うどみょん小説
妖夢=妖,鈴仙=鈴,幽々子=幽,永琳=永,紫=紫,鍛治師=鍛,その他=他,てゐ=て,妖忌の人形=忌改,
さとり=さ,霖之助=り,咲夜=咲,文=文,にとり=に,椛=椛
鈴「喪心 喪心創痍」
妖「待宵反射衛生斬」
鈴「幻朧月睨」
妖「ふぅー、今日も特訓に付き合ってくれてありがとう鈴仙。」
彼女は魂魄 妖夢。ただの小さな可愛い子に見えるが実は白楼剣を受け継いでおり楼観剣と合わせての二刀流のれっきとした剣士だ。
鈴「いいのよ妖夢」
彼女は鈴仙・優曇華院・イナバ。ぱっと見ただの美人さんだがそのウサ耳は人間ではないことを主張している。
妖「やっぱりちゃんと大きくなりたいな〜牛乳もちゃんと飲んでるのに何がダメなんだろう」
鈴「身長には遺伝とかも関係してくるからね。その分丈夫な体になっているんじゃない?」
そんな会話を交わしつつ主人である幽々子のご飯を作っていく妖夢。庭師である妖夢だが実際はかなり多くの仕事を任されている。
鈴「しっかしあなたの主人はいっぱい食べるのね」
妖「幽々子様は食べるのが好きだからね」
鈴「お昼をごちそうになってもいいの?」
妖「うん!今日は特訓に付き合ってもらったからね。むしろ食べていって欲しいくらいだよ。」
鈴「じゃあごちそうになるわ」
妖夢が料理を運んできて、食卓に置き幽々子の食事量に驚く
鈴「まさかあの量を全部食べた上におかわりまでするとはね」
妖「幽々子様は食べるのがお好きだから」
鈴「そのレベルじゃないわよ!」
第一話:
ぴょこん!
鈴「あら、兎かしら?」
妖「可愛いねー」
鈴「私とどっちが可愛いかしら」
妖「それはあの兎だよ」
鈴「わかってはいてもちょっと傷つくわね」
妖「優曇華院は可愛いじゃなくてかっこいいからね」
鈴「そ、そうかしら」
妖「そうだよ鈴仙はかっこいいよ!」
またそんな会話を交わしつつ…
鈴「だけどおかしいわね」
妖「何が?」
鈴「この辺は迷いの竹林からは遠いから竹林の兎ではないのよね」
妖「ふむふむ」
鈴「ここは冥界よ?ただの兎が来るところじゃないわ」
妖「へー」
鈴「あんなところを歩いていたらあの食いしん坊に…消えた⁉︎」
突如消えた兎に驚く彼女ら
幽「妖夢―!今晩のご飯を見つけたわ!」
妖「ま、まさか?」
鈴「流石にそんなことはないわよ…ね?」
幽「今晩は兎鍋ね!」
妖「幽々子様―!その兎を離してください!」
幽「あら、もう調理するの?」
妖「違います!もとのところに返すんです!」
幽「えー鍋にしましょうよー」
妖「ダメです!」
そんなこんなで…
鈴「しっかしそんな簡単に見つかるものじゃないわよ」
妖「それでも探すよ!」
鈴「まあ好きにするといいわ」
妖「鈴仙は来てくれないの…?」
鈴「私は忙しいのよ」
妖「そうだよね…」
鈴「ハァー仕方ない、一緒に探してあげるわよ」
妖「いいの⁉︎ありがとう鈴仙!」
少々時が経ちまして…
博麗神社の霊夢「あー?私はしらないわよ。帰った帰った。その兎をくれるってんなら別だけど」
「そう、ありがとう」
霧雨魔法店の魔理沙「私は知らないぜ。そういえば兎の脚が必要だったんだよな!」
「あげないわよ!」
「えーケチだなー」
紅魔館の咲夜「あら、親切にどうも。ちょうど今日は兎の丸焼きにしようと思ってたところなのよね」
妖「だからあげませんって!どうしてみんなすぐ食べたり実験しようとするんですか!」
その後…
妖「なかなか見つからないね…」
鈴「見つかるどころか命の危機だったわ」
妖「そうだねー、てゐには聞いた?」
鈴「迷いの竹林には落とし穴も多いのよ。そんなところにこの兎を持っていったらどうなるか…」
妖「うーん。でも兎達をまとめてる、てゐならわからんじゃないかな?」
鈴「一応兎達のリーダーは私なんだけどね…」
妖「でも言うこと聞かないんでしょ?」
鈴「うっ」
妖「そういうことでてゐに聞いてみよー!」
しばらくして…
て「あっ!それうちの兎だよ!ありがとう妖夢!」
妖「いいよ別にー」
て「そもそも鈴仙は分からなかったの?」
鈴「いや、こんなたくさんの兎を把握してる訳ないでしょ!」
て「私はわかるよ?」
鈴「うっ、」
て「だいたいそんなんだから兎達にリーダーとして認められないのよ」
鈴「兎達の顔を覚えるようにしてみるわ」
て「そうしてよ」
なんやかんやありまして…
妖「いやー結局見つかってよかったねうどんげ!」
鈴「あら?『うどんげ』?」
妖「うん!うどんげ!」
鈴「鈴仙だと何も感じなくてもうどんげだとなんだかいいわね」
白玉楼に帰ってきまして…
妖「あれ?幽々子様は一体どこに?」
鈴「あ、あれじゃない?」
妖「幽々子様!またみょんな所にいて…」
鈴「妙とひょんが混ざってるわ。なんか可愛いわね」
妖「うぅぅ」
鈴「みょんちゃん!」
妖「むー」
鈴「アハハ、ごめんごめん妖夢」
妖「別にいいけど…」
鈴「じゃああなたはこれからみょんね」
妖「みょん!」
鈴「ウフフ、何よそれ」