第1話 産まれたぞ〜
はじめての小説がスタートしました。
さてさてどうなるのですかね( ̄▽ ̄;)
その昔地上には魔族の国と人間の国が存在していた。
魔族の国には圧倒的に強さの魔王が存在し、魔族、魔物、亜人たちを従え人間の国へ猛攻を仕掛けていた。
人間の国は魔王の進軍に防戦一方だった。
魔族たちの進軍は絶える事なく沢山の命が散っていった。
そんな中、人間界では異世界より勇者が召喚される。勇者はユニークスキルを複数持ち圧倒的な強さを誇り、仲間と共に魔族を次々と倒し、魔王へと戦いを挑んだ。戦いは3日間にも及び魔王の手で亡き者とされてしまう・・・。
こうして地上は魔族の国に徐々に侵食され、人間たちはダンジョンへと潜り、このダンジョンの街を作ったとされている。
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ここはダンジョン50階にある街〈フィフス〉
今日1つの命が生まれる・・・。
「・・・オギャー!オギャー!」
「・・・産まれた?・・・産まれたぞー!」
「おめでとうございます!元気な男の子ですよ〜」
「ありがとうございます!ありがとうございます!」
このドアの前で土下座しまくっている大男の名前はマッスル=ノートン。筋骨隆々な体つきをしているが、こう見えて料理人だ。
宿屋はこの街でも有名な宿屋兼食堂である。名前はどうかと思うが・・・。
「あなた〜この子ちっちゃくて可愛いわよ〜」
部屋の中から間延びした声。
マッスルの妻アニー=ノートンである。
「おお!アニー!俺の息子は・・・!おお!ちっさいなぁ・・・」
いや!あなたが大きいんです!
・・・ツッコまずにはいられませんね。
「あなた〜抱っこするのは良いですけど潰さないでくださいね〜」
間延びしている声とは裏腹に殺気が込められる
「・・・わ わかってる」
恐る恐る真綿を触る様に抱きかかえる。
「・・・おお!我が息子よ!」
暑苦しいですね。
マッスル=ノートンって・・・
実際いたら暑苦しいでしょうね・・・