表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/136

gea of destiny 主の問題

早いところいつもの日常編に戻したいです

「…………昨日の部屋の隣だったよな」


俺に与えられた部屋から昨日の部屋に向かう


「………『玉座の間』、ここか」


扉を叩こうとする


………ん?


「もう一度言ってみなさい!!」


「だから、『赤の宝心レッド・ハート』をとって来たら女を下さいって言ったんですよ。それともお姫様、あんたが相手をしてくれるか?」


「マローニ様、誰に口を聞いて…」


「俺は魔界連合軍結集組織『空撃部隊』隊長だぞ?そっちこそ誰に口を聞いてるか分かってるか?」


「くっ……」


「いい、ソル」


「わかりました……」


「マローニ、一応あなた達は私の部下。それだけは覚えておくこと」


「へっ、はいよ」


「報酬の件も考えておくわ」


「おっ、期待してもいいってことか?」


「それは働き次第」


「ならさっさと『赤の宝心』をとってくるさ。というわけで行くぜ」


扉が開く


「ん?誰だお前?」


「……」


「ああ、お前が例の『救世主』か。へっ、弱そうな奴だぜ」


「……失礼する」


扉を閉める


「ああ、いらっしゃいましたね」


「一応はようこそ」


「……どうも。それで、俺はどうすればいい?」


「話しが早いのね。まぁいいわ、とりあえずあなたには『赤の宝心』をとってきてもらいたいの」


「それは何処で手に入るんだ?」


「『レッドファング』という魔物の体内にあるわ」


「わかった」


さっきの奴と同じ仕事か


後ろを向いて扉に向かう


「待って」


「………何か?」


「あなたは報酬をよこせとは言ってこないのね」


「………興味ないからな」


「そう」


扉を開ける


「……な……と」


「?」


扉の向こうでエレスナーグが何か言っていた気がした


――


そういえば『レッドファング』というのは何処にいるんだ?


自室まで来て思った


まぁいいか……


外に出よう


……………外はどっちだ?


「あのー……」


誰かに後ろから声をかけられた


「……何か?」


「もしかしてお客さんですか?」


「……そんなところかな」

「あっ、やっぱり!はじめまして、私クレアと言います!わからないことや不便があったら何でもお申しつけ下さい」


………声が大きい


まぁ、こいつに聞いておくか


「………なら、『レッドファング』は何処に行けばあえる?」


「レ、『レッドファング』!?何しに行くんですか!?」


「………『赤の宝心』をとりに」


「『赤の宝心』ってことは姫様の頼みですか。それならこの城の裏口から出たところの荒野を真っ直ぐ行った森にいますよ」


「………そうか。後もう一つ、裏口って何処だ?」


「裏口はそこの階段から下の階に行って右側に進んだところにあります」


「………ああ、助かった」


「いえいえ、これが私のお仕事ですから」


クレアと名乗った女性とわかれて階段を下り、裏口に向かった

ゼ「あはは、全く今と雰囲気違う……」


エ「お互い暗いね」


ソ「二、三ヶ月前の出来事ですよ?」


ゼ「そうか、まだそんな……と言っても魔界こっち下界あっちじゃ四倍ぐらい時間の進み具合が違うから俺の感覚で一年は経ったかな」


ソ「一年ですか……人間の体感速度は早いですね」


ゼ「悪魔(魔神)になっても体感速度は変わんないけど」


エ「あっ、そっか。この頃のゼレカはまだ人間だったんだよね?」


ゼ「そうだよ。『あの時』から魔神になったんだから」


エ「『あの時』か。客観的に見てみたいな〜」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