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どこの誰かの日常ストーリー  作者: みやもり
1/12

いち 不毛な恋愛


23:00


私は深夜に入りかける夜空を見つめながら

電車改札近くの噴水傍に腰かけている。


今日は平日の半ばで終電も近い訳で

普通のOLの私はもう帰る時間なのにこんなところで

真夜中の空を眺めながら楽しんでいた。


携帯がチカチカ鳴る

『もうすぐ終わるから待ってて』

メールが入っていた


よくある社内の不毛な恋愛


「お待たせ」

「今日も遅いですね、仕事」

「帰り際にさ…」

他部署の先輩はそこから仕事の話をしながら

私は先輩行きつけの居酒屋へ誘導されていった


適当に相づちを打ちながら、光るグラスを見つめる


「それでさ…」


仕事の話しはつきない


「彼女もさぁ、束縛が激しくてね…」




どうでもいい。




世の中の女子はこんな夜と恋愛を何回繰り返してるのだろう

不毛な恋はもはや恋愛ではない気がする


社会人3年目


仕事も慣れてきた私の心と体は冷めていた。



『また、今度ね』


休日の早朝、始発の電車内でメールを見ながら

私はメールを削除した。





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