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夏生詩集2

心震わせて

作者: 夏生

まっすぐに

まっさらに

響く声


清らかに

優しく

瑞々しく


色艶に

煌めいて


心震わせて

消えていく


幻のような

切なさに

これも(うつつ)

果てない喜びに満ちて


寄り添い

溶けて巡り

力となり、血となり


明日を生きる意味を

つかの間の絶対に

見いださせてくれる


歌声は、


儚く力強く

優しく

心跳ねてゆく


人の美しさの

断片を垣間見せてくれる


心から絞り出された

痛みも苦しみ

かなしみ

喜び、楽しさ


ひとつの歌声の中に

麗しい表情を浮かべながら

聞く者の中に

ゆっくり溶けていく

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