40/58
智夜と十六夜 40
「明日、智夜君が駆け落ちしようって家に来たらどうする?」
姉ちゃんの意地悪。
「来なかったらどうする?それに明日は部活の日だし」
「じゃあ、朝、登校する時言われるかもよ」
「智夜は絶対高校は卒業する人だと思う」
「そうだね・・・。じゃあ、高校卒業したら駆け落ちしようって言われたら、どうする?」
「何で姉ちゃんは駆け落ち、駆け落ち言うの?」
「だってさ、十六夜の話だと智夜君、私と話をしに絶対また家に来るよ」
「そうかもしれないね」
「絶対来ます。そしたら、また掃除しなきゃじゃない・・・。いっそ駆け落ちして」
私は部屋の中を見回した。いや、そこまで大掃除が必要な程散らかってはいない
「大丈夫だよ、このままで」
「駄目だよ、智夜君真面目な話で来るんだから片づけておかないと」
姉ちゃんが部屋を片づけ始めたので、私も渋々片づけを始めた。姉ちゃんも変な事を気にするんだから。




