ごあいさつ
このアンソロジーはポイント評価の事情により一度削除したものを再び投稿したものです。アドレスには古くなったものも含まれますのでご注意ください。
初めましてでしょうか、お久しぶりでしょうか――『この謎が解けますか? 2』はその名の通り「謎」すなわち「ミステリ」を前面に押し出した、大和麻也主催によるアンソロジー企画の第二弾となっております。
参加者から集まった各短編の前に、少々大和麻也のごあいさつにお付き合いください。
前に述べたように、『この謎が解けますか?』は今回で二つ目のアンソロジーとなっております。そもそもこのアンソロジーは、ミステリという小説のジャンルに抱かれがちな、堅苦しい、難しい、といった先入観を取り除くべく企画されました。様々な形で「ミステリ」をお届けすることのできた第一弾の好評に伴い、さらなるミステリの普及を目指したものが今回の『この謎が解けますか? 2』です。参加者数、作品数ともに増え、前回より飛躍したアンソロジーをお届けします。
また、今回は共通したテーマに「コンビ」を加えました。
ミステリ人気の火付け役となった『シャーロック・ホームズシリーズ』においても、主人公ホームズとワトスンのコンビネーションは、発表から百年が過ぎた現在でもなお魅力的です。どんな世界にも、どんな小説にも、ミステリに立ち向かう人々の「絆」があります――ミステリとは切っても切れない物語をお楽しみください。
第一弾、第二弾ともに「謎」がちりばめられているのは、ファンタジーや学園ものといった作品です。隠された「謎」の難しさ、ギミックは作者それぞれ。「謎」は手に取ってみなければ、もはや「謎」ですらありません。まずは「謎」に直面して、考えることで、「謎」は無限の楽しみを提供してくれることでしょう。ぜひとも、その謎の真相を解き明かしてみたくなるようなお気に入りの短編を見つけてみてください。
では、参加した一九人のユーザと、その三五作品タイトルを紹介しましょう。
■藍郷田ゆか http://mypage.syosetu.com/308344/
『霞み』
■井鷹 冬樹 http://mypage.syosetu.com/215331/
『ツインズ《問題編》』
『ツインズ《解答編》』
■稲葉孝太郎 http://mypage.syosetu.com/306021/
『将棋指しは奥山越えの夢を見るか?(暗号出題編)』
『将棋指しは奥山越えの夢を見るか?(棋譜並べ編)』
『将棋指しは奥山越えの夢を見るか?(解決編)』
■裏山おもて http://mypage.syosetu.com/335838/
『たこ焼きひと船五百円』
■奥田光治 http://mypage.syosetu.com/332223/
『隠蔽凶器 第一章「冤罪事件」』
『隠蔽凶器 第二章「同一凶器」』
『隠蔽凶器 第三章「最終推理」』
■枯竹四手 http://mypage.syosetu.com/326240/
『カニバル・ゴーメット氏来りて曰く 前』
『カニバル・ゴーメット氏来りて曰く 後』
■くねくねせぶんす http://mypage.syosetu.com/397042/
『怪盗ゴエさんの恋愛相談』 全三話
■小虎 冬 http://mypage.syosetu.com/340547/
『僕は愛を持たない』
■珊瑚 http://mypage.syosetu.com/250429/
『冷たいデザート』
■末吉 http://mypage.syosetu.com/185204/
『楽しい話』
『感服する話』
■すのーそんぐ http://mypage.syosetu.com/356270/
『トラブルランチ』
■瀬川コウ http://mypage.syosetu.com/434324/
『パラドックス=ライフ』 全三話
■中條利昭 http://mypage.syosetu.com/384101/
『ギター殺人事件』
■長沢直樹 http://mypage.syosetu.com/396681/
『神父様が見てる』
■平松 http://mypage.syosetu.com/393967/
『G線上の有田』
■六車むつ http://mypage.syosetu.com/321490/
『Odi et amo』
『ヘンペルのカラス』
■山本正純 http://mypage.syosetu.com/234980/
『殺人クイズ』
『サムシングフォーの殺人』
■ヨゾラ http://mypage.syosetu.com/404392/
『文化祭二週間前の出来事』 全二話
■大和麻也 http://mypage.syosetu.com/293149/
『彼女はスマート、彼はスイート』
『赤の放火事件』 全二話
惜しいことに、このアンソロジーはしばしばタイトルが間違われます。『解けるか?』だったり、『解けるかな?』だったり――主催者としましては、アンソロジーの作品やミステリというジャンルのみならず、このアンソロジーそのものが皆さまの心に残って、やがては第三弾、第四弾と続いていってほしいと願います。
最後に、企画に賛同くださった参加者および応援してくださる読者の皆さまにお礼申し上げます。
ごあいさつが長くなりました。
これより、本編です。不可思議で読み返したくなるような魅力を持った「謎」が待っていることでしょう。
企画・編集 大和麻也
***The First is:『たこ焼きひと船五百円』




