「ちょっといいかな」
題材はともかく、なんでもないことをなんでもない瞬間にふと思い出すことって日常的だと思います。
PM11:00
いつものように夜道をフラつく
夜の闇に輪郭が溶けるよう 黒を基に身を包み
行き着いた最寄りの公園の
氷のベンチに四肢を垂らす
いつもここに来ると
ナンパをされた時の事を思い出す
同性にナンパされたのは初めてで
だからよく覚えている
とにかく礼儀がなってないやつだった
相手は人のことを根掘り葉掘り
こっちも付き合って色々聞いてみるのに
それには取り合わずこちらのことばかり
悪い奴ではなかったけど
それでも結局 教えてくれたのは名前だけ
…もう忘れたけど。
ただ
聞かずとも判ったことが一つだけあった
彼の職業だが
恐らく警察官だ
連載中の執筆が煮詰まり気味。というかある人物の設定を決めかねています……。
数通り考えたものの、どれも書きたくて。消去法が効かない選択肢は厄介ですね。