第2話~出会いがしら①~
この度はご覧いただきありがとうございます。
さあ、今回より第2話スタート!
見事? ゲームテロ事件を解決した輝木光に、ついに超能力特殊部隊として初の任務がやってくる。
彼女の向かう先は、なんと東京拘置所だった……。
阿井創市の逮捕から1日。
国井からメールで報告を受けたが、カナリアの会の会員である阿井は、やはり超能力者だったらしい。
当然である。
データの不正改竄はまだしも、ユーザーをゲームの世界に閉じ込めた挙句、
ゲームと現実のダメージをリンクさせるなんてことが、現代の技術力でできるとは思えない。
阿井は都内の拘置所に拘留されているとのことだ。
裁判まではまだまだ時間がかかりそうだが、あれだけ甚大な被害を出したのだ。
恐らく極刑は免れないだろう。
私は昨日のことを改めて思い出す。
未だに森林ステージの凄惨な光景は私の脳裏に焼き付いている。
……恐ろしいのは、あの光景を生み出した一因はテロリストでもない普通の人々にあるということだ。
人間の本質というものは、想像以上に残酷なのかもしれない。
それに、昨日一緒に戦った仲間たちのことも忘れられない。
レッドさん、メグメグさん、ウッチーさん……もし彼女たちがいなかったら、私は他のユーザーに襲われて命を落としていただろう。
本当の顔も名前も知らないけど、なんとか会っていつかお礼を言いたい。
朝起きてしばらくそんなことを考えていると、国井から今度は電話があった。
今回は昨日と違い、すぐ受話器を取る。
『モンスター&ドラゴンズ』は現在サービス停止してて遊べないし、遊べたとしてもしばらくはやる気にならない。
「はい、輝木です」
『輝木。君にまたしても簡単なお願いがある。東京拘置所に行って阿井と会ってきてほしい。君が交戦したテロリストが阿井で間違いないか確かめてきてくれ』
「え。しかし、阿井は全ての罪を認めているとメールで伺ったのですが……」
『我々の活動と警察の捜査は分けて行わなくてはならないのだ。……警察は役に立つが、アテにしてはならないんだよ』
国会議員がそんなこと言っていいのだろうか。
警察庁の官僚全てを敵に回しかねない発言だ。
『とにかく、事務的に必要なことなのだ。一度会うだけで構わない。どうかよろしく頼む』
「はぁ……。分かりました。今から拘置所へ向かいますね。それでは」
私はそう言って電話を切った。
(事務的な仕事ね……)
最初に超能力者のテロ組織と戦うと聞かされた時は、命懸けの戦いの毎日を想像していたが、実態はこんなものなのかもしれない。
もちろん、楽に1億円の借金が解消できるならば、その方が断然いい。
今日は無事に1日を過ごせそうだ。
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電車を乗り継ぎ、小菅にある拘置所に到着。
テロリストの顔はアバターでしか知らないが、面会して話すうちに阿井創市かどうかは分かるだろう。
私は拘置所へと入った。
入るなり、警備員のような人がこちらへ近づいてきて、
「輝木光さんですね。国井さんからお話は伺ってます。こちらへどうぞ」
と言って所内を案内してくれた。
どうやら国井から拘置所の職員に話が通っているようだ。
そして、廊下をしばらく進んだあと、
「私がご案内するのはここまでです。
このまま奥へ進んでいただくと部屋がございますので、そちらお入りください。
安全のため、面会の際には監視の者がおります。
部屋へ入られましたら係の指示に従ってください。では」
と言って警備員はどこかへ去っていった。
……これは後で調べた話だが、拘置所の職員は、警備員じゃなくて刑務官というらしい。
国家公務員なんだとか。
でも、そんなことはすぐにどうでも良くなる。
私はここで、もっと大きな出来事に遭遇することになったのだから……。
とにかく私は警備員……ではなく、刑務官に入るよう言われた、阿井創市との面会部屋へ入る。
その中で、最初に目にしたものは――
血だまりに横たわる刑務官だった。
(な、な、な、なんだこれは‼︎)
脱走するために阿井がやったのか!?
