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智夜と十六夜  作者: 千夏
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智夜と十六夜 38

 京ちゃんのおしゃべり。ま、しばらくしたら私が自分で喋ったとも言うけど。何かみんなに”お金いらないなら、頂戴”と言われるんだけど。いっておくけど、いらなくないよ!

 智夜が三田さんの所に行ってきたと言ったので、どんな感じだったか聞いてみた。

「智夜、どんな感じだった?」

「そうだね、とりあえず事情を話したよ。婚約していなくてもお金を貰えるように十六夜の事も頼んでおいた。どうなるかはわからないけど」

「うん、ありがと。ま、でも言っておくけど、私、お金目当てじゃないからね?」

「大丈夫。わかっているから」

私達はしばらく黙って歩いた。ちなみに下校途中である。

「十六夜?」

「なに、智夜?」

智夜が立ち止まったので私も立ち止まった。

「春恵さんは僕がどうすれば十六夜との婚約を許可してくれると思う?」

智夜が真剣に聞いたので、私はちょっとどぎまぎしてしまった。

「そうだね、智夜が何というか、もうちょっとやる気を見せれば許可してくれると思うよ」

「そうだね・・・」

智夜が考え込んだので、私は悪いことを言ったかと思って慌ててフォローした。

「智夜は大変なんだから無理しなくていいんだよ」

智夜はそうじゃない、という感じで首を振った。

「十六夜、僕が春恵さんから婚約の許可を貰ったら、将来僕と結婚してくれる?」

智夜は滅茶苦茶真面目に私の目を見て言った。私はその場を滅茶苦茶逃げ出したくなった。

「うん、いいよ・・・」

私は俯いてしまったけど、逃げだす訳にはいかなくってそう言った。

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