gea of destiny 探索
デ「はっはっは、お久しぶりです、ちょっとさぼっちゃいました」
ゼ「さぼりすぎだ!!」
デ「まぁまぁそんな怒らないで」
ゼ「毎日毎日睡眠時間削ってゲームばっかやりやがってよ!あげくに学校までさぼる始末、やりすぎだ!」
デ「もうプレイ時間80時間越えたからそろそろ続きを書こうと思ってな」
ゼ「発売してから十日ちょいで80越えかよ……」
デ「基本全作そんなかんじだ」
ゼ「……駄目作者」
…………長い!あれから何時間経った?どう考えても忘れてるとしか思えないんだが!さっさと準備をしろって言ったわりには俺がいつもの十分の一程度の速さで行動してもまだ時間が余ってるぐらいだぞ?
「早かったわね」
なんてことを考えていたら後ろから声が聞こえてきた
「そうだった?」
ついさっき来たところだ、と言わないのは俺なりの抵抗
「それより、早く街を案内してあげるわ」
「ああ、頼むよ」
エレスナーグが門番に門を開けるように言う
「………へぇー」
門から城の外に出る
そこには如何にもRPGにでてくるような街だった
空の色は灰色で、太陽が陰も形もみえないことを除けば
「………何つーか、思ってたより普通だな」
「そうなの?」
「俺の想像ではゴツゴツした岩に家を創って、その岩のてっぺんからマグマが流れてるってイメージだったから」
「ふふっ、何そのイメージ?」
「意外と普通の街だったな」
「悪魔に対してのイメージ、かわった?」
「うん」
「っと、まずはここ」
屋根にとてつもなくでかい牙が乗っかってる建物に来た
「………」
「早くはいるよ」
「あ、ああ」
建物の中にはいると酒場のような場所だった
「ようこそ『悪魔達の眼』へ。あら、新人さん?」
「どうも……」
「此処はギルドよ」
「ギルドか……」
依頼人の依頼を請けて盗賊や魔物を倒したり、道具や武器なんかを納めたりするのか?
「私はメトリア。悪魔達の眼の受付をしてるわ」
「はづk………ゼレカです」
あぶねぇ……本名名乗るとこだった
「ゼレカ君、ね。貴方、どこかのギルドに所属してる?」
「いえ、無所属ですけど……」
「だったら、悪魔達の眼に所属しなよ」
………人間が入ってもいいのだろうか?
「あれっ?」
俺が入っても大丈夫かエレスナーグに聞こうと思ったら姿が見えない……
「どうしたの?」
後ろから声が聞こえる
「なんでもないよ」
『君を探してた』なんて言えないさ……
「どこ行ってたんだ?」
「いろいろあるの」
「そうですか。それより……」
「入らないの?」
「ギルド?」
「入っておいて困ることもないし、むしろ入って損をするってことはないわ」
「そうなのか」
後ろを向いていたからもう一度後ろを向く
「入る?」
「はい」
「わかったわ。………はいっ、後はそのギルドカードに名前を書いて」
「………随分簡単な手続きだな」
ゲームと同じくらい早いぞ?
「書きました」
「じゃあそのカードが貴方の証明書だから」
「はい」
「登録はおわった?じゃあ次行くわよ」
デビルズアイから出る
「どうだった?」
「んー、まぁ普通にギルドだった」
「ギルドだもん」
「そういえば聞いてなかったけどデビルズアイは何のギルドなの?」
「基本『何でも屋』。特にこれと言ったかたよりはないわ」
「便利屋ってことか」
「そういうことね。次はここよ」
「武具屋?」
………俺に武器も防具も必要ないんだけどなぁ
「そういえば貴方、武器や防具はどうしてるの?」
「………造ってる」
「造るって、鍛治屋だったの?」
「いや…………想像で」
「…………」
「…………」
絶対病んでるって思われてるよ。少なく俺だったらそう思うね
「……本当だよ?」
「………そうなの?」
「じゃあ今から造るから見てて」
何を造ろうか……
あんまし弱い武器だと『造れても使えない』と思われたくないしな
刀身が蒼く発光して、水の属性を付与した刀………
「…………っと、ほら」
「ほ、ホントだ。どこからか取り出したわけでもないし、ホントに造ったんだ……」
「一応属性も付けたし、魔力もまぁまぁ込めたからそれなりの性能だと思うぞ?」
「へぇ……」
そんなに驚かなかったな……。もっと驚くと思ったんだが
「それなら武具は必要ないわね。後は装飾屋でも…」
その時、激しい轟音と吹き飛ばされそうな風が吹いてきた
「きゃっ!?」
「くっ!」
………収まった、みたいだ
「なんだ今の?」
「鬪技場のほうから……まさか!!」
「あっ、おい」
彼女に何か心当たりがあるみたいだったから後を追う
エ「そういえばこの時が初めてのデートだったね♪」
ゼ「そうだな。そして初めて弄られたのが顔合わせた直後だったっけ」
エ「そうだった?」
ゼ「俺と目が合ったら『眼中になんかありません』みたいな目をしてたぞ」
エ「あははは……」
ゼ「あの時から『この娘ドSかもしれない……』って思ってたけど、ドではなかったな」
エ「そう?いじめるのが好きだけど」
ゼ「……(アルコールを摂取したら一切そんなそぶりは見せないけどな)ボソッ」
エ「?」