だとすれば、阿井を逃すわけにはいかない!
急いで、かつ慎重に、部屋の奥へ進む。
(私が命懸けで手にした功績を、水泡に帰されてたまるか! いや、私は阿井に負けそうだったけどさ! それに、阿井が脱獄してまたあんな事件起こしたら最悪だ!)
とにかく事実確認だ。
「なっ……っ!」
面会室で阿井創市らしき受刑者の制服を着た中年男性を発見した。
火傷も負っているし、こちらが阿井創市で間違いないだろう。
そして彼は、ガラスのこちら側……面会者側にいるっ!
(阿井が脱出している! まずいっ!)
だが、それ以上に、この部屋は妙な違和感があった。
「――っ」
違和感の正体。
脱走に成功しているのにもかかわらず、阿井は青ざめ、怯えた表情を浮かべている。
怯えている対象は……。
部屋の中にいる、『絶対に刑務官ではないだろう謎のもう1人』だ!
(ラフな格好をし、前髪を中央で分けた若い男……年齢は20代半ばくらいか? こいつは一体……? 他の面会人か?)
ならばなぜ阿井はこんなに怯えてる?
「あなたは一体……、!」
私は謎の男に話しかけたが、途中で言葉を切った。
なぜならこの男が、銃を持って阿井に向けていたからだ!
(阿井を殺すつもりなのか⁉︎ 銃を取り上げなければ!)
「させないっ」
私は超能力で思い切り磁力を発生させ、銃を自分の方へと引き寄せる。
謎の男は困惑しながら銃を手放したので、私は床に落ちた銃をすかさず拾い上げる。
……ひとまず、銃を取り上げることには成功した!
「あなたは誰なんですか⁈ ここで何をしてるんです‼︎ 刑務官を殺したのはあなたですか‼︎」
男に問い詰める。
男はすぐに落ち着きを取り戻しましたと言わんばかりの顔をしながら、返事をした。
「オーケイ。質問が多いよ。まずどれに答えればいいのさ?」
(なんだコイツ……⁉︎ 銃を取り上げられたっていうのに、なんでこんなノンビリしてられるんだ!?)
私は薄気味悪さのあまり、男に銃を向けた。
「全部だ‼︎ 余計なことしないでさっさと答えろ! 顔半分を吹き飛ばされたいのかこのタコ!」
かなり威圧的に言う。
私は必死だった。
震えながら威嚇する私に、ある人物が言った。
「やめろ! さっさとここから逃げろ! 殺されるぞ!」
その言葉を発したのは意外な人物だった。
昨日の宿敵、阿井創市だ。
阿井は続ける。
「お前の質問には俺が答えてやる!
コイツは『カナリアの会』構成員で超能力者専門の暗殺者、『津場井 照』だ!
拘留された俺を消しに来たんだ!」
どうもそれが謎の男の正体らしい。
(またカナリアの会かよ! じゃあコイツの目的は差し詰め阿井を殺して口封じとでも言ったところか!)
銃を持った手により一層の力を入れ、津場井に向かって言う。
「おい! 津場井とかいうヤツ! 無駄な抵抗しないで大人しくするんだ!」
だが、津場井照は動じずに言う。
「あ、そうだ。
阿井さんが答えなかった質問に答えてあげるよ。
刑務官を殺したのはボクさ。
邪魔だったからね」
そんなこともう今更聞くまでもない。
とにかく、阿井を殺させるわけにはいかない。
いや、私たちもちょっと殺そうとしたが……あれは正当防衛だ。
(まあとりあえずアレだ……犯罪者は法の下で裁かれなくてはならないはずだ)
ここは私が戦うしかない……!
「もし、キミもボクの邪魔をするなら殺しちゃうよ? それでもいいかい?」
キザったらしい口調で津場井が言う。
癪に障るヤツだ。
(それに私を殺すだって? お前の銃は今こっちにあるんだ。やれるものならやってみろ!)
