表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

一話 起きて直ぐ

ども、刀好きです。

二つ目の小説に成ります、文章が変、ストーリーに無理が多々あると思いますが、読んで頂けるととても嬉しいです、では。

この世の中・・生き方が・・分からない・・











何故・・俺達は・・・こんな世界に生まれたんだ。








決して世界から・・世間から・・・認められない者達がいた・・・


それでも・・俺達は・・・こんな生き方しか・・出来ない。









・・生まれた時から・・・俺は孤独だった・・・周りの連中と・・・俺は何処か、ずれていた。





それでも・・・生き辛い、この日常は幸せに満ちていた。



だから生きて来たんだ・・・あの鈍く濁った、輝きが・・・この目に焼き付くまでは・・・。




















男は目覚める・・・時刻は・・朝の6時30分ちょうど。


世間の大人たちは今頃、朝のラッシュアワーに身を委ねている頃・・かな・・まだ早いか?


小学生・・中学生・・高校生・・よく分からないが、学生達の登校する声が窓の外から聞こえてくる。


男は自分の名前を思い出そうとする・・


ああ、そうだ鈴木一郎それが俺の名前だ。


山田太郎に並ぶ平凡な名前だが、あるスポーツ選手のお陰で名前をカタカナにするだけで、一躍カッコイイ名前になる。


もっとも一緒なのは、名前だけだ・・・俺は世間から言わせれば・・あまり認められない人種らしい。


だけどよ・・・良いじゃんか、俺はちゃんと仕事してるんだからよ。


・・・ただ、社会にでるのが嫌なんだ、馴染めない・・・


仕事は、知人の紹介で、週に2回コンビ二で深夜バイトしているだけだったりする。


一日の始まりは、ため息から此れが無いと一日が始まった気がしない。


俺の住んでいるアパートは、知り合いの物件で、安く住まわして貰っている・・・頭が上がらない。


大家には娘がいる。


確か・・・俺が、小3の時に家の近所に引越して来たから・・・18年の付き合いって事か?


そんでもって、あいつが20の時に出来ちゃった結婚、ちなみに相手は俺じゃない、木下洋一(当時22歳)大学で知り合ったらしい。


もっとも俺はその時から、この道を新星の如く突き進んでいたから、秋子(当時20)が付き合っていた事すら知らなかった。


俺の初恋が砕け散った瞬間だ・・・まあそんな訳で・・・最近はそれはもう、何事にもやる気が出なくて。


時刻は6時45分・・・俺には日課がある・・毎日この時間から・・・なんと・・・俺は・・・散歩している。


何事も日課を作り、それを続ける事が社会復帰(俺は社会に出た事がない)する為の始めの一歩らしい・・


洋一さんが、この歳になっても、一向に社会に出ようとしない、俺を心配して毎朝、駅まで洋一さんと散歩するのだ。


彼は、そのまま電車に乗り会社に行き、俺は帰り道、途中でコンビニに寄り、昼飯飲み物、そして晩飯を買って家路に着くのだ!!


どうだ!!俺はこう見えても早起きなんだ・・・・まあこの位にしておいて、最初は洋一さんに嫉妬した者だが、如何せんあの人は、良い人だった。


今は俺の勘違い出なければ・・いい付き合いをしていると思う・・


洋一さんには悪いが・・・俺はこの日常に・・残念ながら満足しちまってる。


「いけね・・そろそろ行かなきゃ・・洋一さんがまってる」





鈴木は立ち上がった・・不意に携帯の音が鳴る・・メールだ・・・それを開く


『明日・・丑・・B・・命』



鈴木はそれを見ると・・・少しの間、動きが止まる・・・



・・・携帯を投げ捨てて、外へ出る・・・洋一さんが待っている早く行かないと。



鈴木は急いで外に出る。




「洋一さん・・・すみません時間、大丈夫ですか?」


「はは、鈴木君まだ5分しか過ぎてないよ・・・謝る必要なんてないさ」


「でも珍しいね、何時も僕より早く来て、逆に待たせちゃっているのに」


「いえ、今日少し寝坊しちゃって・・」


「そうか、まあここで立ってても仕方ないか、行こう」



2人は歩き出す・・一方はスーツ姿、方やもう一方は普段着、少し変わった組み合わせだが、もうこんな事が2年ほど続いている。


「しかし、君も頑張っているじゃないか、正直言うと秋子は3日も続かないと言っていたんだよ、でももう随分と続いている」


「いや、もともと早起きは出来るんですよ・・・あくまでも、早起きだけですが・・」


洋一は少し悩んで、話を切り出す・・


「・・・あまり急かすような事を、言う積もりはないんだ・・どうだろう・・気が向いた時で良いんだ今度、一緒に就職相談に行ってみないか」


「どんな仕事があるか分からないけど、のぞくだけでも良いんだ」


「・・はい、考えときます・・」


「ああ・・気が向いた時で良いからね・・」


まったく俺はこの人に、気ばっかし使わせて・・応えんとな・・でもな・・・社会に出たくない、息が詰るんだ・・俺は。





・・・俺は・・・当たり前の日常には・・・馴染めないんだ・・・



おわり



ここまで読んで頂、ありがとうございます。

一応舞台は、日常になります。

前作も12話と短かったですが、今作も多分短いです(予定では九話)。

最終話はあまり幸せな終り方ではないと思います。

それでも読んで頂けると、とてもうれしいです。

では、宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