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智夜と十六夜  作者: 千夏
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智夜と十六夜 14

 優ちゃんの件があってからちょっと智夜に会うのが億劫になって距離を置いてしまった。部活の無い日は大抵一緒に帰っていたんだけれど。

 先週は全然会わなかった。そう言ったら京ちゃんに怒られてしまった。

「智夜君ね、格好良かったよ。優ちゃんにも真面目な態度ではっきり断ったし」

京ちゃんは、優ちゃんの事があってから智夜の味方になったらしい。部活さぼって二人の後を尾行したんだって。全く、何やってるの!

「優しいし、頭良さそうじゃない?考え直しなって」

「京ちゃん、先週会わなかったってだけだよ?何で別れるって話にみたいになっているのよ」

「だってラブラブなら1週間会わないのは有り得ないでしょ?」

「付き合いが長いとそれくらいは普通になるの」

智夜とは小さい頃から仲良しだった。小さい時って親同士の行き来があるっていうのは結構重要だ。

「それで、今日は会いに行くの?」

「うーん、どうしようかな・・・」

「十六夜ってば!」

京ちゃんと、私は教室の窓から外を眺めながら校庭を見ながら話をしていた。風が涼しくて気持ちいい。

「あ、智夜君だ」

京ちゃんがそう言って校門の方に手を振った。

私はちょっとびっくりした。智夜がこっちの学校に来るのは珍しい。

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