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Ghost agent  作者: かりぎゅら
2/3

惨劇のスタート

俺はゴースト(感染者)がFreeze bird の部隊が襲われてるいるのを静かに見ていた。

この街のどこかで唯が俺と同じように部隊がゴーストたちに襲われているのを見ていると願った。

さっき締め落とした奴からハンドガンとナイフ、アサルトライフルをもらっていった。

ついでにカバンも、もらっていった。

防弾チョッキももらおうかと思ったがたぶんサイズがあわないだろうと思い

置いてきた。

まぁ、ゴーストに撃たれることはないだろうと思ったのもその理由の1つだ。

あ、そうだ澪姉に電話しないと

とりあえず電話した


プルルルル...


プルルルル...


「快人?無事なんだね?」


「うん、無事だよ。」


「唯ちゃんは?」


「今から探す。」


「彼女なの?」


「違うよ!」


「じゃあ今日告白しようとしてたとか?」


「え?いやぁ~それは~...」


「図星だね!」


「うるせ!」


姉というものはなぜこうも簡単に心の中を読めるんだ...

小悪魔だな


「今そっちに警察と消防隊と救急車が向かっているそうよ。」


「わかった。ありがと。」


「どういたしまして。」


「澪姉の方はなんともないの?」


「こっちはまだなにもないよ。でも外出しないようにってスマホに緊急メールが届いた。」


ここしか被害がないのは不思議に思ったが無事ならいいだろう

このあとなにもなければいいが...


「そうか。じゃあ探してくる。」


「気をつけてね!」


「うん!」


電話を切った。

さぁ探すか...

この街はまぁまぁ狭いから見つけれるならすぐに見つかるはずだな。

ゴーストもフリーズバードもいないことを確認して、俺は街に出た。

たぶん大きい声をだすとゴーストが戻ってくるだろうからできるだけ声を出さないでおこう。

唯の家までは今いるところから4ブロック先まあまあな距離だ。

でも、一直線なだけましか...

駆け足で唯の家まで向かった。

唯の家に着くまで街の光景を見ていた。

残酷な世界が広がっていた。

まるで一切時間が動いていないようだった。

とても静かだ...

世界が終わるのか?とまで思うほど悲惨な光景だった。

家に着いた。

小声で


「唯?いるか?」


と話しかけた。がれきに埋もれているというめんどくさい状況は考えたくなかった...

今はあまり体力を消耗したくない。

もし何かあった時なにもできなくなるからだ。


「唯?助けにきたぞ!」


「...んっ...」


「唯?唯なのか?」


今確かに声がした!

お願いだ!生きていてくれ!


「...快人君?」


「唯!そうだ!俺だ!」


がれきに埋もれている考えたくないしんどい状況だったが、

生きていてすこし落ち着いた


「がれきが邪魔で動けないの。」


「今助けてやる!」


よかった!生きていた!

助けたら告白しようと思ったがそんな状況ではないと思った。


「あああぁあぁぁぁあぁあぁあああ」


おいおいおいおいおいおいおい

いまこんな時にゴーストかよ!

なにもなければいいなぁ~と思ってたのに!

フラグ回収係だな

俺は一旦逃げようとしたが、がれきに足を引掛けこけてしまった


「や、やばい!」


ゴーストの動きは思った以上に速かった。

ゴースト俺の上に飛び乗って噛みつこうとしてきた。

とっさに左手をだした。

ゴーストは左手に噛みついた


「くっそ!痛い!」


俺は右手でナイフをとりゴーストの首を刺した。

ゴーストの首から血が噴き出ていた。

それでもゴーストはなかなか離してくれない。


バンッ!


銃声がした

そしてゴーストは頭を撃ち抜かれた。


「大丈夫か?快人君。」


なぜ俺の名前をしっているんだ?

そう聞こうかと思ったが

唯を先に助けないと!と思い


「あの、ありがとうございました!えっと...友達ががれきの下にいるんです

 助けてもらえませんか?」


「ああ、わかった。急ごう!ゴーストが来る!」


「唯?戻ったぞ!」


「大丈夫なの?」


「人の心配より自分の心配を先にしろ。」


「いくよ!せーのっ!」


ガラガラ...

体力はあまり消耗しなかったな


「あ、ありがとう」ございます。助かりました2人のおかげで!」


「あの?なんで僕の名前を知ってるんですか?」


「ん?そのことは後で話すよ。怪しいものじゃないよ!君たちを助けに来たんだ。」


「唯?と言っていたね。」


「はい、河野 唯です。」


「君は拳銃を使えるかい?」


「い、いちよう使えます。父が軍人で海外に行った時に何度か撃たせてもらいました。」


え!銃つかえんの!という驚きがあった。

あ、そうだ澪姉に電話しないと!


「澪姉!唯が見つかったよ!無事だ!」


「よかった!あんたは?」


「腕を噛まれた。」


「大丈夫なの?」


「うん、たぶん」


たぶんと言ったが内心もの凄い不安だった。

激痛だ。


「家に戻ってきたら?」


「わかった。そうする。」


電話が切れた


「あの?家に帰ろうと思います。」


「僕も行っていいのかな?」


「たぶんいいと思います」


「唯、行こうか」


「うん」


帰りは特に何もなく帰れた

まるでさっきのことが嘘のようだった。


「澪姉?ただいま!」


「快人!よかった~無事で!唯ちゃんも!」


「大変だったよ。」


急に俺たちを助けてくれた人が話しだした。

しかもなれなれしく。


「笠野さんもありがとございます。」


「澪姉しってるの?この人のこと。」


「僕は『笠野 秀太(かさの しゅうた)』だ。よろしくな。」


何者なんだ?この人は。


「快人その武器どうするの?てかなんも言われなかったの?」


「言われなかったよ。まず誰とも会ってないし。みんな家の中だよ。」


「そうか、そうだったね。」


安心して話していると全員の携帯からアラーム音が鳴り響いた。

画面を見るとそこには、


「ミサイルが上空を通過します注意してください。」


jアラートだ。


ゴゴゴゴゴゴゴッ


もの凄い音を立てて北側に消えていった...

と、思いきやもの凄い爆発音がした


ドォーーーーーーン!


ここまでは被害はおよばなかったようだがとても心配した。

なぜなら向こう側にはたくさんの友達が住んでいるからだ。

澪姉がテレビをつけた。

ニュースだった。


「速報です。ただいま○○県○○市にミサイルが落ちたようです。

 現地からの中継です。」


中継?なんで中継なんてできるんだ?

ミサイルが爆発したんじゃないのか?


「こちら○○県○○市からの中継です。

 ミサイルは爆発したようなのですが、

 霧のようなものが出ているとの情報です

 こちらでは...

 うっうぁ!やめろ!く、来るな!

 ぎゃやーーーーー!」


中継は切断されたニューススタジオの画面に戻った

キャスターは青ざめた顔で


「申し訳ございません映像に不適切な表現が含まれました。」


俺は察した。

感染が以上に早い。

五日後に攻撃的になるはずだ。

だが今のはものの数分でゴースト化していた


「な、なにこれ...」


唯が怖がっていた。


「大丈夫だ!今怖気ずいていたらなんもできないぞ。」


慰めになったのだろうか?


「そうだね。」


本当に世界の終わりが見えてきた気がする。

Freeze birdのしわざだろう。

いやまて、Freeze birdにここまで大掛かりなことができるのか?

裏で誰かが糸を引いているのだろうか?

世界政府?

民間軍事会社?

謎は深まるばかりだが、

とりあえず俺はみんなと一緒に生き残らなければならない

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