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幸福物質

今回は早く書きたかった話です


本当はもっとピンクムードにしたかったんですが、自分の文才のなさが災いして温めになりました。


それでも一応ピンクです。

苦手な方は御注意ください

とりあえず今、俺は城の中に戻ってきた。


服は魔物の血が、髪は人間達の血で真っ赤になっている。


その格好のままで俺は玉座の間にきた。


理由は簡単。早くエレスに会いたかったからだ。


そして、俺は、扉に手をかけた。

「ただいま」


「ゼレカ〜!!」


「っと。待たせちやったね」


「もっと早く帰ってくると思ったのに〜」


「ゴメンごめん」


「ゼレカ。早く〜」


?俺はなんのことか分からなかった。が、


「ああー。でも、シャワーを浴びてからね」


「シャワー浴びるの?だったら私も…」


「却下」


「即答!?」


「いや、普通にまずいだろ。一緒は」


「ムゥ〜。大丈夫だよ」


「はいはい。とりあえずシャワー浴てくるから」


「あっ、ゼレカ!!」


ガチャン


エレスが何か言い終わる前に俺は扉を閉めた。


ドアの中


「ふふふ。ゼレカ、覚悟してなさい」


ドアの外


ゾクゾク!!


今何か悪寒がした……気がする。


「………さっさと入ってくるか」


―――今おもえば、この時に対処しておくべきだった


脱衣所

此処は魔界だけど、血のシャワーがでるわけでも、マグマの湯舟でもない。


俺が創ったんだが、普通の露天風呂と大差ない。


その露天風呂がエレスやソルにも人気だったという、ある意味衝撃だった事実。

なーんて思いながらコートを洗濯し、扉を開ける。


カラカラ


扉を閉めて、身体についた魔物の体液と髪についた人間の体液を洗いながす。


鏡をみると俺の髪が黒ずんだ赤から、漆黒に戻っていた。


チャポン


「ふぅー」


湯舟に入ると、つい声がでちまう。これはこの世界にくるまで、つまり殺されるまえからのことである。


それにしても戦闘のあとの風呂は気持ちいい。


チャポン


………今の音は?もしかしなくても……


「ゼ〜レカ♪あんまり遅いから入っちゃった」


……予想的中


「遅いって、入ってからまだ十分もたってないだろ?」


「?なんで後ろ向いてるの」


「なんでもなにも、タオルまいてないだろ」


「ふふふ、何言ってるの。ちゃんとまいてるよ?ゼレカのエッチ」


「!!」


落ち着け。落ち着け俺。ここで洗濯をミスったら………って選択をミスってる!?


「それよりゼレカ。ここは温泉だから、ここのほうが飲みやすいよ」


「ああっ、それもそうか」

振り向いて『あれ』を飲ませる準備をした。

少し鼓動が高まったきがする。

本当にタオルをまいていた


「ゼレカ、顔が赤くなってるよ?」


「///何でもない」


そして、おれは……自分の指の皮膚を歯で噛み切った。その指をエレスの口に運んだ。


「はむっ♪」


「!!、くっ」


「チュッ、ハァ、チュッ、ンッ」


血を吸われてる時は、痛みを抑える為に快楽成分の含まれた唾液をだしているらしい。


その結果が今の状況


普通の露天風呂で今みたいなカップルがいたら、まず間違いなくピンクなことをしていると思われる。


「クチュ、ズチュ、ハァ」

吸血鬼にとって人間の血は最高の代物だから、血を飲んでる時はとても恍惚している表情だ。


「クチュ、……ゼレカ。もう止まっひゃよ〜」


「あっ、エレス飲み過ぎだよ」


「ゼレカの血だから、ック残したくなかったノ〜」


酔って潤んだ瞳。そしてここは露天風呂。もちろんのこと、入浴中なので(タオルはあるが)お互いなにもきていない。

……理性が音をたてて崩れるかもしれないが、


「だからって酔うまで飲まなくても……」

……それ程俺が好きならいいかな。


「俺もエレスのことが好きだよ」


「ふぇ!?」


そうして、俺はエレスと唇を重ねた


「チュク、ズルッ、ン」


「ゼっゼレカ!?今、わっ、私ゼレカと……。キュルーン///」


「おおっと」


倒れる前にエレスを抱えた

………………………………………………抱えた?


