gea of destiny 準備中
今日の天候の変わりやすいこと……
「………」
まだ薄暗い……
「……『想像創造』でも試してみるか」
柄の青い剣を想像する
刃、鞘、形、色、重さ、必要な情報を想像して意識を集中させる
「……できた」
想像した通りの剣が創造されていた
「……便利な力だ」
他にも武器を造っておこう
そして次に先端の黒い槍を想像する
必要な情報を想像した後、先端の方に水のイメージを付け加えてみた
「………水の魔力が宿った槍か」
後は消耗品として剣を五本程造っておこう
如何にも普通の剣を造った
「次は魔法を試すか……」
手に力を入れる
……何も起きない
「詠唱でもいるのか?」
そんなもん知らないぜ……
「……魔法は後回しにして、もっと武器を造るか」
――
………で、これ何処にしまうか?
間に合わせで剣が五本、槍が一本、短剣が十本、銃が四丁
魔力を込めて造ったのが闇の剣、水の槍、炎の短剣、風の銃
普段つかう予定の青い剣、刃を増やした短剣、少し長めの紅い短剣、黒い杖
「……こんなに持ち運べないぞ?」
ん、そういえば『空』って空間のことだよな
魔法はつかえなくても杖に『空』を付与すればいいんじゃね?
黒い杖に異空間をイメージする
「……できた」
振ってみると空間が割れた
その中に普通の短剣をいれてみる
もう一度杖を振る
空間が消えた
違う場所でまた杖を振る
割れた空間の中に手を入れる
すると短剣があった
「これは便利だな」
その中に普段つかう武器以外を入れる
杖を振る
「……服もこっちの世界っぽいのにしておこう」
今の俺は制服のままだ
死んでから着替えるあれも無かったからな
確か、周りのやつらはローブを着てたからそんなかんじの服がいいのか
俺は羽織るタイプの黒いロングコートと青いトップス、黒いボトムスを想像する
ある程度の衝撃は和らげるように属性を指定しないで魔力を込める
「こんなもんだろ」
今着ている服は異空間に入れて、創造した服を着た
腰に剣を差してコートの内側に二本の短剣を入れ、ボトムスの足の部分に杖をしまう
「……そろそろ行ってみるか」
デ「お前しかでてねえ」
ゼ「そうだな」
デ「このまま語らせると一人で喋る危ない子になるから…」
ゼ「誰が危ない子だ!」
デ「とは言ってお前これみよがしに部屋で一人喋ってたよね?」
ゼ「!!」