田舎の実態。
父の実家は長野県長野市、住所こそ県庁所在地だがとんでもない田舎なのですよ。旅行ついでに久々に立ち寄ってみました。
前回の訪問は10年は前になろうか、子供の頃の記憶と全然違う光景に驚愕したものです。
車で同行した夫に「小中学校は昔ながらの木造で〜」と説明してる側から見えてくる鉄筋化された校舎。
「この辺りの家は昔の農家の茅葺き屋根をトタンに変えた感じで〜」と指差す先にはお洒落新築。
「みんな農家で、それ以外は何もないよ〜」どっかの会社が参入してたり。
なのに「ここから麓の集落が一望出来るんだよ〜」と向かった庭先は竹藪になってて何も見えなかったり。
まあ、まるで私が片っ端から嘘を吐いてるかのような変貌を遂げておりました。過疎には違いないけど、どうも国道脇の地域だからか長野オリンピック前後に開発されたらしく、人がいる場所については田舎なりに維持はされていたようです。
まあ、道路などは私が住む愛知県の平地よりはずっと早い時期に整備はされていましたね。でないと危険だよね。道を外すと即転落死ですから。
誰も住まなくなってどの位になるのかな。10年前には既に廃屋でした。
当主の伯父に跡取りがいなかったので叔母が婿を取って市内に住んでいたのに、婿殿が早くに亡くなってしまったんだよね。現在は家も朽ちてご近所に迷惑になるから取り壊されて、土地も無用だから売って、継ぐものはもう墓しかない。今は叔母が、いずれ従兄弟が墓守をするらしいけど、市外からそのためにだけ通うのも中々キツいだろうなあ。
家があった場所、砂利を敷いてたらしいけど、それに気付かない位草が生い茂ってました。
井戸と池は、水が湧いてる場所だけ残して埋まってました。昔は土にパイプを通して余った水を下の小川に流してたけど、今はパイプを外して自然の小川みたいになってました。
裏山に続く道は熊笹が生い茂ってて必死に掻き分けないと歩けない。うちの山じゃないけど手入れ、誰もしてないんだろうなあ。
10年前にはかろうじてあった誰かの畑も、一帯が薄暗くなる程木がめっちゃ生えてる。野菜が育たない程痩せた土地なのに、訳の分からん木ばっかりが容赦なく繁殖してる。人がいないってこう言う事なんだね。
墓参りには無事に行けたのは良かった。墓までの道は通れたんで助かった。
うちの墓、苔生してるけどお花は新しかったんで、叔母がちゃんと見てくれてるんだね。ありがたいことです。
父はもう移動に何時間も掛けたりは出来ないので、私が変わって墓参り。と言っても苔を軽く取って線香と水を上げただけ。形式も作法もいい加減だけど、やらないよりはマシだと良いなあ。
次はいつ行けるんだろう。




