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最強賢者の異世界転生記  作者: Morton•Popper
始まりの世界とゆかいな仲間
5/6

狐のお姫様

お待たせしました第五話

メアリーさんの名前ちょっと変更しました、ごめんなさい

「それで、ソフィアにぶっ飛ばされてきたと?」

グラシエスは、静かにそう尋ねる


「も、申し訳ありません、」

レイノスは膝間づいて許しを請う


「もういい、ご苦労だったな、」

グラシエスがそう告げた瞬間、レイノスの顔から血の気が引く


グラシエスが手を伸ばすと、


レイノスは凍り付いていた



「あらあら、素敵な氷になっちゃって」

蠱惑的な雰囲気を纏う着物の女性が陰から現れる、



「お前の番だ、タマモトマエ」

グラシエスは玉藻前にそう告げる


「えぇ、」

玉藻前は妖艶に微笑んだ








僕は今日、図書館に来ていた

アベさんのあの言葉、ずっと気にかかってた


「私といると、呪われちゃうかもよ?」


あれ、どういう意味なんだろう、

確かに陰陽師は、前世で占いを用いて政治決定に関与していた職業、創作等では

退魔師みたいな役割で登場して、敵に呪いをかけたりしていたし、ソフィアも

アベさんが見たことない

魔術体系で戦っていたと言っていた


この世界における陰陽師ってどんな存在なんだろう?


陰陽師、陰陽道に基づき、未来を占い、敵を呪う、ジャホン国に存在する魔法使いに近い存在…か、


創作に出てくる陰陽師そのものって感じか…


そういえば…


「安倍晴明、この世界にはいたのかな」

よく創作に登場する陰陽師で、僕の大好きだったアニメにも出てきた、

前世にだって実在したのかどうか、わからないけど…


「あなた、安倍清明を知ってるの?」

そんな声が聞こえてくる、振り返ってみると、そこにはアベさんがいた、

アベ…もしかして…


「うん、御伽噺(おとぎばなし)で読んだんだ」

アニメとか前世とかってことは言えないから、御伽噺(おとぎばなし)ってことにしておこう


「わたしの憧れなの」

彼女の笑顔はいつものものとは違う、柔らかい、少女らしい笑みを見た気がした


「あこがれか…かっこいいよね、安倍晴明、孤独だけど人間的で、

友達と出会って、人を救って、すごくかっこいい」



「ええ、そうなのよ!」



どこか弾んだ声でアベさんはそう答える


そういえば安倍晴明の子孫って…

「土御門…じゃないの?」


何気なくそうつぶやくと、アベさんの表情が凍り付く


「どうしてそれを!急急如律令!」


「火行的飞牌」の札が燃えて飛んでくる


「土魔法第一章:「防御(プロテクト)」!どうして攻撃するんだ?」

防御で札を止める、この炎が水で消えるかわからない、

本が燃えちゃう危険がある以上、受け流しペリーは使えない




「問答無用!排除する!」

アベさんが印を結ぶと、静かな鈴の音と共に周囲は炎に包まれる


「うぁああああああああ」

熱い、肌が焼けるように痛い…死ぬ…


ふと僕は腕を触る


火傷…してない?まさか!

