さよなら。幻覚さん。
掲載日:2026/02/22
忘れられた記憶達。忘れられた色達。忘れられた香り達。忘れられた風達。それが今貴方を包む時、貴方は何を抱きしめますか?
「さよなら。幻覚さん」
最初の出会いは暑い夏
吸い込まれそうな空は青く
田舎を流れる水の音
元気な君の走る音
青い風、青い風
庭の木漏れ日に消えてった
独りぼっちの病床に
出来た最初のお友達
数日後には帰っちゃった
「また来るよ」とだけ微笑んで
再開したのは乾く夏
何処までも澄んだ藍の空
田舎に咲いた煙花
僕の目に映る君の色
乾いた風、乾いた風
線路の向こうに消えてった
独りぼっちの病床に
花のまつ毛を運んできた
数日後には帰っちゃった
「また来るよ」とだけ微笑んで
3回目はまた青い夏
白黒写真の君の顔
何だか寂しい、気づいちゃった
家族みんなには内緒だよ
僕達だけの秘密だよ
白色ばかり見ていたら、青空の色や飛行機雲、若い緑の色が美しく思えます。この頃寒暖差が激しいですね…皆さん体調にはお気を付けくださいね。




