表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/136

魔神の姿・狂気 Sad king

番外編企画中

エレスナーグvision



カキン!


「ゼレカ……」


ゼレカは今、天使ときりあっている


なにを話しているのかはわからない


ボワァ!


「!!」


突然、大きな炎が燃え上がった


多分ゼレカの魔法だと思う


シュワっ


今度は白い煙りがでてきた


煙り、じゃなくて蒸気かな?


「あっ……」


あれ『ランサー・ソロ』だ


じゃあゼレカが勝ったってこと?


そんな私の考えをあざむくように手がのびる


ガン!


「え?」


ゼレカが吹き飛ばされた


ガシッ


「あっ!」


結界が消える



何が起きたのか意識がついていけない


だめ……


冷静にならなきゃ……


ゼレカが負けるわけない……


うん……


大丈夫……


落ち着いたみたい


でも、落ち着きを取り戻した私の前には光が射していた


「………っ」


驚きで言葉がでない


逃げることはできない


間に合うわけがない


「ん……」


咄嗟に目をとじた


「………ハハッ」


…………


……………?


あれ?


何もおこらない


おそるおそる目をあけてみる


「フフッ」


ゼレ……カ?


!!?


あの姿!!


「ゼレ…」


「アア、心配すんなエレス。すぐ片付けてやるからよ」


「あっ……」こっちを見たゼレカの目……


『紅』かった……


いつもの目じゃない……


血に飢えた吸血悪魔(私達)みたいな、目……


もしかして……


『魔神化』……でも、あれは使わないって言ってたのに……


「久しぶりだなァ、ヴァジラ」


「あぁ?何言ってんだ」


「オマエと会うのは『あの時』以来だろ。オマエラが俺達を殺した時、な」


「……狂ったのか?」


「アハハ、どうだろう?オレはどうなったのかなぁ?」


「………」


「マァイイサ、話しを戻そう。マエから聞きたいと思ってたことがあるんだテンシサマ」


「聞きてぇことだと?」


「俺のムネを貫いた感触、どうだった?どんな気分だった?」「ハハッ!そうかよ!!なら答えてやるよ!とっても気分良かったぞ?弱ぇ人間でも、あんだけ一方的に斬れれりゃあ最高だったぜ!」


「だよな!ヤッパリそうだよな!いやー、よかった。俺と同じ考えみたいで」


「はぁ?」


ガシッ


「俺にもやらせろよ。心臓ムネを貫く感触、考えただけで心躍るゼ」


………違う


……こんなの


……ゼレカじゃない


「っ!」


「サヨナラだ、ヴァジラ!」


「ゼレカ、やめて!!」


パリン


「あ………」


剣が、折れてる?


「やれやれ、全く君は手がかかるね」


「お前が余計なことしたからだろ……」


「おや?噛み付く気力も無いのかい?」


「………くそっ」さっきまでゼレカが刺そうとしていた天使の他に、もうひとり天使がいた


「やぁゼレカ。『その姿』になったんだね」

デ「やぁみなさん。しばらく本編で出番がないので集まってもらいました」


メ「そうなの?」


アラ「まだ出番がないのね」


アス「それより、あの後のゼレカさんとエレスが気になります〜」


ベ「……俺も気になる」


デ「はっはっは。見事意見が分かれましたね。というよりもリリード兄妹は自分の出番そっちのけで本編が気になるなんてどうなんだ?」


アス「別に心配なんてしてませんよ?」


ベ「……俺が視点の過去話があるからな」


デ「おおっと、爆弾発言。なら話題を変えて、本編いまの時間はみなさんは何してました?」


アラ「さっきの話しを詳しく聞きたいけれど、私は自分の魔界で人探しをしてたわよ」


メ「私は魔王の仕事をしてたわ」


ア「お兄ちゃんと遊んでた!」


ベ「……アスタノトと遊んでた」


デ「わぁー、性格がでますね。あとリリード兄妹はもう少し魔王という自覚を持ってくださいね」


ベ「……あいつらだって似たようなもんだろ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