第15話 初依頼
文字数が中々3,000を超えられない・・・。
頑張ります!
「とぉ〜りゃ〜!!」
マイルの掛け声が響き渡る。
森へ向かって歩き始めて10分ほどでウェアウルフ5匹と遭遇していた。
マイルは余程戦いたかったのか「速攻!」という掛け声とともに飛び出していった。想定内だ。
マイルの速攻攻撃が功を奏しウェアウルフ1体を仕留めた。マイルはすぐさま体制を立て直し、次の獲物へと攻撃を仕掛ける。
マイルの後に続きコビーも剣士ジョブに切り替えて攻撃を仕掛ける。コビーの攻撃はマイルの攻撃を躱したウェアウルフへと直撃し、ウェアウルフは黒い霧となり散っていく。
コビーの後ろから残ったウェアウルフへと魔法が放たれる。
「ロックアロー!」
「ファイアーボール!」
石で作られた5本の矢が1体のウェアウルフへと次々と突き刺さる。
その横ではファイアーボールに焼かれたウェアウルフが転がり霧となって消えていった・・・。
「ん〜暴れ足りないけどとりあえず初戦闘は勝利って事で!」
マイルが不満そうな顔で言ってきた。
「そうだね。けどマイル流石に突っ込みすぎよ!誰もついて行けなかったわよ!もう少し考えてから行動してよね!」
「はいはい。わかりましたよ〜どうせ頭より先に体が動くタイプですよ〜。」
サニーとマイルのやり取りを見ながらリーダーコビーは今後の事を思いため息をついた。
「まぁ今回は結果オーライって事で。何があるかわからないからあまり突っ込んで行かないでね?ウェアウルフに似たキラーウルフとかだったら全滅する可能性だってあるんだから、慎重に行こう!」
「う・・・わかったわよ。次からは突っ込まない・・・」
そうこうしている間に森へとたどり着く。20分程森の中を歩くと、足元に様々な薬草が生えている場所に到着した。
「コビー!これはすごいよ!この足元に生えているのは普通の薬草だけど、普段市場で売られているのより一回り大きいし質がいい!この場で錬金術で薬に変えられたら中級の治療薬になるのは間違いない!それにあっちにあるのは月光草って言って色々な薬に使われる薬草で治療には欠かせないんだ!錬金術師には宝の山だよ!」
珍しくアントニオが鼻息荒くまくし立てる。
「この場所は昔カサンドラってパーティの人達に教わったんだ。まだ新人の頃ここで採取してたって言ってたけどまだ残ってて良かった。今は護衛依頼の方が実入りが良いから採取依頼は受けてないって当時言ってたから、それから誰にも取られず群生地になったんだと思う。ちょっとわかりにくいところにあるからね。ありがたく薬草はここで頂いて、経験の為にもここら辺でモンスター狩りをしよう!」
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この森にはウェアウルフとウェアラットの他に、ハングリーベアという熊型のモンスターが出没する。立ち上がると5mを超す巨大な体から繰り出される攻撃は、大木を薙ぎ倒す威力があり、多くの新人冒険者を葬ってきた。その為、目撃情報が入るとBランク以上の冒険者に討伐依頼が出される。
このハングリーベアを倒すと肉の他にも、この階では珍しい魔石も稀にドロップし、フィフスの街ではこの魔石が高額で買い取られている。
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「ファイアーボール!」
コビーが赤魔道士へとジョブを切り替え向かってきたウェアラットへと直撃させる。
「やるわねコビー!じゃあ私が覚えた新しい魔法を見せてあげる!」
そういうとサニーは両手を前方へと向け、
「バーニングウェイブ!」
サニーが魔法を唱えた瞬間、轟音とともに、地面から炎が吹き出し波打ちながらウェアラットの群れを飲み込み森の木々たちへ・・・
「サ サニー!!それは流石にまずい!森が火事になるぞ!魔法解除!!」
「あ あわわわ!か 解除!」
魔法は霧散させたものの木に燃え移った火は消せない。そのまま轟々と燃えている。
「ど どうしよう!このままじゃ大火事になっちゃう!」
涙目になりながらサニーが狼狽えている。
「僕に任せて!ストーンストリーム!」
アントニオが唱えると燃えていた木々の下から土を纏った竜巻が炎を巻き込みながら舞い上がり空へと消えていき、周囲には焦げた木々だけが残された。
「危なかった・・・。サニー使う魔法は選ぼうね・・・。森だって言う事忘れないで・・・」
「ご ごめん・・・。ちょっと調子に乗りました・・・。」
サニー地面にへたり込みながら小さくなりみんなに謝罪した。
「けど魔法自体は凄かったよ。中級魔法だよね?流石にこの場で試せないけど今度鍛錬場で使えるか試してみたいなぁ。」
「そ そうでしょ!この日の為に用意したとっておきの魔法なんだから!まぁ森のことは考えてなかったけど・・・。」
「まぁ次は気をつけてね?けど森の中で火魔法はかなり気を使うね・・・。赤魔道士に森は戦いづらいね・・・。」
「まぁね〜、なんとか他の魔法も使える様にならないかしらね・・・。研究しようかしら・・・。もしくは接近戦をもっと鍛えようかな?ほら2ndジョブが格闘術って出たじゃない?けど周りに格闘系のジョブの人が居なくて教われないのよね。独学で少しやってみようかな・・・。」
「けど接近戦も出来て魔法も使えてってなったら凄い強そうだね。ギルドで紹介してもらっても良いかもね?とりあえず筋トレして筋力付けなきゃだね。」
「アントニオ!さっきの魔法がこの間言ってた新しい魔法?凄いじゃない!」
「ま まぁね。けど本当はもっと大きく広がって舞い上がるんだけど、流石にまだまだレベルが低いからあれが限界だったよ。」
そんなたわいもない話をしながらドロップアイテムを集めディメンションボックスに収納していく。
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その頃森の奥にある洞窟の中から、大きな影がのそりと動き始めていた・・・。
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