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〝天使〟  作者: 真宮傑
8/8

7.すべての祝福を

気づけば最終投稿から約1年……。他の作品に埋もれ、今まで眠りについておりました。この度無事に完結いたしました。

追いかけて追いかけて

もう何を追いかけているのかわからなくなっていた

それでも必死に追いかけ続けた


そして小さな天使がみつけたのは大きな光


その眩しさに驚いて目を閉じてしまいました

明るい暗闇の中聴こえて来る複数の音

小さな天使は見えぬ恐怖と光への好奇心でいっぱいでした


聞こえてくる複数の音

でももっとよく聴いてみると一際大きな音が聞こえてきました

その音はとても心地よく小さな天使の心を満たしました


大きな音の他にゆっくりとゆられる感覚

そこはまるで揺り籠のような穏やかさで

小さな天使はいつの間にか眠りにつきました


小さな天使は眠った後、大事に一つの石を握りしめていました

小さな手でしっかりと握りしめて

まるでそれがたったひとつの宝物のように大事に握りしめていました


小さな天使は夢の中で一匹の狼と再会していました

狼の体は乾き太陽の匂いがしました

狼はゆっくり近づき小さな天使の体を優しく包みこみました


眠る小さな天使の体に一輪の花が芽吹きはじめました

唯一の色はなく無限に広がる色の蕾

花が綻ぶ一歩前で成長がとまりました


すると突然世界が動きはじめました

そこに痛みはなく不思議な柔らかさがあって

今までにない一際眩しい光にゆっくりと瞼をあけてみました


小さな天使を出迎えたのは祝福の言葉と優しい温もり

小さな天使はこの世に生を得たのです


「ありがとう」


意味もわからないその音は

小さな天使の心にいつまでも美しく咲き続けました





花は命となり、

狼は力となり、

石は意思となり、

揺り籠は居場所となり

光は希望となり、

最後にこどもとなって小さな天使はたった一つの宝物を手にいれました。



長い時を経て完結したこの作品。


今までありがとうございました。

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