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最強賢者の異世界転生記  作者: Morton•Popper
始まりの世界とゆかいな仲間
7/7

静寂の戦い

メアリーは目を瞑る

思い出すのは幼き日のこと、家出したメアリーは

森に迷い込んでしまう


森を彷徨っているとダークネスボアに遭遇してしまう、ダークネスボアの突進を受ければ幼い少女などひとたまりもない


私はこわくて、震えて、頭が真っ白になって何も考えられなかった、腰が抜けて逃げられないし、戦術も上手く考えられなかった


「火炎魔法第三章:「火炎弾(フレイムブレット )」!」

幼い男の子の声が響いた、


誰もが逃げ出す中、私と同い年の彼は勇者様が来るまで私を守ってくれた



私は彼に憧れた、彼に比べて家出した自分が

弱く思えた


それを勇者様に伝えると

「お前も得意、極めろよ、それはその少年に出来ない事を可能にする」

そう言ってくれた


私はその言葉を信じて、ここまできた、

嫌いだった錬金術も前向きに捉えられ、医療錬金術

が得意で好きな事がわかった





私は目を開ける、

だから、これで終わりなんてやだ、



もっと話したい


ソーマ君に追いつきたい…!









「まずは弾丸を取り出すべきよね」

金髪の少女、メアリーはそうつぶやき、手を透明な液体で手とメスを洗い、

ソーマの銃創まわりを切開する

露出した肋骨を開胸する


「その液体は何?」

カグヤがそう尋ねる


「エタノール、葡萄酒を蒸留したものです」

真剣な表情でそう答える


「じょうりゅう?」

カグヤさんは蒸留を知らないのか疑問の表情を浮かべる


「錬金術の技術の一つ、混ざってる液体を分けるの、メアリー、貴女錬金術師だったのね」

メアリーはソーマの体から血の塊を取り出していて


「ええ、アルケミス家って聞いたことないかしら?」

出血部を押さえながらそういう


「貴女薬剤合成が専門でしょ?

手術なんてできるの?」


「あまり得意じゃないけど…やるしかないわ、

銃で撃たれれば諦めるのが常識、でも諦めたくないの」

ソーマ君の身体を切り進んで弾丸を探す


ソフィアはメアリーの頬にキラリと光る水滴をみる


ソフィアはメスが揺れてるように見えた


ソフィアはメアリーも不安なのだと実感する


効果ないかもしれない、


体力切れに間に合わないかもしれない、


私なんかで常識を超えられるのか


メアリーはそんな不安を抱えていた


「私たちも、私たちのできることをしましょう」

ソフィアは光魔法第二章:「癒しの光(ヒール)

をメアリーとソーマにかける


白い魔法陣から放たれた優しい光が、ソーマとメアリーを包む

二人の体力を回復させているのだ


「疲れが楽になった、ありがとう、」

メアリーは少し微笑む


「私も、私の出来ることをする、私は強い女、アベ・カグヤ!」

カグヤは自分に言い聞かせるようにそう言い


「召喚、「玉藻前」急急如律令!」

「悪行転清」と書かれた札を口元に構えて囁く

札が光を放ちその光の中から玉藻前が現れる

「カグヤ、貴女がわたしを召喚するとはねぇ?」

にやり、と蠱惑的な笑みを浮かべて、唇に指をあてて首をかしげる


「ソーマ君が、大変なの」

カグヤは溜息をついて、玉藻前をにらむ、カグヤは自分の手が濡れているのを感じる


「ふーん、わかってると思うけど、貴女の呪力じゃわたしは縛れないわよぉ?」

冷酷な笑みを浮かべてそういう


「で、でも…」


リン!鈴が鳴ったような音がする



「まあ、わたしを生かそうって言ってくれたの、ソーマ君だものね」

そう、元々カグヤは玉藻前を殺すつもりだったが、それに待ったをかけたのがソーマだった


「ソーマ君に幸運の呪いをかけたわ、」

そういって、玉藻前は札の中に戻る

メアリーは懸命に銃弾を探す









「見つけたわ!」

何分経っただろうか

メアリーが、血まみれの弾丸を見て、少し安堵したように笑う

その笑顔はカグヤに広がる

そして、ソーマの傷口をソフィアが光魔法第二章:「癒しの光(ヒール)」で塞ぐ













「可夢羅さん…ソフィア?」

しばらくすると

ソーマくんのそんな声が聞こえて目を開ける


ソーマくん、私も君を救えたよ、ちょっとは…

近づけたかな…


「メアリー、助けてくれてありがとう!信じてたよ」

その言葉に私ははにかむ、

その言葉が、ソーマ君に信頼されてた事実が何より嬉しかった


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