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スキル物真似師で最強目指せる?  作者: 厨二に目覚めた中年
第1章 成長
14/38

第14話 冒険者になりました〜

遅くなりました。

最近寒いですね。

ベッドで布団にくるまりながらスマホでこれを書いております。

「たのも〜!」

冒険者ギルドの受付に到着するとマイルがカウンターをバンッと叩きながら叫ぶ。

すると奥から30代くらいの金髪の女性が出てくる。


「あらマイルちゃんじゃない。今日は依頼でも受けに来たの?後ろの子達は初めてよね?」

動じる事なく対応する女性。


「そうなの!けどその前にこの子達の登録とパーティ登録をお願い!」


「あらお友達とパーティを組むのね!皆さんはじめまして、ギルド受付のミリア=フォートと申します。ミリアとお呼びください。

ではマイルちゃんは先日登録をなさってますので、他の方々はこちらの用紙にご記入お願いします。」


ミリアは3人分の紙とペンを差し出す。内容は簡単なもので名前、ジョブ、家族の名前、現在のレベルなど。


書き終えた3人はミリアに紙を渡す。

ミリアはそれを受け取ると軽く確認をし、カウンター下から白い玉の様な物が埋め込まれた石板を取り出す。


「では登録を行いますので、こちらの石板の上に手を乗せて魔力を少し流してください。こちらは魔道具となっておりまして、魔力に反応し、鑑定を行いカードを作成してくれます。出てきたカードの記載事項と、先程書いて頂いた書面を照らし合わせて相違無ければ登録完了となります。ではコビーさんからどうぞ。」


コビーは石板に手を乗せ魔力を流す。すると石板全体がほんのりと光りコビーの前にカードが現れる。カードには【コビー=ノートン 物真似師 F】と描かれていた。


「はい。ありがとうございました。ではこちらがコビーさんの冒険者カードとなります。無くさないで下さいね?再発行は出来ますが結構な金額が掛かりますので。では次サニーさんお願いします。」



無事にアントニオまで登録も終わり、ミリアから説明を受ける。


「少し説明させて頂きますね。まずはランクですがF〜Sまであります。FEは見習いですね。まずは依頼をこなしDランクを目指してください。Dまで行ってやっと一般冒険者です。Cまでいけばベテランと呼ばれます。さらにB以上になると指名依頼が来たりしますね。頑張って上を目指してください。また依頼の受け方ですが、入り口付近にあるボードに依頼書が張り出されます。依頼書にはランクが書かれており自分より一つ上のランクから受注ができます。

ですが、失敗すると違約金が発生するのでご注意ください。それからドロップアイテムですがギルドのカウンター横に買取場を設けてますのでお気軽にお持ちください。以上ですが何か質問はございますか?」


「「「今の所特にないです。」」」

3人とも首を横に振り答える。


「では次にパーティ登録を行います。パーティの名前とリーダーの登録を行います。」


「あ!そういえば名前もリーダーも決めてなかったわね・・・。どうしようか?」


「リーダーはコビーで良いんじゃない?マイルは引っ張っていくタイプでも無いし、考えなしに突っ込んで行きそうだし。私はリーダーって柄じゃ無いし、アントニオは冒険者やる気なし。だからね?」


「アントニオはわかるけど私が考え無しに突っ込むって・・・ん〜まぁ、間違ってないか。良いんじゃない?コビーで。私も柄じゃないし。」


「えぇ?!僕だって柄じゃ無いよ!よくわからないジョブの僕がリーダーって変じゃない?」


「リーダーにジョブ関係ないし。それに勇者に憧れてるんでしょ?こんなパーティくらいまとめられないでどうすんのよ?はいっ!コビーで決まり!名前どうしよっか?」


「えぇ・・・」

コビーのパーティリーダーが決定した!