「黙れ! 阿井から離れろ! 撃ち殺すぞ!」
「女の子なのにィ、キミは怖いなぁ。
そんなに撃ちたいなら撃っていいよォ。
……運が良ければボクに弾が当たるかもね。
悪いとキミに当たるだろうけど」
なんだ……?
こいつ、私をバカにしてるのか?
この至近距離で外すわけがない。
悪いが、足やその辺を撃ち抜いて、あいつを拘束してやろう。
私は引き金に手をかけた。
しかし……
「銃で脅しても無駄だ!
コイツに銃なんか当たらない!
コイツは暗殺にかけては、誰よりも恐ろしい超能力をもっているんだ!」
阿井創市が私を止める。
(こちとらお前の能力も十二分に恐ろしかったんだよ阿井創市! つかなんでコイツは、私にやたらと助言っぽいことをしてくるんだ?)
「あのさぁ、何でキミはずっと彼女に味方してるんだい?
キミとボクは仮にも同じ組織で志を共にした仲じゃないか。冷たいよねェ」
私を意図を察したわけではないだろうが、津場井が阿井に尋ねた。
「黙れ! 俺だって死にたくはないんだ!
もはやお前は俺にとって外敵でしかないんだよ!」
そんな理由なのか……。
(アンタこの局面を逃れても多分死刑だと思うけど……)
だがおかげさまで私は少し落ち着いた。
「そうは言われてもボスの仰せらしいからね。
阿井創市、キミには余計なことを話す前に死んでもらうよ」
そう言う津場井照の右手にはナイフがある!
まずい、阿井を刺し殺すつもりか!
(くそっ、もう撃つしかない‼︎)
引き金を思い切り引いた。
『ダーンッ!』
銃なんか撃ったことないから正しい撃ち方なんて知らないけど、無我夢中で津場井に向けて私は発砲した!
「誰にも当たらず外へ飛んでいったようだね。オーケイ。中吉といったところかなァ」
しかし、私には津場井の呑気な声が届く。
しかも、『背後から』だ。
阿井の言う通り、『当たらない』のか……!
「せっかく阿井が警告してくれたのに、勿体無いことするなァ。ボクに銃なんて当たらないんだって」
慌てて振り向こうとする。
(阿井と戦った時といい、どうしてこう私は背後を取られるんだ! そもそも、私と津場井は数メートルは離れていた! どうやって一瞬で背後に……!?)
「もう遅い! ジャマするならキミにも容赦しない!」
私が振り向くより前に津場井がナイフを投げてきた。
だが、私は超能力者だ。
(如何なる飛び道具であろうと、鉄製である限り私の前では無力! 磁力で明後日の方向へ吹っ飛ばしてやる!)
私はゲームの時と同じように電気を回転させ、磁力を発生させる。
ゲームの時は本人が直接打撃をしていたきせいで引き寄せるしかできなかったが、今回は飛び道具。
飛び道具の軌道が磁力で変わった直後に、磁力を解除する。
そうすれば、ナイフはその方向にそのまますっ飛んで――
「!?」
ナイフの軌道が変わらない!
(――‼ 私の超能力が効かない⁉︎ なんで!)
「ぁぁあァ!!」
速度も軌道も変えることなく私の左脇腹辺りに突き刺さったナイフを見て、ようやく私は答えが分かった……。
(このナイフ……アルミ製だ!)
血が止まらない……!
ここはゲームの中じゃないから痛みを消し去る手段もない……!
こういう時、ナイフ抜くのと抜かないの、どっちが正解だったか……!
(クソ、うずくまって、のたうち回りたい程の痛みだ!
だけど、ここで膝をついたら、次の攻撃で私は殺される……!)
「キミにも超能力があるんだね。
多分、磁力を操るとかそんな感じの能力かなァ?