今改めて自分のおかれた状況を確認する


………どうすることもできなくね?


仕方ない。あんまりやりたくない手段だけど……


とりあえず、自分で手ぬぐいを創って、目隠しをした。


非常事態だから目隠しなんてしなくてもいいかと思ったが、本人の了解も得ないでみるのはまずい。


……エレスが起きてたら俺の目隠しをとってるだろうが、それでも了解をとらないことには自分からはしない………と思う。


理性が崩れなければな


その格好のままエレスの身体を拭く。


……今の自分を客観的にみると自分に、『どんなプレイだ!!』とツッコミたくなる。


自分の身体も拭き、新しい服を創造する。後は……


「おい、ソル。エレスのことを頼みたい………」


「はいっ!!わかりました!!」


言い終わるか、終わらないかの速さで来た。これで大丈夫だろ。


「ああ、エレス。今の貴方はなんて可愛いらしいのー♪♪服を着たら私の部屋に行ってあーんなことや、こーんなことをしましょ」


……………これはこれで別の問題が発生しそうだけど、勝手に入ってきたってことで


「それとゼレカー。明日にでも戦いの報告をしてもらいたいんですが」


「それなら今……」


「『明日』お願いします」

「……はい!?」


なんだ!?今の!恐怖以上の何かだ。

…………ごめんエレス。明日また血飲ませてあげるから。


そのまま俺は部屋に戻った

デ「書きたかった話がやっと書けました」


ゼ「遺言は一文だけゆるしてやる」


デ「ちょっ、ゼレカさん、穏便にいきましょうよ。お」


ゼ「一文おわったな。『深淵の槍』!」


デ「おっと。危ない危ない」


ゼ「ちっ。弱点を知ってたか」


デ「もちろん。真上までは居合がとどかない〜」


ゼ「まあいいさ。それより、こんな調子でいいのか?」


デ「そういうと思ってゲストをつれてきた」


ゼ「ゲスト?」


デ「エレスナーグさんで〜す」


エ「こんにちわ〜」


ゼ「!!エレス……」


エ「ゼレカ。あのタイミングで好きって言ってくれるなんて……私嬉しいです」ゼ「そっそうか///


エ「でも、あのままもっと『楽しい』ことができたらよかったのに〜」


ゼ(はははっ。それはそれで俺が困る)


デ「ふふふっ」


ゼ(ゾクっ!)


デ「エレスナーグさん。その願い叶えて差し上げましょう」


エ「本当にっ!!」


ゼ「まてっ。本編でそんなことやっていいと思ってるのか!!」


デ「確かに、『本編では』そんなことはまずい」


エ「そうなんですか?」


デ「だがっ!!『後書きなら』何をやっても許される。何故か?それは、『俺が作者だから』だー!!」


エ「すごいです〜!!ディンさん」


ゼ「ちょっ、待った!!」

デ「なんだ今更。せいぜい『遺言』とか言ったこと、後悔するがいい」


ゼ「なっ!!」


デ「エレスさんは、どんな罰が……間違えた。どんなことがしたい?」


エ「私はとことんゼレカを弄びたいです、ディンさん!!」


デ「クククっ。とことん弄ぶかっ。なら『チート能力封印して、女体化』がいいかな」


ゼ「考え直せディン、エレス!!それにいつのまにか仲良くなってるし」


デ「さ〜て(黒笑い)次回の後書きが楽しみだなぁー」


エ「私も楽しみになってきました」


ゼ「………俺は今すぐ『明日』を壊したいぜ。俺から全てを奪ったアイツに」


デ「シリアスモードになっても、無駄だぞ」


ゼ「ちっ」


デ「それでは……」


デ・エ『次回へー』


ゼ「次回よ。こないでくれ!!」

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