「マイルと愉快な仲間たち!」

「却下で!!」


「え〜なんでよ〜ほかに思いつかないんだもん!」


「そんなのダメに決まってるでしょ!コビー、アントニオ何かないの?」


「名前かぁ・・・勇者とか入れたいかも?」


「却下!勇者とか付けたら周りからなに言われるかわからないわよ!アントニオは何かない?」


「え〜っと・・・じゃあ・・・クロノブレイバーとかどうかな?昔読んだ本に書いてあったんだけど、古代語で確か時の勇者みたいなニュアンスだった様な・・・」


「「「それだ!!」」」


「それ良いじゃない!たしかクロノス神って時空神って言われてるのよね?そこから取ったとも言えるし、良いじゃん良いじゃん!」


「コビーの大好きな勇者ってフレーズみたいだしね〜」


「い いやサニー別に勇者ってフレーズが好きって訳じゃなくて・・・」


「あ〜!もう!わかったわかった!良いから登録済ましちゃおう!」


コビーが顔を真っ赤に染めながら否定していたがマイルに一刀両断されカウンターへと連れて行かれる。


「ミリアさ〜ん!決まったよ〜!」


「決まりましたか?そうしたらリーダーの方、こちらの用紙にリーダーの名前とパーティメンバーの名前、それからパーティ名を記入してください。」


コビーは用紙に記入しミリアへ紙を渡す。


「はい、ありがとうございます。では皆さんこちらへ。」


ミリアに連れられてギルド内にある小さな部屋に入っていく。すると中には魔法陣が設置されていた。


「ではリーダーのコビーさんは魔方陣の中心に立ってください。パーティメンバーの方々はその周りへ。そして皆さんギルドカードを手に持ち心の中でパーティ名を名乗ってください。」


「「「「クロノブレイバー」」」」


すると魔法陣が光り出し、ギルドカードに新たな項目が浮かび上がる。そこにはクロノブレイバーと書かれていた。


「はい、これで登録完了です。もしなんらかの理由でパーティを抜ける様な場合は、ギルドに訪れてこの魔法陣で抜ける事を宣言してください。すると簡単に書き換える事ができます。これでパーティ登録を完了致します。お疲れ様でした。引き続き依頼書ご覧になりますか?」


「もちろん!まだ時間も早いから近場で行ける依頼って何かない?」


「そうですねぇ・・・今からでしたらこれは如何でしょう?初めてであればこの2つが妥当かと。常時依頼なので違約金も無いですし、この2つならば同時進行も可能かと。」


「ん〜どれどれ〜・・・ウェアウルフの肉×10で5,000ゴルド。と、薬草採取10本毎で1,500ゴルドか・・・。まぁ初めての依頼だし、もうお昼だしこの位かな?今日はこの4人で実践を経験するだけに留めておこうかな?じゃこれお願いします。」


「わかりました。けど油断はせず、いつでも緊張感持って行動してくださいね?何があるかわからないのが冒険者なので!」



この街はぐるりと高い壁に覆われている。魔物の侵入を防ぐためだ。北と南に門が設置されており、そこから外へと狩りに出かける。通行証としてギルドカードを提示するとすんなりと外へと出る事ができた。


外へ出るとダンジョンだというのに広大な草原と森、太陽まで存在している。この太陽は擬似太陽と呼ばれており、ダンジョンを作ったクロノス神がダンジョン内の環境を整える為に作ったと言われている。またこのダンジョンは50階ごとにこの広さの空間があり、街が存在しているらしい。


「さぁ!狩りの時間だよ!ウェアウルフどこだ〜!」


マイルは元気よくスキップしながら叫んでいる。


「狩かぁ・・・。僕はどちらかというと薬草採っていたいな・・・。」


アントニオは戦闘よりも部屋で植物を育てる方が多かったらしく、薬草について詳しい。


「森に行ったらウェアウルフとウェアラットが出てくるし、薬草もそこらに生えてると思うから、とりあえず森に行ってみよう!」


「お!リーダーコビー!初仕事だね!」


サニーに茶化されながら一同森に向かって歩きはじめた。


「コビーは前回荷物持ち(ポーター)やった時はどの辺に行ったの?」


「あの時は森の奥まで結構進んだよ?ウェアラットが群れで襲ってきてしんどかったぁ。森の手前くらいだったらウェアウルフも多いからその辺りで薬草採取してればウェアウルフが出てくると思うんだ。」


「そっか、じゃまずは森の入り口を目指す感じだね!冒険者になったって感じがしてきた!」


サニーはそう言いながら拳を握りしめた。


「ねぇアントニオ(トニー)?アンタってなんの魔法が使えるの?そういえばこの間新しい魔法がどうとか言ってなかった?」


「あぁ・・・。ぼ 僕は黄魔導師だから基本的には土系の魔法が多いよ・・・?まだ初期のものしか使えないけど・・・。あと・・・子供の頃に一度だけ上級魔法使って気を失って・・・それも使えると思うんだけど流石に怖くて・・・。今使えるのはロックボール、ロックアロー、この間言っていた新しいのは・・・ストーンストリームって竜巻魔法・・・。」


「中々戦闘向きなのもあるじゃない!じゃあ戦闘になっても大丈夫だね!前衛は任せて!フォローしてよね?」


「うん・・・できる限りは・・・」


そうこう言っている間に森手前までやって来た。どこからかウェアウルフの遠吠えも聞こえている。


「ひとまずここらで薬草を探してみよう。荷物は僕のディメンションボックスに入れられるからどんどん採っていこう!」


こうして《クロノブレイバー》の初依頼がスタートしたのであった。

次回はまた戦闘シーンです!

アントニオの新しい魔法の設定間違えたので修正しました(-。-;

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