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Contrail  作者: みゅらー
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真夏日

ミーン、ミーン、蝉が狂ったように鳴く9月。


「今年は例年より更に気温が上昇しーー」お天気お姉さんが暑いのにも関わらず涼しげな表情で言っていたが個人的に、もっと暑くなりそうな気がしたからTVを切った。



リモコンをそこら辺に置き重くて怠い身体を起こしベッドから起きる。

Tシャツ1枚、短パンでいるにも関わらず汗が滝のように垂れてくる。



「11時35分か」



汗を拭い電波時計を見る。

食欲もないのに冷蔵庫に向かうが部屋には雑誌、漫画本、ゴミ袋、1人暮らしらしいと言えばらしいのだが余りにも散らかり過ぎていて、物を踏みながら移動しなければならない。




冷蔵庫の中から冷やしておいた水をガブ飲みし、扇風機の前で風にあたる。

が、全然涼しくない。

網戸にしているのに風も入ってこない。




冬にエアコンが壊れてから放って置いたらいつの間にか夏になっていた。

まだ冬は着込めばいいが夏は全裸とはいかない。




早く直したいがお金もない。

おまけに13時から大学のサークルの活動がある。




涼しくもない扇風機の前でボーッとしている暇はなかった。



携帯を見ると母親から留守電が入っていたがそんな暇はなかったので急いで準備をし、戸締りをしてから家を出た。



駅近くに住んでいるため余裕と見ていたが結構ギリギリなのに気づき走り始める。



周りはパタパタとハンカチやうちわなどで仰いでいるが走ってるのは俺だけだ。

当たり前か、この暑さで走るのは自爆と同じだしな笑




走ったせいか冷房が効き過ぎている電車では汗が冷えて寒い。



はぁはぁ息を切らしているのは俺だけだし昼間の電車は空いていたので座る事ができた。



息を整えながらスマホを見ると親友と呼ぶべきか友人と呼ぶべきかどっちでもいい奴から連絡がきていた。


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