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冷凍兎

「うぅぅ、寒い〜」

「夏も暑がってなかった?」

そう今は冬。あるものはこたつで丸くなってみかんを食べ、あるものは寒い中はしゃぎまわり、またあるものは・・・

妖「久しぶりの雪だね」

鈴「寒いわけだわ。このままじゃ私冷凍兎になっちゃう」

寒さで凍えていた!

鈴「どうしてこんなに寒いのに雪まで降ってくるのよ!」

妖「まあまあ、たまには雪遊びでもしようよ。」

鈴「寒いけど妖夢の頼みなら仕方ないわね・・・ちょっと待っていて。防寒具を取ってくるわ。」

妖「はーい」

鈴仙は一度永遠亭に、妖夢は白玉楼に一度戻る。

妖「何だかモコモコしていて可愛いね」

耳当てに赤いミトン。セーターと完璧な防寒

鈴「みょんもフワフワしていて可愛いわよ。」

白い耳当てに緑色のミトン。ライトグリーンのジャンパーと暖かい格好

鈴「えいっ」

妖「あっやったな〜それっ!」

鈴「くらえっ!」

数十分後・・・

鈴「雪でビチョビチョになっちゃったわ」

妖「うちで着替えてもいいよ」

鈴「本当?じゃあお邪魔させてもらおうかしら」

少女移動中・・・鈴「ヘクシッ、寒いから風邪をひきそうだわ・・・」

妖「着いたよ」

鈴「ガクガクブルブル」

妖「早く入ろうね」

妖「幽々子様〜ただいま戻りました〜」

妖「先にお風呂に入ろう」

鈴「そうしましょ」

お風呂で温まる二人…

鈴「ふー、暖まったわ〜」

妖「ご飯食べてく?」

鈴「そうするわ」

ご飯と聞いてあの食いしん坊が来ないはずもなく・・・

バタバタバタッ

幽「妖夢⁉︎ご飯なの⁉︎」

妖「そうですよ幽々子様。今から作るので待っていてください。」

幽「は〜い」

妖夢が料理をするために席を立つ

幽「こんにちは。私は冥界の管理をしている白玉楼の主、西行寺 幽々子よ。よろしくね〜」

鈴「私は地上の兎、鈴仙・優曇華院・イナバです。よろしくお願いします」

幽「突然だけど妖夢は大丈夫かしら?あの子は半人前だから心配なのよね。見たところ妖忌が使えていたあの力も使えていないし」

鈴「あの力とは何ですか?」

幽「あの子は白楼剣と楼観剣を使っているじゃない?その内の白楼剣は妖夢の一族しか使えないのよね。その理由はわかる?」

鈴「なんでしょうか・・・すみません、わかりません」

幽「あの刀を持つこと自体は誰でもできるのだけど・・・刀の最大の力を出すことはあの一族の者だけなのよ」

鈴「なるほど・・・その力を教えはしないんですか?」

幽「教えるも何も私はその力のことをあまり知らないからね。なんか使えばすご〜く強くなることしかわからないわ」

ここで鈴仙何かを思い出す

鈴「まさかあのとき話していたあれは・・・!」

妖「どうかした?」

鈴「いえ、実はこの間楼観剣と白楼剣の手入れに行ったのですがその帰りに鍛治師さんから何かをみょんが言われていまして・・・」

幽「そのときのこと?それなら、おそらくその力について教えたんだと思うわ。自分で気づくことも大事だけど他人から素直に教えられることも大事だもの。そこを妖忌は勘違いして教えなかったのよ」

鈴「なるほど・・・」

妖「幽々子様。うどんげ。料理ができたよ。」

幽「あら、今日は何かしら。」

妖「今日は寒かったからお鍋です!」

幽「わーい!お鍋大好き!」

ドンッ

妖「それでは、いただきます」

鈴幽「「いただきます」」

幽「もぐもぐおいし〜」

妖「そういえばさっき2人で何か話していたけど何を話していました?」

幽「妖夢のことについてよ。あなたが一人前になれるようにね。」

妖「頑張ってはいるのですが…」

幽「でもある点では一人前とも言えるわ」

妖「なんですか?」

幽「人間関係ね。こんないい友達を連れてきて、私は嬉しいわ」

妖「幽々子様…」

鈴「そうよ、みょんは私にとって一番の友達なんだから!」

妖「ありがとううどんげ!」

幽「ウフフ。2人とも仲がいいのね」

妖鈴「「そりゃもちろん!」」

幽「本当に仲がいいのね」

笑い合う2人を嬉しそうに眺める幽々子

一段落つきましたしストックが無くなりそうなのでここで一度完結とさせて頂きます。博麗神社例大祭にも出す予定ですのでもし機会があれば見ていってくださると嬉しいです。

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