイフが入り中から少し白いミルクの様な液がジワっと出てくる。シス曰くこの白い液がクセになるらしい。


「「うわぁ・・・」」


サニーとマイルはドン引きである。


トニーは2人を気にせずに一口に切り分けミルク?を肉につけ口に入れる。


「っ!!!!おいしぃ!!!!」


!あのトニーが叫んだ!?


「口に入れた途端にろくに噛まないうちにトロッと肉がとろけて無くなった!しかもこの白い液体が肉汁と絡み合って濃厚でクリーミーな感じがたまらない!後を引く味だよ!!」


少し引くくらいの大絶賛だった。

僕も一口食べてみる。


「!!たしかに美味しい!!この味はずっと食べていられるかも!もっと臭みとかエグ味とかあるのかと思ったら全然なくて、この白い液体がまさにミルクみたいで美味しさしか感じない!肉にシチューが入ってるって感じ!グリーンワームでこの味だったら上位種達はもっと美味しいのかな?」


「「・・・」」

サニーとマイルは顔を見合わせている。


「コビー!一口頂戴!」

「トニー!あ〜ん!」


マイルよ・・・それは流石にトニーも困るだろうよ?

「じゃあいくよ!垂れるかもだから気をつけて!?あーん!」


え・・・普通にやった?テンションが上がりまくってたからかな?

ほらサニーが唖然と見た後真っ赤になりながら、こっちに向けて口開けて「あーん」って言ってるじゃん。え?僕もやるの?


「・・・じ、じゃあ、サニーもあーん・・」

「・・・んんんん!!!」


マイルとサニーが口に入れた途端に目を見開いた。


「「・・・!!!おいしい!!!!」」


その後2人にもグリーンワームの肉を焼く事になり、4人で肉をお腹いっぱいになるまで食べました。いやちゃんとキングの肉も野菜スープも頂きましたよ。お陰でお腹パンパンで4人とも出発まで動けませんでしたよ・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