でも、ボクは超能力者専門の殺し屋だよ。
そんなチンケな超能力は腐るほど見てきたのさ。
だから、いくらでも対策のしようがあるんだよねェ」
得意になった津場井が言う。
(チンケだと⁉︎ バカにしやがって! しかも私の能力を磁力だけだと勘違いしてるし!)
私は内心その言葉に憤る。
すぐに訂正してやりたかったが、今の状況はそれどころではない。
「だけど、ボクの超能力は違う。
ボクの超能力は絶対に破られることはないし、対策も不可能。
キミはまるで自分を主人公かのように思ってるみたいだけど、それは勘違いさ。
ボクから見れば、キミはただのモブキャラ……1話限りの使い捨てキャラに過ぎない!
真に天に選ばれた存在は、ボクのような最強の超能力を持つ人間なのさァ!」
「うるさい! 気持ち悪いんだよこのナルシスト!」
私への罵倒と自賛を続ける津場井を罵り返す。
だが、これでは負け犬の遠吠えだ。
「うゥーん……。
ボクの言ってることが分からないなんて、悲しい人だ君は……。
オーケイ。特別にボクの超能力を教えてあげようか?
キミが格の違いってのを理解できるといいけどねェ」
津場井は完全に私のことをナメている。
だから、私はここで1つの作戦を思いつき、決行した。
(ここまでナメられてるのは、逆に好都合だ。
このまま図に乗らせ続けて喋らせてみよう。
ヤツの能力の謎を解く手がかりを掴めるかもしれない!)
「調子に乗るな! 対策不可能の超能力なんてあるものか!」
私は挑発的な発言をする。
さあ、津場井、乗ってこい。
(銃弾を回避し、一瞬で私の後ろに回り込むコイツの超能力……超スピードとかその辺りか?)
「それがあるんだよなァ。ボクの超能力は――」
よし。
作戦は上手く行きそうだ……!
津場井の弱点を見極めて、そこを突くしかない!
「――時間を止める能力なのさ」
「……はぁ?」
思わず間の抜けた声を出す私。
(時間を……止める……だって⁉︎)
そんなバカな‼︎
「ほら、驚いてるゥ。そういう顔が見たかったのさ!」
(時間を止める……そんな超能力、本当に実在するのか!?
ましてやこんな序盤で出会ってしまうなんて――)
「ぁぁあァァっ‼︎⁇」
驚きで警戒がストップしていた隙に、背中をナイフで切られた⁉︎
(でも、警戒してなかったとはいえ、津場井がずっと目の前にいたことはさすがに間違いなかった!)
なのに『後ろから』切られた。
まさか、これが時間を止めての攻撃なのか!?
「フフフ……。
普通は超能力を相手に教えるなんて馬鹿のすることなんだけどねェ。
ボクは最強だから問題ないのさ。
……ま、とりあえずはこれでミッションコンプリートっ!」
そう津場井が言って、別の方を向く。
ミッション……⁉︎
(そうかしまった! 阿井を守らなくてはっ!)
「阿井っ――!」
私は阿井の元へ急ぐ!
しかし。
(…………くそっ……! 何やってんだ私は……っ!)
間に合わなかった。
大火傷を負っている阿井は、津場井のナイフを回避できず……。
阿井の首筋に突き刺さったナイフが、阿井を絶命させた。
(私のせいだ……! 阿井は即死だ……!)
そして私の目の前には、部屋中に飛び散る血、血、血。
かつて見た森林ステージの光景とは違う、リアルな『人間の死』に戦慄する。
「あ、あぁ……」
人生とはこんなにも呆気なく終えられてしまうのか。
……私も、急所を一突きされれば、阿井と同様の死を迎える……。
私の背を伝うものは己の血液か、飛び散った阿井の血液か……それとも、死の恐怖による悪寒なのか。
(怖い……!)
それは分からないが、私ははっきりと恐怖を自覚した。
「さて、これでキミがボクを邪魔する理由もなくなったワケだけどォ……。
もしかして、キミ、生きて帰れるとか思ってる?