僕は無詠唱で、「風圧砲(ウィンドシューター)」を撃つ 


「きゃ、」

炎は消えて、壁に打ち付けられたアベさんが現れる。


本は燃えてなかった、よかった…


やっぱり、さっきの炎は幻だったんだ


「どうして、僕を攻撃したの?」

僕はしゃがんで、倒れてるアベさんと目線を合わせてそう尋ねる


「真名、知られた以上、生かしてはおけない」

まな…そっか、土御門ってアベさんの真名の苗字だったのか、


確か陰陽師は呪われるリスクから他者に真名を知られることを嫌うんだっけ


「ごめん、君の真名は知らないんだ、ただ、安倍家が今は土御門って

名乗ってるって噂を聞いただけ、真名の下の名前は知らないよ」


僕はそう謝罪する


「なんで謝るの?謝るのはこっち、」

気まずそうな、でもそれより寂しそうな表情をしていた


「君が聞かれたくない事を僕は聞いてしまったからね、」

僕は正直にそう答える、


「そう、」

そういって歩き去ってしまう






僕は、授業に向かうために歩いていた、図書館から、

次の授業がある第一講堂までは中庭を突っ切っていくのが一番早い


僕が、中庭に足を踏み入れると、木々の間に女性が倒れてるのを見つける


何故か僕は「この人モテそうだな」という感想を抱いた、

スラっと長く艶のある黒髪、輝くような白い肌に泣き黒子、

たしかに、モテそうな要素の多い顔だ、


僕にはよくわからないけど、そんなことを思いながら女性に近づく


「聞こえますか??」

僕は、脈を採りながら、女性を揺らしてみる


「んーわたし、倒れてたんですか?」

女性は、ゆっくり目を開けて、たれ目をこちらに向け、

コテンと首をかしげてそういう


「はい、ちょっと結膜、あー瞼の裏見ますね」

僕はゆっくり出来るだけ優しいトーンでそういう


「は…い?」

女性はすこし困惑したような声をだす


瞼をめくって見ると綺麗なピンクだった、貧血ではなさそうだ


貧血だとしてどうしようという話ではあるが、クエン酸第一鉄Naの作り方とかしらないし


そんなことより

「うーんとりあえず、パン食べますか?」

非常食として持っていたパンを出してみる



「はい…いただきます」

女性はパンを少しづつ齧る



とりあえず医務室にでも連れて行こうか、でもこの人この学園の関係者なのかな?

見たことないけど、関係者じゃないならメアリーにお願いした方がいいのかな



そんなことを考えていたその時


暖かいものが僕の頬に触れる


女性は僕にキスしていた


「ちょっと、簡単にそんなことしちゃ駄目!」

魔力切れのような妙な疲労感と頭痛を感じながらそう言って飛び退ける



なんだこれ、今日はまだ殆ど魔力使ってないのに、それにこれ、消耗してるのは

魔力だけじゃない!?体力もごっそりもってかれたようなそんな感じがする


その時、僕は熱を感じて、薄目を開ける、



炎の...玉?防がなきゃそうは思っても、つらい疲労感と、魔力切れで、

上手く思考がまとまらない



「逃げて!急急如律令!」

逆三角形の小さな呪力の盾が僕を守る



アベ…さん?


「あいつは玉藻前!あなたの生命力を吸い取った!」

たまもとまえ確か…九尾の一種だっけ…美しい女性に化けて、男に近づいて、


それでー



「急急如律令!」

「火行的飞牌」の札が燃えて飛んでいくも防がれてしまう


「お前に関わった者は皆んな死ぬんだ」

玉藻前は僕に火球を撃つ


咄嗟に僕は「防御(プロテクト)」で防ぐも吹き飛ばされてしまう


「させない!」

アベさんは舞を踊る、その舞は駆け回る狐にも似ていた



玉藻前と僕たちの間に結界が形成される、玉藻前はそれを殴ろうとけろうと火球で撃とうと、破ることは出来なかった


「狐姫の結界!それだ!それこそが!お前が化け物である証左!」


「アベさん!」

僕は彼女とアイコンタクトをとる、賢い彼女なら僕の言いたいことがわかるはずだ


アベさんは舞をやめ結界が解除される



「風魔法最終章:「竜巻(トルネード)」!」

僕は自分よりも少し大きい竜巻を起こして、玉藻前を暴風にのせてぐるぐる回す



「アベさん、大丈夫?」

僕は魔法を制御しつつ、倒れていたアベさんに声をかける


「カグヤ、そうよんで、私は、竹のお姫様みたいに、強い、女なの」

参考文献

FUKUI若狭ONEweb福井「若狭路」の観光サイト「土御門家史蹟」https://wakasabay.jp/list/detail?genre=spot&id=5d6f6b3c7765619cb2040300(2025、11月18日閲覧).

コトバンク「急急如律令とは?」https://kotobank.jp/word/%E6%80%A5%E6%80%A5%E5%A6%82%E5%BE%8B%E4%BB%A4-476718(2025、11月18日閲覧).

RefList「参考文献リスト自動作成」https://reflist.netlify.app/(2025、11月18日閲覧).

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