ボクの時間停止の超能力を明かしたんだよ。
殺すに決まってるじゃないかァ。フフフ……」
津場井の攻撃がくる!
震えてる場合じゃない!
(次はどこから攻撃される⁉︎ 後ろか? 上か?)
私は、2箇所を負傷した身体が上げる悲鳴を無視し、全神経をフルに使い警戒する。
正解は――
「オーケイ、大当たりィ!」
――下だった‼︎
(クソ、回避できないっ!)
「ぃやぁあァァっ!」
アルミのナイフが私の右ふくらはぎを引き裂く。
激痛から叫び声を上げ、不本意にも膝をついてしまう。
「ちょこまかと動き回られるとウザいからねェ。
まずは足を奪う。
これが、暗殺の基本さ。
オーケイ、これでキミはタダのダーツの的と化したワケだ」
津場井は次の攻撃の準備をしている。
(ヤバいヤバいヤバい……!)
『アイツの能力が本物なら』次の一瞬で私をハリネズミにすることだってできるはず!
なんとか対策を打ち出さなければ、輝木光はまもなく死ぬ!
(どうすれば……!)
だが結局、決定的な策は思い浮かばない。
「とりあえず、壁際に……!」
ひとまず、次の攻撃を避けるための行動だ。
磁力を使っての移動を行う。
「ハァ……ハァ……」
引き裂かれてしまったため、足を動かすことはできないが、お得意の磁力で鉄製のロッカーに体を引き寄せ、壁際に移動した。
これが、今私が考え得る限界の策だった。
壁を背にすれば、少なくともこれ以上『背後からの攻撃』は受けないで済む……。
しかし、これでは本当にその場凌ぎにしかならない。
(殺されるまでに、何とか逆転の秘策を……!)
「オーケイ。壁際に行って背後を取られないという作戦かな。
うーん。残念ながらそんなことじゃボクの時間停止は破れないよォ。
ま、ボクは慎重な性格だからね。
わざわざ近づいてトドメを刺しにはいかないけどさ!」
津場井が話すと当時に、またナイフが飛んできた!
だが、今度は背後ではないので反応できる。
津場井の狙いは私の首筋だ!
「ぐっ!」
咄嗟に左腕で首元をかばう。
左の二の腕にナイフが突き刺さり、痛みで私は呻く。
「ハァ……、こ、この……!」
脇腹に刺さるナイフと背中の裂傷は依然として私の体力をゴッソリと奪い去る。
さらに、足を裂かれ機動力も失った。
そして今、左腕も機能を停止した。
『次の攻撃で確実に死ぬ……!』そんな確信めいた恐怖が私の脳を駆け巡る。
「足を失い動くこともできず、左腕を失い攻撃を防ぐこともできない。オーケイ! これにてキミはジ・エンドさァ!」
「さあァ‼︎ 凍りついた時の中で、血濡れの終幕を迎えるがいいっ‼︎‼︎」
津場井のナイフがまた首めがけて飛んでくる!
(……。
血濡れ……。
部屋中に飛び散った血……。
私の全身にこびりつく血……。
体から流れ出す血……。
吹き上げる血……)
……そうか! 津場井の超能力は……!
「うらァッ!」
左腕からナイフを引き抜き、飛んできたナイフを叩き落とす。
「なっ! ……フフフ。中々機敏に動く右腕だねェ。
なら、先に右腕も使えなくしてあげようかな」
「やれるモノならやってみろっ!
この大ウソつきめっ‼︎
お前は今、『私の左側にしか攻撃できない』ハズだっ!」
超能力者専門の暗殺者、津場井照が輝木光に襲いかかる。
彼の超能力は、なんと時間を止めるというとんでもないもの!
強力無比なその能力相手に、輝木光が見出した活路とは一体……?
ウソつきとはなんなのか?
次回決着!
ここまでご覧いただきましてありがとうございます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします!